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表面上は控え目に見せながら、理屈に合わない自己主張を押し通す人、いるなぁ。しかも、本人は無自覚で、被害者意識があるから、救いようがない。そんな友人にイラつきながらも受け入れてしまう主人公に、さらにイライラしながら、一気に読んだ。
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こーゆー話は好きじゃないんである。
好きじゃないんだが、なーんか気になる。
怖いもの見たさ、みたいなノリなので、読みたいような読みたくないような。
なのでものすっっごいながし読みした。あまりダメージ受けない程度に。
鈴音の気持ちはよーく分かる。
現状にそれほどの不満があるわけではないのだ。
でも漠然とした不安がある。
覗くと底がない穴のような。
いきることわり。
自分の意志とは別に身体はその準備をし続けて。
まるであたりまえのように、子どもを生んで育ててる人たちを見ると、
そうじゃない自分がなにかチガウもののような気になる。
自分より大切なものなのだという。生んでみないと分からない、と。
それは誰もが思う感情なのだろうか?
ならばなぜその自分より大切な存在を自ら傷つける人がいるんだろう?
そもそも、1人で生きるのが苦しいこの世の中になぜ1人、その
大切な存在を送り出そうとするのだろう?考えれば考えるほど
そこが理解できない。
まあ、そのへんはこの作品の主題ではないわけだが。
その自分よりも大切な存在を結局水絵は手放すことになるわけ、だ。
正直、水絵みたいなのは嫌いだ。
母親としても友人としてもどうなんだ?と思う。気持ち悪い。
ハブラシの件はうっとなった。
でもきっと私も何も言えないだろうな、と思う。
困っているなら手を差し伸べたいと思うのは自然な気持ちなんじゃないかな。でもそこでどこまでできるかは本当に、難しいところだ。
ちょっとした人の気配にほっとする。
でものしかかられるとその重さに辟易してしまう。
正解など、きっとないのだろう。
見栄と偽善と真心と義務感と友情と。
湧いてくるものはさまざまで、そこからどう動けばいいかなんて判断つくわけない。
多分何を選んでも後悔するのだ。
これはどこに行きつく話なのか、とどうしても止めることができずぱらぱらと読み続けたのだが、
とりあえず、なんかちょっと救いっぽい感じはあったので、よかった。
けど耕太が水絵の救いにもなるのだとしたら
やっぱちょっとずるいよなーっと思う私は心が狭いんだろーなー。
あいださんの名言で「のにがつくとぐちになる」とゆーのがあったけど
ほんっとその通りなんだろーな。
なにをするにしても、相手に期待しちゃだめだ。
自分がしたいからする。したくないなら、しない。
それが一番シンプルだ。
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水絵があまりにも痛すぎる。
計算高くて、被害者意識ばかり強い。
子供をだしにする。
苦労しているのであろうことは分かる。
でも、自分より恵まれている(と自分で勝手に判断した)
相手に寄りかかって当たり前という姿勢がイヤ。
うまいこと利用されて追い出すに追い出せなくなっている
鈴音が気の毒でたまらない。
ラストに救いがあるのがせめても。
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鈴音と水絵、境遇が違って価値観も違う。
それで鈴音は悩むのだけど、ほとんどの人は鈴音と同じ意見じゃないかな。
でも鈴音の行動は理解できないけど。
いくら子供がいたって、たいして親しくもない人を住まわす必要はないかと。
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がっかりです。次に続く面白みがなくただただ女二人の…いや主人公の主観のみで進んでいく感じ。ありがちな話すぎて広がりを感じることがなく、それでも次には次こそは何かあると読み進んだけど、なにもかなった…。
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終始、いろんな意味でイライラする。
10年も会ってなかった友人の家に転がり込んで、しらっとしている水絵もイライラするが、それを断れない鈴音にもイライラする。
しかも、これと言う展開を迎えないまま、ラストに至る過程にもイライラ。
読後感がかなり悪い。
