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北村さんの文章がたまらなく好きで、大切に読みたいと思えど、頁を繰る手が止まらない。まさに読まずにはいられない。
気になる本をメモしながら読み進めましたが、巻末にどっちゃりと作品リストがはァッ…嬉しい悲鳴。
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坂東市の図書館【蔵書紹介】「スキップ」で有名な北村薫の初エッセイ。デビュー前のコラムもあり、作家北村薫誕生!のような感動も。とても私的な感動があったのは「帰ってから図書館や本屋さんを覗くと」という文面があったこと。図書館を先に出しているところが嬉しかったです。
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北村さんの解説とか書評をよく目にするので初のエッセイだとは驚き。
作品への愛情が感じられる文章が好きです。
海外ミステリ勉強しなきゃだなと。
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あぁ、なんて愛おしいのか。
小学生の北村薫さんがキラキラした瞳で本を見つめている姿が目に浮かぶ。
そして作品からも伝わってくる北村さんの優しさはその頃から全く変わっていないんだなと思えた。
そのことが自分でも呆れるくらいに嬉しくて胸がいっぱいになってしまった。
この本は3章で構成されている。
1は「読書 1978-2001」。
本の解説がメイン。
いつもは本文を読んでから解説を読むので、解説しかないという状況に少し戸惑った。
それでも愛のあふれた解説はなんとも魅力的で、だんだん気にならなくなったから不思議。
しかし大半がミステリなので、未読の方は注意と書かれたものは読めなかったのは無念だった。
必ずリベンジしてやると心に誓った。
2は「自作の周辺」。
なぜ覆面作家だったのかが語られていたのがとても嬉しい。
そして戸川編集長を拝みたくなった。
北村さんの作品が読める幸せをかみしめる。
3は「日常の謎 愛しいもの」。
可愛い北村少年に出会い、優しいお父さんの一面も覗けてしまった。
大好きな小説を書く人のことが作品同様に大好きになれる、こんなに幸せなことはなかなかないんじゃないか。
そして巻末の著作リストの未読本をチェック。
既読本もタイトルを見たらまた読みたくなるものばかりで、全部読めるのはいつになることやら‥。
幸せな悩みだ。
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副題に「北村薫のエッセイ」とあるけれど、正確には北村薫さんのミステリ・ガイドと言ってよい内容。
学生時代から始まった氏のミステリ遍歴はよく知られているところだけれど、その膨大な知識がこれだけ多くの作品解説に生かされているとは思わなかった。
まだ作家として登場する前の初期のコラム(なんと埼玉県の教員時代に書かれた「高校生向けの文章表現コラム」だ!)から、たくさんのミステリ作品の解説や全集版の監修解説など、実に多彩な書評エッセイが収録されている。
三部構成の第一部はそういった作品解説などに充てられているが、興味深いのは第二部に「自作の周辺」と題してまとめられている自作の解説だ。
覆面作家として登場した経緯から、その後の苦労までが語りつくされている。第三部はその他のエッセイで「日常の謎 愛しいもの」と題して、これまで未収録のものが集められている。
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小説、漫画、映画、演劇…それぞれにそれぞれの表現の妙があり、少しづつ重なり合う部分もある。
でも、どれかしか愉しめないのなら、私は小説を選ぶ。そう思えた。
でも、この世はすべてを楽しめる。
ああ、幸せ…。
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251ページからのエッセイが面白い.特に298ページにある「作品は楽譜に当たるもので、それを演奏するのは読者である.」が妙に気に入った.
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いろんなところで書かれた文章を集めた初エッセイ集だそうな。前半はかなり読みづらい。というか取り上げられている作品に全然ご縁がないので・・・。後半の次作の周辺や、作家になったきっかけや覆面作家時代の話、「おどるバカ」の話がおもしろかった。
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古典ミステリーをほとんど読んでいないので分からないことも多かったです。ここに紹介されている本を読んでいたら、もっと楽しめたのにと思うと少し残念です。北村薫氏の“本が大好き!”という気持ちがとっても伝わってきましたし、読みたい本も増えました。ああ、読みたい本ばかりで時間が足りない(苦笑)
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図書館で借りた。解説類は読み飛ばした。その本が手元にないと内容が頭に入ってこない。後半は楽しく読めた。
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エッセイ集……というより、今までに書かれた解説や雑誌のエッセイをあちこちから集めて来たもの。北村薫さんのかなりのファンでなければおもしろくないかも。
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直木賞作家・北村薫氏による古今東西のミステリ書評、文庫本解説などが集められたエッセイ集であり、文学作品への造詣の深さに感じ入るコラム集です。<各編の核心に触れた箇所があります、ご注意下さい><本文中、犯人について触れている部分がありますので、小説読了後にお読み下さい>と前触れのある未読の作品には、愈々読欲をそそられます。宮部みゆきのベスト1に推す短編集『我らが隣人の犯罪』、E.クイ-ンの最高傑作三部作とする『十日間の不思議』『九匹の猫』『悪の起源』など、興味つきせぬ書評ばかりです。
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北村薫さん、或いは鮎川哲也と13の謎、或いは新本格派と出会っていなかったら、私は国産ミステリに手を出さなかったかも知れない。北村さん、新本格派の面々、恩田陸さんは私の読書指南です。と、この本を読みつつミステリにハマり出した頃を回想し、感慨に耽る。
かつて北村さんの著書に出た本は全部読もうと意気込んでいたのだが、もうそんな体力気力なし。