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これぞ伊坂幸太郎!って感じの短編連作。
最後の最後で、やられたー!
いいね、私はこういうの大好き( ´ ▽ ` )ノ
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2012.12.17読了。伊坂先輩新作。以前読んだアンソロジー『Re-born』収録の残り全部バケーションが、他の作品を携えて長編として返ってきた*\(^o^)/* 解散したあの家族ではなく、友達が欲しい岡田がメイン。
軽快なタッチと繰り広げられる会話は、これぞ伊坂幸太郎!久々の五つ星。岡田と溝口のコンビが岩崎と蝉とかっぽい。殺し屋ではないけど裏稼業なのは、虫シリーズにも通じるものがあるのかな、軽い令嬢みたいな組織だし。でも岡田はポテチの今村?っぽい、イイ人。
ラストはいい意味で裏切られて、思わず、えぇー!と呟いてしまった。含みを持ったエンディング。気になる。
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ひさびさに“伊坂幸太郎らしい作品”に出会えたと思う。
突拍子もないストーリーなのに、世界のどこかで本当に起こっていそうな気になるのが彼の作品の良さかなと。
あと、ワルが完全なワルじゃないところにも救いを感じるなぁ。
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これぞ伊坂さんといった感じ。最近のはクーパーといいPKといい個人的に少し違う感があったので、すごく楽しめました。
かなり前に残り全部バケーションだけは読了済みだったのですが、久々に読んでみて、やっぱり「残り全部バケーション」っていうフレーズはとってもいいですね。こんな前向きな言葉はないト思います。
岡田と溝口はやってることは悪い事なのに、なぜか好感が持てます。これも伊坂さんの小説の醍醐味ですね。全体的におかしみがあふれてます。
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なるほどこういう終わり方ですか。
クライマックスのままだ・・・
勝手に想像して、納得してくれっていうオチとみた。
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あの頃の伊坂幸太郎、な作品である。
テンポが良くて一気読み。
残り全部バケーション、もうタイトルが面白い気しかしない。面白くないはずがない。
「歩いてくるんじゃなくて、男が飛んできたら、どうよ」
岡田が、溝口が、いつの間にか愛しい存在に変わる。
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ただただ面白かったぁ。伊坂幸太郎さんの作品はどれもすぐに引き込まれてしまいます。
今回も読み始めたら止まらなかった。
この作品もやっぱり登場人物の個性が脇役まではっきりしていて楽しかった。
主役(?)の岡田・溝口はもちろん、私としては早坂の奥さん(沙希のお母さん)が好き。なんか飄々としていて、何があっても動じないようなこんな感じのお母さんになりたいわ
溝口の「飛んでも八分、飛べるなら飛ぶべきだ」という考え方が好き
そりゃやっぱり飛べるならそのほうが楽しいでしょ。飛びたいでしょ。
あちこちにいろんな伏線が張ってあるから読み返しても何度も楽しめそう
この終わり方もかなりわくわくだし
図書館で借りて読んだけど、文庫が出たら買わなくちゃ。だいぶ余白があるみたいだから。
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伊坂幸太郎の真骨頂、短編が折り重なるように1つの物語となる。ひとつひとつ独立しても面白いし(特に、「タキオン作戦」!)、全体でみればうまく物語を補っている。溝口さん、めちゃくちゃだけど、とても好きだ。
もう一度読み返すと味わいも変わりそう。
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伊坂さんの本は所々に細かい小さな面白い話が散りばめられていて、その部分を読むのがすごくすきだ。登場人物が語る話の中にそういう話はよくでてくる。そういう意味でも人物は魅力的だし、その性格もどこか憎めない人間がほとんど。伊坂さんの本の登場人物と会って話がしたいと思う。
この本でもやはり魅力的な人物は登場する。溝口、岡田、高田、毒島…
あってみたい。でも会うと間違いなく、詐欺やらなんやらでお金を騙し取られるだろうけど。
今回の本で一番好きな言葉は、
飛んでも八分、歩いて十分
でした。
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微妙。最初の残り全部バケーションがイントロであり、時系列的に最後かと思ったら、最終章が蛇足のような後日談だった。でも、ここまで岡田のことを子供時代から掘り下げられると、やっぱり彼に親しみを持ってしまったのは、伊坂幸太郎の情報操作にすっかりはまってしまったのでしょう。溝口が毒島を狙っていそうな気もしつつ、私も高田と同じにミスリードされてしまいました。結末は…読む人の想像次第でしょうな。
ひねくれ者の私はこんな最後を考えた。
1.やっぱり岡田から「溝口さん、僕は元気です」のメール!
