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キャリアデザインの横行と不必要さを訴える本書は、最近考え方が今風に凝り固まっていた自分には良い処方箋であったように感じる。
しかし、やりたいことなんてどうせ変わる、何でもいいから目の前の仕事に没頭してみろ(超意訳の為悪しからず)と言う考えには必ずしも同意できなかった。そこまで割り切れたら苦労しねえよ!みたいな気持ち。
なので、勉強になるな・参考になるな程度で留めておくのが無難だと私は思いました。
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職場の課題図書の一冊。著者は同僚の大学の先生でもあった。題名通りの内容。わかる、わかる、と読み進めていけて、自分のキャリアについての考え方を、そう間違っていないと思えたことは良かった。
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就職前に具体的なキャリア観を持ちすぎる、あるいは持たせようとしすぎることの弊害についての本。
仕事を体験する前にイメージを持ちすぎることで現実とのギャップが生じ、また不確実性が増している中で変化への対応が難しくなることを指摘している。
そして、現時点で目の前にあることに集中し、その場で起こる偶然を上手く活用する必要性を説く。主張はダンカン・ワッツの『偶然の科学』に近い。
ただ、同じ内容を表現を変えて何度も繰り返すだけで1冊にしてしまっている感じで、書籍としてはいまいち。
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確か、日経プレミアPLUSに著者の特集ページがあって、面白いなと感じて読んだのが本書。
やりたい仕事をしなければならない、という固定観念にとらわれることに注意を喚起している本。
「ほんとうに大切なのは、『今、ここ』に集中して全力を尽くすこと。
それによって能力開発が進み、成果が上がるだけでなく、自分自身の思いがけない能力や適性を発見することになる」(p.207)
私自身はのやりたい仕事なんてのは正直なところわからない。
できるかどうかもやってみないとわからない。
とりあえず、先のことばかり考えるのは、一旦中止して、今の仕事に集中することが第一歩なのだと思った。
もちろん、会社の100%言いなりにはなりたくないが。
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大金持ちだったらこんな仕事辞めてやる、と思っている。給料の額を気にせずにただやりがいだけを求めて働きたいと思っていた。けれどそれが非現実的な思考だということを指摘されたことは目から鱗だった。
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自分はそもそも、就職活動の時に、「本当に自分が好きなことは何か?使命は何かを考えて、その仕事につかないと、定年したときに、「自分はこの人生、何をやってきたのか」と後悔することになる。」と言われて仕事を探してきたし、今までその姿勢で今後のことを考えた仕事をしてきたつもりだった。
しかしそれでは、ちょっと考えただけでもわかる話なのだが、上記に完全一致しないと仕事はできないのかor充実した人生が送れないというかというと全くそうではないし、むしろ当初描いたキャリア像など、これだけ世界が激変する中では何も意味も持たないことを肌で実感してくる。
そういうジレンマの中で出会ったのがこの本。
仕事とは、自分のしたいことを好き勝手にするのが仕事ではなく、他者や世の中が自分に与えてくれる、必要な役割を果たせて初めて仕事となり、その目先の課題をひとつひとつこなすことで新たな(思いもしなかった)未来が切り開かれるという、ごくごく自然な話。でも、そうはっきり言ってくれることが自分にとっては非常に新鮮だった。
先の先入観があったので、そのような考えに至ることは「組織に呑まれ、負けやあきらめを認めること」という幼稚な思い込みがあったから・・・。
今やっている経理の仕事を、学生時代に望んだかといえば全くそうではなく、でも、今ではそれなりに成果も未来も見えてきている。そして10年後を考えれば、自分は経理以外の仕事をしている可能性は十分にある。
人と人との偶然のつがなりを大切にし、新たな機会を広げるため、行動力を通してチャンスの分母を大きくしていく。そのプロセスで毎日直面する大事小事を一生懸命こなしていく。そうやって、縁あって得た仕事を好きになっていく。
あえて未来を予測せず、予期しない出来事や不確実であることを楽しみ、ワクワクする心を養い、逆境や、悪い事態に直面しても、後悔や不運を恨む心を持つのではなく、次に活かし、鍛える好機と前向きに捉え、自分の人間としての幅を広げるチャンスと考える。
36歳を目の前にして、良い本に出会えたと思います。感謝。
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この本は学生であるならば必ず読むべし!
そもそも、好きなことを仕事にすることと自分らしさを出すというのは幻想なのではないかと思う。取り組む前に嫌いだと思っていたが実際に取り組んでみると意外と好きなんだという発見があるのはよく聞く。自分に適しているかどうかはやってみないとわからない。10、20年後どうなるかは経ってみないとわからない。「先のことをあれこれ考えるのではなく、目の前にあるものを精一杯取り組むこと。」著者は何度も強調している。自分自身も現状に満足せずに目の前にあるものを精一杯取り組んでいきたい。
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将来を考え過ぎるから、今に集中できなくなる。綿密に考えたところで、変化の速い時代では思い通りにいかなくて当然だ。ならば大切なのは、将来についてあれこれ考える以上に、今に集中し、柔軟に学び、適応することなのではないか。
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やりたい仕事にこだわりすぎるあまり、行き詰まってしまう若者が増えている。
リクルートなどに代表される新卒就職支援活動を行っている会社、世の中の人材紹介会社はもしかしたら、それを促して暴利をむさぼっているのかもしれない。
もちろん、人によれば今までの人生を振り返って自分の使命を見つけ、それを仕事にできる人がいるのかもしれない。しかしほとんどの人はそうではない。夢や目標を持たない人、夢や目標がまだ見つかっていない人、夢や目標にまでは届いていない思いを抱いている人。そのような人たちに「やりたい仕事」を無理矢理考えさせても、逆に辛い思いをさせてしまうだけである。
筆者は、とりあえず挑戦をしてみること・目の前のことに一生懸命取り組むことをすすめ、そこから訪れる偶然の出会いをうまくチャンスに変換することが大事だと論じている。
大いに納得した内容であったが、一方で同じ内容の重複が多すぎることは批判しておきたい。逆に、だからこそ、速読ができたのではあるが。
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キャリアデザインとは?
