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今の政治経済の現状。
よく交わされている議論についての問題点。
国民益を満たさない政策について
どうやって変えていくか
という内容。
ダメだったじゃないか、ちゃんとしてくれ。といった
何かに対してダメ出しをして終わりではなく、
原因となった(社会的な)仕組みを、再設計していきましょう。
と訴えている。
個人的に惹かれた単語は「心でっかち」
議論をしても最後は精神論に持って行ってしまう人
心でっかちな意見だけじゃなく、環境面(仕組み)も合わせて考えようには同意。
自分は出来ているからいいんだ、だと
出来なくなったらどうするの?となる。あくまで自分たちは予備軍なんだと。
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社会疫学的思考、心でっかち、スマート・デモクラシーなど、問題点をわかりやすく概念化・モデル化して説明している著者の語り口が、とてもわかりやすい。タイトルにもある通り、不毛な非難合戦でなく、「ポジ出し」という提案に禿同。
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今の日本が抱える行き詰まりをわかりやすく解説。
「社会疫学的思考がもたらす利益」の項目を読んだ時、思わず膝を打った。
評論家気取りの若造。対談集やラジオでの言説。いけ好かないが、なかなかヤルと思っていたが、この本を読んですっかり虜に。
「何か問題があると思ったら、採点するのではなく、自分でも何か代案を試みてみることも必要です」まさにそのとおり。
「小確効ソリューション」は2013年の年頭所感に拝借しよう。
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中学生の時、私の「おしゃれなシャープペンシルを使いたい」という小さな望みが、校則?によって禁止されようとしていて、そんなのおかしいと言ってたら、どういう経緯か生徒集会の議題となり、禁止の理由が「生徒から」色々挙げられた。
・シャーペンの芯は折れやすいから床が汚れる
・シャーペンを使わないのが我が校の伝統だから…
今考えると笑っちゃうような話だけど、当時のせまい行動範囲の中で、無力感や理不尽さを感じるには充分の話が、学校側と生徒の間ではなくて、自分のすぐ隣に大きく広がってた。多分、社会の中で生きようと思ったら、これは一生ついて回る話。
自分ではいたって「普通」の感覚のつもりでも、そこにたまたま集まった中で少数だと、それは普通じゃなくなっちゃうってことは、どこにでも転がってる話。その一つ一つ全部「闘」わなければ手に入らないなら、闘いたくない。
そう!出来るだけ望む通りに自由になりたいけど、そのために誰かと、何かと闘いたいわけではない。
ならどうしたらいいか、と言う話がこの本には書かれている。
特に第三章で、荻上さんが電事連がスポンサーの番組への出演を断わった経緯について書かれたところは示唆に富む。「世間」の騒ぎの大きさへの心配を「矮小化」と表現できる筆者の強さは、完全超悪時代劇より私には痛快。
息子には、出来る限り望む通り、自由に生きて欲しいと願うから、自分の中に本質的な生きる楽しさを見いだして欲しい、今日出来なかったことが出来るようになったとか、小さくてもポジティブなことを積み重ねて。そして、社会で生きて行く以上、本質的な優しさを持てる強さを身につけて欲しい。
追伸 このような本を書く方が子どもたちが独り立ちして行く社会の、ちょっと先を生きているのだから、未来は明るい、と思うのは楽天的過ぎるかなぁ?
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タイトルに惹かれて読んだのですが、想像していたよりも、現状分析的な視点が大きかったなあ。
ただ、著者である荻上さんの本はあまり読まないのですが、とても頭のいいひとやなと思いました。語り口は真摯で、良心的。
ダメ出しをする前に、自分から何か動かせるように行動しよう、ということを最終章で書いているけど、荻上さんみたいに行動できるひとはあんまりおらへんねんてば。動き方がわからんのだよ…。
ちょいちょいわからない部分も多かったので、政治とか経済の知識をつけて、また読みたい本ではある。
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情報を収集し、正しく分析すること。そして、その問題のどこにじふは位置し、何ができるのかを問い続けること。すべての問題を全力で考えるだけの能力も体力もないので、私は教育と精神科医療について考え、行動しようと思う。批評家でなく、主体であること。仕事場でも同じだと思う。
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より良い社会を作る。強い社会を作る。そのためにまず大事な事は、自分がやること。小さなことからでも初めて、背中を見せて、ついてこさせる。「コレヤレ型」に、俺はなる!ありがとう!