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なんつーか、最後の耕太が成長して会いに来て、無事に育っていて、それでようやく救われるような。水絵のように、DVで離婚して、子どもを引き取って、でも無職で、住むとこもなくて、ってのは今の日本じゃ珍しい話じゃないんだろう。恐ろしい。茉莉花の言った、母子家庭の貧困率は日本が先進国でワースト一位、ってのはほんとにぞっとする。独り身で、職に就いてて、収入も多分平均値よりは多くあって、という今の立場の私は鈴音のようにたかられるやもしれぬ。他人事ではない。恐ろしい。確かに子どもがいたら、私も追い出せない気がする。水絵はなぜ鈴音からは盗まなかったんだろう。なぜ盗癖があったんだろう。水絵みたいな女、嫌いだわー。やっぱ鈴音はお人好しだ。
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高校が一緒だった二人の人生が、ほんの少し交差して、また離れていく。
ほんの10日ほどの、でも、水絵や耕太にとって人生の分岐となった印象的な。
不安とイライラが続いて、最後、耕太の成長ぶりに、ほっとする。
水絵みたいな人も、鈴音みたいな人も、いるわー。
二人ともそう感じてしまう、リアルさ。
それがイライラの素なのかな。
微妙に遠慮しているから言い出せないことと、性格的に言えないこと。
お互いのその価値観がずれているから、かみあわない。
鈴音の方がわかりやすいし、働く社会ではこういったタイプとの出会いの方が多いと思う。
正直、たぶん私の周りには水絵みたいな人はいない。
PTAとかママ友とか、そういう社会で出会いそう・・・という勝手な印象がある。
ほんと、私の勝手な印象だけど。
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脚本家の鈴音は高校時代の友達・水絵と再会。子連れの水絵は離婚して、リストラに遭ったことを打ち明け、1週間だけ泊めて欲しいと泣きつく。
また違った雰囲気の作品を出してきましたね。
このイラっとする感じが最高にうまいとおもう。
ラストがよかったわー。
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身近にありそうな他人事とは思えない状況(主人公にしても友人側としても)に読んでいていっぱいいっぱいになりそうでした。
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この手のいやーな話の割にはすらすらと読めたし、それほど水絵にも嫌悪は抱かなかった。しっかし、面接に行った社長。その場で食事には誘わないでしょ。そっちの方がありえない!!DVとか離婚関係なく、そんな会社お断りです。鈴音がこんなに成功してなくてそこそこの地位で仕事してる女性だったらまた違う展開になったどう、とも思い。けど、よく考えて。水絵は結局、合鍵持ったままなのよね。そこの気味悪さなんて、考えなかったんかしら??いずれにせよ、後味は悪い。子供の話は必要ない。
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結局、灘さんとはどうなったのよ?
彼を水絵に取られちゃうのかと思ったのに。
もっと黒い展開になるかなと思ってたけど…
そうでもなかった。
一気に読んじゃった。
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水絵の不気味さ、特に歯ブラシの件は秀逸。
どこまで優しくなれる?とかそういう問題ではないように思うし、非常識と言われれば双方それまで。
最近、アラサー女性の嫌な面を描いた小説が他にも多いように思うのだが?
読んでいて、ずっと不愉快で腹立たしい思いをさせられるのに、最後までぐいぐい読ませるところは流石!
子供の無事な?成長があったラストがあってまだ良かった。
キリコさん、読みたいな・・・
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転がり込んできた学生時代の部活の友人と、その息子との話。
数週間の間の水絵と息子との生活を描いたものですが、息子が何年か経ってから訪ねてくるところが、人の主観ってわからないなと思った。
少なくとも息子のほうは、感謝の気持ちもあるし、自分が訪ねて行っても迷惑がられないだろうと思って訪ねて行ったと思うが、訪ねられたほうは居心地の悪さやもやもやした気持ちになるんじゃないかと思った。
「共有した人にわかる共感」を感じられるかどうかは、人の立場によって違う、共感できないこともあるということがあらためてわかった。
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あんまり腹が立つので一気読みしてしまった。小さい頃の性格は変わらないってことか(^^;; 子供が普通に育っていたのが救い。これで犯罪者にでもなってたら‥