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最終章の盛り上がりには目を引くものがありますが、各章単体で見たときに物足りなさを覚える。
1〜4章が最終章の単なる前フリに終わってしまっているような…
伊坂さんならもっとクオリティーの高いものを書けるだろうという勝手な期待からこの評価。
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来た道は時々振り返るだけでいい。本当にそれでいい。
とりあえず、進まな。残り、全部バケーションのつもりで人生楽しもー!
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「甘くなくて美味しい~!」テレビでスィーツに対してタレントがこういう度に「意味わかんねーよ!そんなもんないよ、せめて甘さは控えめだけど、それぞれの素材の味が引き立って美味しいですなら、百歩譲って普通だけど許せるコメントだ」と思っていたけど、この本「甘くなくて美味しい」。
社会に出てプレゼンで、結論を先に、といわれ、色々な話し方があることは理解していたけど、本でそれをやられると、起承転結で語られる良く見るいわゆる一般的な「形式」を壊され、混乱して、最初は本当に「残り全部バケーション」になる。
それが結→起→承→転で進むところに筆者のこの登場人物たちへの思い入れや、編集でどう話をプロットしていくかの醍醐味を、まさに「本」という形を通して教えてくれる。著者にしかできない世界を、本の形を利用して、さらに伊坂ワールドが一歩進んだ形として感じ、感心する。
ビターじゃなくて苦味、テイストじゃなくて風味、リッチじゃなくて芳醇をしっかり味わえる、濃厚でいて、それなのに後味は悪くなく、ぐいぐいと世界に引き込まれるほどの引力はそれほどないけど、でも後ろ髪を惹かれる一冊。
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おもしろかった!
「派手さはないけど、な〜んかいいよね」って言いたくなる。言いたくなるから、今言った。
名言、多し。有名やけど、
「過去のことばっかり見てると、意味ないですよ。車だって、ずっとバックミラー見てたら、危ないじゃないですか」
いいね!
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最後に輪っかが繋がる系の話。
離婚する家族と、チンピラ(?)2人組、傷害事件と誘拐事件と札束、病院で甘いもの。
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一気に読めたー。岡田が男前だなー。小学生の岡田はもっと男前だなー。面白かったー。名言多し。
「過去のことばっかり見てると、意味ないですよ。車だって、ずっとバックミラー見てたら、危ないじゃないですか。事故りますよ。進行方向をしっかり見て、運転しないと。来た道なんて、時々確認するくらいがちょうどいいですよ。」
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最終的にどのようなオチになるのか期待したものの・・・若干残念。一つ一つのエピソードはしっかり伊坂作品に仕上げっているものの、最後の展開に今ひとつ満足感が得られず、☆3にします。
バイバイブラックバードと同じ手法の最後は、やっぱり好みじゃないのかも。例えば岡田の気の利いたメッセージで落としてほしかったです。欲張りか?
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裏稼業を請け負う溝口と岡田は、日々人には言えない仕事をこなす平凡な日々を送っていた。しかし岡田が仕事を抜けたいと言い出したことで事態は急変する。
伊坂作品によくある、実はすべてが数珠繋ぎになっていて、あっちで動かした石がこっちの物語に影響を与えるパターンのお話。
これって実は物語の中だけではなくて本当の人生においてもそうだよなあ。
しかし「グラスホッパー」「マリアビートル」といい、伊坂さんは悪いヤツすら愛嬌たっぷりにしてしまうなあ。
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ちょっと前までは「え?これで終わっちゃうの?」みたいな話は、急に突き放された気分にされて、正直好きじゃなかった。けど伊坂さんのお話を読むようになって、そういうのもイイなって思えるようになったんだよなぁ。
「どうせいつかは死ぬけどな、生き方は大事なんだよ」って考え方に寄ってきたのかも。
短編ではないけれど、表題作の『残り全部バケーション』のお話が一番好き。登場人物の魅力とかお話の根幹とかセリフのセンスとか、いろんなものがギュッと詰まってて、伊坂さんの作品読んでるって感じがして気持ちが高ぶってた。すごく引き込まれて、導入としてバッチリだったね。
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どれもよかったけど、タキオン作戦の世界が一番好き。岡田はいいやつだ。飛べても8分の溝口もカッコよ過ぎだけど。
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この小説大好き~
コミカルなハードボイルドというか、クールな人情ものというか。
裏社会で生きる、溝口さんと岡田の子弟コンビ
溝口さんは、調子良くてバカ正直、おまけに適当、
だけどどこか憎めない。
岡田は、不器用で、素直で生真面目、
めっちゃ強い強面大男だけど、だから本当はやさしい。
んな二人の裏社会での仕事ぶり。
裏社会家業だから、悪いことしてるし、痛いことも、
ひどいこともあるのに、どこかに本当はいい奴!?と
思えたりする。
出会いあり、子どもの頃の思いであり、
ラストのプチハッピーエンドも、ニヤリと笑いたくなるよなエンタメ感。
ボスの毒島さんの大物ぶり、デブな新人くんのとぼけた活躍ぶりも
はずえせない。
うまく言えないけど、こんな小説大好き。
あぁ楽しかった。
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サイン本につられて久々に単行本を購入してしまった。
全体的に伊坂さんらしいというか
どこかやさしい悪人が今回も登場。
岡田さんの人物像が魅力的で、
章によって異なる視点から描かれる
岡田さんと溝口さんの周辺についても
愉しかったといえば愉しかった。
が、
あくまで個人的な感想ですが、
伊坂作品としては、質は今ひとつの印象。
連作小説ゆえの絡みかたも
少し弱かった?
ラストのあの感じはいいなと思ったのですが、
いかんせん消化不良感が残ってしまいました。
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裏稼業の下請けを生業とする溝口と周りの人たちのお話。
どのキャラもいいんだよなぁ、悪い奴らが。
悪いんだけど悪くなくて。
最初の家族はどうなった?とか最後はどうなんの??とか、続きが読みたくなる感じでした。
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いかにも伊坂作品!ってカンジですごく好きです☆
にんまりしちゃう(*^^*)
「残り全部バケーション」って響きもなんかすごくいい。
そー言えば初期の頃の様な作品間リンクってもうやらないのでしょうか?
ぜひ今回の岡田くんの再登場を希望します!
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伊坂ワールド全開。
どうしてこの人が描く登場人物はこんなに魅力的なんでしょう。
すっかり岡田くんのファンになってしまいました。