紙の本
桜田門外の変
2012/12/22 07:25
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末編も21巻目を迎え、ついに桜田門外の変に至りました。いやあ、長かったなあ。
しかもこの桜田門外の変について、この1冊全部を費やして(いや、1冊では終わらない!)描いています。
学校の教科書に出てくる桜田門外の変は、単に大老井伊直弼が殺された事件としてしか書かれていませんが、これを読むといかに大変な出来事であり、話はそうそう単純なものでなく、時の人たちがいかに動いたのかがわかりました。特に、井伊邸と江戸城の位置関係や、事件が起きたあとの江戸城内部の人たちや周囲の人たちの駆け引き、さらに市井の人たちが事件の目撃者足り得たことなど、さながら現在の事件であるかのようにいつのまにか読んでしまいました。
このところ、話が細かくなりがちな「風雲児たち」だったような気もしますが、この1冊は久しぶりに読みごたえのある内容だったと思います。
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桜田門外の変の全容が
2015/09/12 01:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お面コレクター - この投稿者のレビュー一覧を見る
大長編の風雲児ですが、この巻だけ読んでも桜田門外の変の全容が非常によくわかります。襲撃シーンの臨場感はもちろん、逃げた家来の探索や道の掃除といった事件処理、直弼の首をめぐるやり取り・・と、何度も繰り返し読んでも面白く飽きません。
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桜田門外の変にほぼ一巻。そりゃあそうだ、一国の政治トップを白昼堂々と包囲して斬殺した集団テロ事件だもんなぁ。安政の大獄で反対派を弾圧しまくった反動とはいえ、この事件から、意に染まない政治家は暗殺してしまえばいいと過激浪士が跋扈する幕末が始まる。
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遂に、ついに、桜田門外の変です。チャカポンが死にました。おいらも歴史好きを自認しておりますが、ここまで詳しく桜田門外の変について書かれた物は見たことがない。映画の『桜田門外の変』にもここまでは描かれてなかった。もっとも、映画の原作である吉村昭の小説は読んどりませんが。ハハ ハ。面白いです。ホンマに
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そもそも「登城途中の駕籠を襲われる心配」など誰もしていなかった。
それ自体が前代未聞の事件だった。と言うことをじっくりと教えて貰った。
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詳細、桜田門外の変。
こんなに重要なイベントだったとは歴史の授業だけでは思いもよらず。
またギャグも忘れていない。凄い漫画だ。
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歴史ギャグ漫画をモットーとする本作品だが、桜田門外の変に始まる本巻はそのギャグもほぼ封印している。それほどまでに緊迫した場面の連続なのである。桜田門外の変前後の経緯については吉村昭の作品しか読んだことがないが、作者は実際に諸資料や現地も視察して独自の考察を行っている。文章よりも漫画の方が、むしろ細部まで忽せにすることができないのであろう。襲撃する水戸浪士たちと応戦する彦根藩士の死闘、事後処理をめぐる幕府、水戸藩、井伊家の虚々実々の駈引きが、まさに息継ぐ間もなく描かれる。水戸藩、彦根藩の激突を回避しようとする老中安藤信正の苦心にもかかわらず、復仇の念に燃える彦根藩士千余が江戸に向けて出陣、井伊大老暗殺によって幕末は回天の時代に突入する。次巻発売が待ち遠しい。
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歴史大河ギャグ漫画の51巻目(ワイド版としては41巻目、幕末編のみは21巻目)。
いよいよ桜田門外の変です。
しかも1巻丸ごと「実録!桜田門外の変!!」といわんばかりに描かれています。
もちろん、ギャグも織り交ぜながらですが。
しかも、桜田門外の変における騒動は終わらずに次巻に続きます。
このペースだとあと何十年かかるのでしょうか、と思いつつも、みなもと先生頑張ってくださいとエールを送りたいです。
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これはすごい。迫真のノンフィクション。緊迫の襲撃とその壮絶な顛末、さらに圧倒的な政治サスペンス。教科書じゃわからんわこりゃ。
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井伊直弼暗殺「桜田門外の変」を大特集。
コミケ民を彷彿とさせる武家マニアの姿で笑わせつつ、容赦なく惨殺シーンも描きます。(そしてそれを写メるマニア)←読んでなければ意味がわからないですね。
暗殺後の幕府や井伊家、その他大名家の、まさに「水面下」と言うにふさわしい騒動には感動さえおぼえました。
芸術の域にまで達した「腹芸」!「建前」!日本の伝統芸能ですわー。
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全巻ほぼ桜田門外の変の実況。「大老井伊直弼が水戸浪士の手により暗殺される」位の知識しかなかったけど、ただそれだけじゃないドラマがリアルに。西洋列強を間近にしながら、あやうく国内で内乱が起こるかもしれないギリギリの事態だったのね。。。
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実に細やかに桜田門外の変が語られている。事実とはこうだったのかと非常に納得。とてもリアルで怖いぐらいだった。
しかし当時の海外情勢や国内の政治情勢をよく理解できていない志士の原型の浪士を見るにつけ新しい体制を築き上げるのが情熱なんだ~とわかる気がする。
勉強になった。
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桜田門外の変についてこれほどまでに緊張感とリアルさを描けるのかと感心した。
いつものギャグ要素が時たま場違いに感じられるくらいだった。
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チャカポンがマミ 「巴マミられ」る。
作者が井伊大老のお付きの皆さんに対する、苦いタラレバ炒めを紹介しつつ、マミら こほ 大老の「延命」に奔走する皆さんと、その辺に関する忠臣蔵の怨霊と、民衆のリテラシーが展開。
オタクって当時から紙袋持ってたんですね(絶対違ふ。井伊直弼が死んだっつうても『魔法少女まどか☆マギカ』のレトリックで喋るお侍はをらん てふか携帯電話か)。