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[ 内容 ]
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近代の科学的方法思考では検証し得ない人間の世界経験全体にかかわる真理と認識の問題を追究した、ガダマーの哲学的解釈学の真髄。
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哲学的解釈学によって現代思想界に多大な影響を与えたガダマーの主著。
近代の科学的方法思考によって覆い隠されているもの、あるいは見誤られてきた事柄を指摘し、意識化することを課題にした哲学的解釈学の、その核心が展開される第2巻。
シュライアーマッハー心理学、ディルタイの歴史意識、フッサール現象学、ハイデガーらが解釈学的見解から論究される待望の書。
<3>
西洋哲学史の伝統に根ざし、テクストの理解および世界認識の方法を独自の解釈学として深化させたガダマーの主著。
歴史解釈における経験の媒体および地平をなす言語の存在に光を当てた第三部に関連論考を併録。
[ 目次 ]
<1>
第1部 芸術経験を手がかりとした真理問題の展開(美学的次元の乗り越え;芸術作品の存在論およびその解釈学的意味)
<2>
第二部 真理への問いを精神科学における理解へと拡張する(歴史的準備(ロマン主義解釈学およびその歴史学への適用における問題点;ディルタイの陥った歴史主義のアポリア;現象学的探求による認識論的問題設定の克服)
“解釈学的経験の理論”の要綱(理解の歴史性を解釈学の原理に高める;解釈学の基本問題を取り戻す;作用史的意識の分析))
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第3部 言語を導きの糸とした解釈学の存在論的な転回(解釈学的経験の媒体としての言語;“言語”の概念に対する西洋思想史の刻印;解釈学的存在論の地平としての言語)
付録 1‐6
付録 解釈学と歴史主義
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]