2.溝口は約束通り、毒島を撃たない
3.油断したところで、毒島が溝口をナイフで切ってしまう。
4.メールは偽装。室内には監視カメラがあって、全部筒抜け。やっぱり岡田は既に殺されていた。
…これだと書かない方がいいか(^_^;)
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伊坂幸太郎が帰ってきた!という嬉しさでつい、星4つ。
裏稼業の溝口、岡田の二人組にまつわる連作5篇が、伏線と会話と独自の美学と信念で綴られていて、that's 伊坂節。
エッセイで「こういう会話劇だったらいくらでも書けると思い、それはどうかと自問して違った形を追い求めて挑戦する、実験的な作品SOS の猿、PK、クーパーらが続いたが、やはり、こういう真骨頂が読みたかった、としみじみ楽しみ、一気に読了。
アドバルーンのアルバイトの印象がもう少し強かったらな、といつ点、と、ラストのメールの文面が小道具として秀逸さはゴールデンスランバーの書き初めには及ばないので、それで星1つ減で。
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伊坂幸太郎による伊坂幸太郎らしい作品。
じわじわと登場人物が愛おしくなってくるのは、まんまと伊坂幸太郎のトラップにはめられたみたいだ
小気味いいテンポとユーモアなストーリー。伏線回収される前に、自分で想像力働かせながら読む楽しみ。
最後はいろんな意味で「え」ってなった(笑)
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久しぶりの読書
久しぶりの伊坂ワールド
溝口と岡田の話。最後まで読み終わると、各章のつながりがわかり、伊坂幸太郎らしい内容・話の展開となっている。
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おもしろかった。キャラクターがいいなあ。個人的には、溝口の岡田に対する熱い想いになんか感動した。その決断に至らせる程、溝口の中で岡田の存在が大きかったのかと知って嬉しくなった。こんなにのめり込んで、時間を気にせずに読んだ小説は久々だ。スリリングで、ドキドキしながら終盤読んでたらいつの間にか口が開いていた。そのせいか普段は寝ているこんな時間にブクログで記録をつけている。
読み終わってからぺらっと最初の方を見返したが、さりげない言動がキーになっている。二度読み返せばこんなところにも伏線を張ってたのかという感動と、それを回収する楽しさがあるだろう。鍵が点描のように散在してるから、一度だけだと私の場合見過ごしたり少しごっちゃになってたりする。この程度でごっちゃになる私も頭の中で整理をするのが苦手な、頭の弱い人間なのだろう。
ラストは少し人を選ぶ。最後の最後でシンプルな、回収されることのない伏線が引かれている。勿論続編が出ればこれもまた話は別だろうが、正直私は出ないと思う。出たら買うだろうな(笑)。恐らくはっきり結末を知りたい人には向かないし、物語の余韻に浸りたい人には向いてるのかも。なんだかこう、前者はうやむやが嫌いな理系で、後者は文系のようだと今書いてて思った。私は理系の頭ではないが前者であったため☆4つ。でも今まで読んだ本の中では、本当に綺麗に最後の伏線が引かれていると思った。いい2択だなあ、そう思わざるをえなかった。
とりあえず明日にもう一度、ゆっくり読み返すことにする。
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書き下ろしの「飛べても8分」がものすごく面白かった。溝口も毒島も魅力的! 表題になってる最初の「残り全部バケーション」はRe:bornで読んでたけど、加筆でより洗練された気がする。