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秀吉の天下以前のちょんまげがそんなに壮絶なものだったなんて驚き!
関ヶ原見物作法は今度試してみたい。
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子供の性格を考えて、未来を考えてあげるのが親の勤めという筆者。あの「武士の家計簿」を書いた、磯田さん。
子供の時の環境から、古文書に興味を持ったという。
朝日新聞ではないが、ちゃんと調査をしないで書くのではなく、古文書を読み込み、遠い現場に戻って、歴史を見る力がすごい。新幹線に、乗って、遠い昔を想像しながら、車窓を眺める、いいですね。
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ずいぶん前の事なんだが「人が人形を選ぶんじゃなくて、人形が人を選ぶんですよ。人形劇を楽しめる人は人形に選ばれた人なんです」というのを読んだことがある(ソースは探したのだが出てこない)
してみると、磯田先生などは「古文書に選ばれた人」なのではないだろうか。
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新聞・文芸誌等に寄稿した歴史評論、史話集。
著者が3・11以後地震史研究に情熱を傾けていたとは知らなかった。
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その時代の人たちの息づかいが想像できる魅力的なエピソードが詰まった一冊。江戸~戦国がメインですが、ほかの時代の話も出てきます。堅苦しくないのに深くて面白い!
最後まで読んだら、意味もなく東海道新幹線に乗って往復したくなるかもしれない。
古文書がすらすら読める能力を活かし、ちょっと変わった切り口で歴史の魅力を伝えてくれる磯田さん。望遠鏡や縦穴式住居を手作りするなど、子供の頃から人並み外れた好奇心と行動力の持ち主です。
震災を機に地震・津波の研究のために大学まで移るとは。歴史を学び歴史に生きるというのを体現しているような方だなと思います。
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古文書が読めるといろんな事がわかるんだなぁ、と楽しく読めた。
歴史はなかなか面白い。
ただ、本書では前書きにも筆者が書いている通り、歴史を知る事で厳しい事もある。
やはり、過去の記録から見ても、日本列島は地震の活動期に入ったと言わざるを得ないのだろう。
以下、備忘。
+++++
薩人には、「もし、こうなったら」とあらかじめ考えておく「反実仮想」の習慣があった。
→「想定外」を「想定内」に!
考えてみれば、戦後の繁栄そのものが、たまたま自信活動がない時期の平和を謳歌したものであった。
自信休眠期ならではの甘い想定で原子力発電を計画し、そのエネルギーを基礎に、鬼の居ぬ間の洗濯のような、危うい経済社会を築いていた。
太平洋の沿岸には、だいたい500年に一回ほどの周期で、超巨大大津波がきている。この500年に一度の「強いほうの東海大地震」が、最後にこの国を襲ったのは、室町時代で、明応大地震・明応大津波(1498)と呼ばれる。
運の悪い事に、われわれはこの明応自身からちょうど500年後の世界を生きている。
++++++
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著者磯田さんは古文書を読み解き、それを一般にわかりやすく書く。その文章は絶品だ。
本書を読むと、この古文書読解力はなんと15歳のときに家の古文書を読もうとした時から始まっていることがわかった。早熟である。しかも、磯田さんはこれはという古文書を探す名人でもある。この勘は長年の地道な経験から生まれたものである。本書は忍者、災害がやや多くのスペースを占めているが、全体には短い歴史エッセイを集めたものだ。だから、これまでの『武士の家計簿』や『無私の日本人』などと比べるとちょっと物足りなく感じる。忍者なら忍者もので一冊になるまで待った方がよかったのではあるまいか。とはいえ、1篇1篇は概して面白い。とりわけ、関ヶ原の合戦のあとなぜ徳川が薩摩の島津を滅ぼせなかったのかという段落はへーと思った。薩摩では、鉄砲が上層部にまでいきわたっていたからだ。というのは、鉄砲は足軽の持つ者で、武士はそんな卑怯なもので勝負をするわけにはいかないという意識がまだ強かったからである。同時に薩摩藩では、自ら問題を解く教育を下部からしていた。だから強かったのだともいう。薩摩恐るべしである。
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この本に影響されて 「古文書講座」 を受講しています
今は使われない 変体仮名 くずし字 合字 などなど、解読のための知識を教わっています
順調にいけば、3年ほどの受講で「古文書解読チーム」のメンバーになれるそうです
ところで、磯田道史さん、
「地震の研究のため静岡の大学に転職した」
と書いていましたが
今は京都の大学に転職したようで
「あら、地震はどうなっちゃったのかしら」
と、いらん心配をする今日このごろ
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あぁ、もうこれはいけない。
タイトルに『愉しみ方』とあるが、そんなレベルでなく面白い。
歴史が嫌いな中学生や高校生がいたら、すぐさま渡してあげたい。
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子供のような探究心を持った著者だと感じた。彼の発見・意見にたどり着くまでの経緯を題材毎に1-2ページにまとめた本。読みやすかった。
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戦国時代の武士は血みどろになって頭の毛を抜き、ちょんまげを結っていた。頭頂の毛を抜くのは兜をかぶったとき蒸れないためとされる
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面白いのだが、終わった後に記憶に残らない軽い本。あとから知ったのだがエッセイをまとめたもので、テーマはバラバラ、忍者、家計簿、津波と多岐に渡り、各テーマのは数ページ単位のため、読みやすい反面、消化不足なまま次のテーマに映ることもある。歴史ラノベといった感じ(ノベルではないが)。とはいえ、裏付けは古文書からとっているようで、いい加減な感じはない。歴史ファンが気楽に楽しむ本としてオススメ。
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古文書を読めるのって良いなぁと、羨ましく思った歴史エッセイ。
歴史考察探偵というべきか、
興味を持ったらとことん古文書を読み解いていく著者の姿。
大変・・・だけど、愉しそう(#^.^#)
文章も読みやすいので、読んでいる私までも興味を持ってしまう。
忍者、殿様のお世話マニュアル・・・そして、江戸時代の大災害まで。
TVの歴史番組で司会をしている著者の姿を思い浮かべながら、読むのも一興。
それにしても、日本史に関する知識の深さには驚嘆します。
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秀作。
歴史学者として地震の研究をする為、静岡県に移り住む熱意に感服する。
歴史は繰り返す。特に震災は。
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中央公論社からでてるだけで僕なんて身構えちゃうんだよね。そういう人って多いと思う。この本も予想に反して軽い歴史エッセイ。中央公論社以外の出版社だったらもっと売れたんじゃね?