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新聞でのインタビュー記事や、テレビでの洞察力有る発言から注目していた氏であるが、本屋にて氏の著書があることを発見し衝動買い。
経済成長が停滞し、社会保障費が増え続ける少子高齢社会日本の中で、若者の視線に立って議論を整理してくれる格好の良書。パイが減る中でどうやって「国民益」を見たし、社会的「弱者」を包摂するインクルーシブな社会を目指せるのかを論じる。
特に共感した部分は、経済成長がゼロで良いというよな議論へ警笛を鳴らしているページである。また、メディアの姿勢についても言及する。
一方で本書を包括するコンセプトというか、考え方の「筋」のようなものがもう一つ見えてこなかったのは、私の読解力の低さゆえだろうか。
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デフレ問題、バラマキ政策、生活保護論争、財政問題、いじめ問題(本書帯より抜粋)を歴史とデータを交えながら、噛み砕いた物言いで分かりやすく紐解いてくれる。
TVや新聞などの既存メディアの言葉に踊らされ、諦めの混じった短絡的な精神論を解きほぐし、冷静な議論を通して前向きで具体的な解決策を打ち出そうと訴え掛ける著者の姿勢には共感できる。
自分自身と社会問題を照らし合わせ、架け橋を作るには打って付けな本だと感じた。
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2013年2月10日イオン川口店須原書店で購入。
著者は、NHKの「ニッポンのジレンマ」で2度ほど見たことがあった。書店で著者名に目がとまり、購入してみた。
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チキさんのファンで、
タイトルにも惹かれて購入。
何だか人をいじったりたたいたりな昨今の潮流について触れるかと思いきや、
諸々の政策に関する話なのね。
世間で一般論として論じられてたことを、
新たな(というか色眼鏡の無い当たり前の感覚の)切り口で迫り、
紐解いていく。
また、一方的にたたく出なく、このポジ出しって感覚が好きだな~
ただ個人的には期待した、社会全般へのポジ出しの話も読んでみたかったなぁ。
政治の話にあまり触れたことの無い人に、
実はそんな堅苦しくないよ~って入門書で勧めたい一冊。
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内容は以下のとおり。 ダメ出しをしていても,何も解決しない。
ポジティブな改善策を出し合い(ポジ出し)をしよう。
現状を分析した上で,その具体的な方法論を提示している。
現状分析の割合が多く,ポジ出しの割合が少なかった。
もう少しポジ出しの割合を多くしても良かったかもしれない。
何か事件やニュースがあると,単調な論理展開,
個人攻撃が跋扈している。
思考を単純化せず,視野を広く持ちつつ,実践的な行動も大切。
あれ「か」これかではなく,あれ「も」これも――である。
もちろん,その中で費用対効果,優先順位等の判断は必要。
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強くて優しい社会を作る。
凄い覚悟だと思うし、
それに伴う、凄い努力を感じさせる内容の本でした。
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タイトルにはないけれど、社会の仕組みがすんなり入る本。どうして福祉にお金をかけるのか、なんで削りあい競争の時代に入ってしまったのか。。。。
右派左派の話も面白くて、入門としてちょうどいい
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もはや定番の「なぜ/どうして○○なのか」本。そのタイトルから「みんな批判しすぎ!もっとポジティブな提案をしようよ!」なんて精神論が語られるのかと思いきやきちんとした政策提言の本になっていた。
文章はところどころ感情が走るものの基本的にはデータに基づき、冷静な判断の上でひきこもりの問題や政党政治の問題に「こうしたらどうだろう」という提言をしている。ポジティブになる、というか冷静になれる1冊。