→不確実性の高い将来のキャリアをデザインするより思いがけない出来事に対する対応力を高め、その出くわす確率を高める行動パターンを身につけることが大事
先のことばかり気にして今、この瞬間に没頭できないことで全力を尽くすことによる達成感や成長のチャンスを逃してしまう
将来像で自分を縛るのでなく、自分の変化や成長に応じて将来像を絶えず修正していく
人生で大切なのは目標でなくプロセス、つまりどんな時間を過ごしてきたか
仕事をする人の心構えがやりがいや楽しさを規定する
チャンスもものにするには、行動力、楽観力、切替力、チャレンジ精神、集中力、意味付け力
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キャリアプランを考えてても自分の考えてたキャリアプランとは現実が違いすぎて、悩んでる若者や逆にキャリアプランが見えなさすぎて動けず悩んでいる若者が増えている。そんな人々へのアドバイス的な本。
言ってることの骨子は
やりたいことじゃないからと言って、その仕事に向き合わないとその時間がもったいない。
どんな仕事でもしっかり向き合って仕事すれば、どんな仕事にでも応用できる仕事力はつく。
やりたいことは実際やってみないとわからないし、人のやりたいことは出来ることが増えるにつれて刻々と変化する。だから今目の前の仕事をやってみて、その上で自分のなかに出てきたやりたいことをやればいい。
キャリアプランを考えることは現代の流動的で将来が不確定な世の中では予想外の事が多々起きるため、考えるだけ無駄なのでは?それよりも何が起きたときでもそれに柔軟に適応できる適応力の方が大事なのでは?
大事なことは今、目の前の仕事に懸命に取り組み、そこから出てくる偶然の出会いやチャンスをモノにすること。
みたいな感じ。かく言う私もそんな若者の一人でした。
本書の言うことはわかりますが、人には向き不向きはあって、どんなに頑張っても前向きになれないときもあると思うけどなあ。
適応力は大事だと思うけど、どうやったらつくのだろう?
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やりたい仕事、自分の適性とは何か?
就活をする中で抱えていた悩みに、何か答えを見つけることができるのではないかと思い、手に取った。
現代は変動が大きく流動的であり、また自分自身もこの先どのような事象に出会い、どう影響されるかは分からない。このような状況で未来予想図を立てることは難しい。できたとしても、計画通りにいかないことが多い。仕事のやりがいや楽しさは、計画通りの未来の中に見つかるのではなく、目の前の仕事を大切にし、全力で取り組むことによってこそ得られるものである。そして、キャリアは形成される。
目標に固執するのではなく、物事に柔軟に対応し、その中でたまたま得たチャンスをしっかりと掴んでいく事が大切である。そのためには、行動力、楽観力、問題に対しての見方を変える切替力、諦めない持続力、得たものを実践に移すチャレンジ精神、集中力、ポジティブな意味付け力が必要である。
この本に書かれていることが全て正しいとは思わなかった。人それぞれであると思う。目標を明確にしたからこそ、成功した人もいるだろう。
しかし、 面接でのキャリアデザインについての質問は、思考訓練であると考え、 未来予想図をたてることに固執せず、可能性を見逃さないように就活を進めていきたいと考えるようになった。
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自分のこれから数年先の仕事のイメージを描いて、今何をすべきかを考える…そんな風にやっていくのがフツーだと思っていた。この本は、また別の考え方を教えてくれた。 曰く、「不確定な将来のイメージにとらわれ過ぎて今を疎かにしちゃいかん「今ここ」に打ち込んでおけば未来は自ずと拓ける」。
なるほどぉ。そういう考え方もあるのか。
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就職活動では、「やりたいこと」がちゃんと言えないと面接に受からない。
でも、正直そんなはっきりした「やりたいこと」なんてないよ><!!
という思いを抱えたまま、悩みながら就職活動してきた人は多いと思います。
そうすると、「やりたいこと」がないってすごくダメなことのように思えるかもしれないけど、そうじゃないんだ。
「やりたい仕事」なんて、ない方が普通なんだ!!!!!
というとても普通のことを、筋の通った論旨で展開している本です。
私はこの本を読んだことで、身近な仕事の楽しさに気づく視点を持つことができて、
逆説的ですが、仕事がやりたい気持ちが読む前より強くなりました。
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カオスセオリー ・・・ブライトとプライヤー
The chaos theory of careers
P177 クランボルツの計画された偶発性理論
開発すべきスキル
・好奇心
・粘り強さ
・柔軟性
・楽観性
・冒険心
ジェラット 積極的不確実性理論
やりたいこと志向からの脱却
キャリアデザインという発想からの解放