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コゼットと出会っていよいよ話が動きだしました。ジャベールの手を何とかすり抜けて穏やかな暮らしをするジャン・ヴァルジャンの幸せな時間でしょうか。
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第一部「ファンチーヌ」がハラハラドキドキの展開であるとすれば、この第二部「コゼット」は実に粛々と物語が進んでいく。ゆっくりと、沁みるように。
第二部はいささか話が難しく、読むのにすこし手間取った。フランス革命について、修道院についてと、本題とは別に(知識としてあったほうがよいので書いたのだと思うけど)学術的、哲学的な記述が多かったためだと思う。
全体的に緊張感のある内容で、薄暗い印象の第二部。しかし最後には雲間から光が差し込むように、幸福の兆しが見えてきたので、穏やかに読み終えることができた。
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第二部「コゼット」
またも前半約100Pは本筋と関係ないw辛かったw
いや、でもこの時代の背景とかはよくわかるようになってますけどね。
さりげなくテナルディエが絡むのは面白いし。
エポニーヌの妹とか、
バルジャンとジャベールの追いかけっことか、修道院での暮らしとか、
ミュージカルではごっそりそぎ落とされた部分が満載の巻。
個人的には後半の墓地云々の部分が面白かった。
ユゴーの語る宗教観も読みごたえあり。
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あっというまに読んでしまった・・
コゼットのターン。
もう、ぜんぶおもしろいんですけど、あーたまらん、って思ったポイントは、
宿屋で虐げられているコゼットが、しかられたくなくて平気でおかみさんに嘘つくところ(なんてミゼラブル・・!)と、修道院の描写でした。
レミゼはたまに本筋に対しては補完でしかないようなことをえんえん書いてるくだりがありますけどそれがなんともいえずすばらしい・・。
あと、ふたりが愛にめざめるところもすてきでした。
つぎはついにマリユスか・・ひきつづき3巻にとりかかります。
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1巻と同様、始まりの100ページが長い!
時代背景の描き込みかも知れないが
途中で修道院の話が、もうひとつ加わると
物語のどこに、どうつながるのか、そっちが興味の対象。
とは言え、コゼットを軸に、ジャベールやフォーシュルヴァン
を加えてにドラマもしっかり動いており
物語の大きな流れ、うねりを感じる五分の二
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第二部「コゼット」
最初の時代描写のためだとは思うが、ワーテルローの戦いがすごく詳細に書かれており、うっとおしかった。
大きなつながりがあるわけではないのなら、少しは割愛してほしかった。
ただ、コゼットを奪還しそれを守るために知恵を振り絞るジャン・ヴァルジャンは格好良かった。また、そのをやってのけた後に平和に暮らす二人の描写はほほえましかった。
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本当に面白い。
市長から一転してふたたび監獄生活に戻ったジャンは、軍艦で労役中にマストから海に飛び込んで巧みに脱出する。自由を得た彼は、死に瀕した売春婦ファンチーヌとの約束に従って、幼くして捨てられたその娘コゼットを悪辣な義父母のもとから救い出し、彼女を伴ってパリの暗闇の中へと潜入する……。
というものがあらすじなんですが、後半ジャヴェールがジャンを発見し他の警官をつれてジャンを追いつめます。ですが近くにあったル・プティ・ピクピュス修道院に侵入し隠れる。だが、そこにはかつて荷馬車に下敷きになったのを助けた、庭番をしていたフォーシュルヴァンがいた。彼の力を借りてジャンとコゼットは修道院に入る手筈を整えた。
だが、ジャンは不法侵入をしてしまっていた。ジャヴェールは外でまだジャンを探している。修道院にもジャヴェールにも見つからずに外に出る方法は何か。
修道院で一人の尼さんが亡くなった。彼女の意向により、遺体は墓に入らず、祭壇の下の地下室に埋めることにした。
表向きには棺を墓地まで持っていき、そこに埋めることになっていたが、棺は空のまま修道院から出される。
ジャンはその中に入り、コゼットは大きな籠に入って外に出る。
フーシュルヴァンは知り合いの墓堀り人夫を酔わせ、棺を開けてジャンを救出しようとするが、その知り合いは死に、新しい男にかわっていた。
この墓のシーンはページが止まりませんでした。このまま埋められたらどうするんだろうと思って最後まで読んでしまいました。
それにしてもコゼットに言う事を聞かせる手段が何とも簡単でかわいそうです。テナルディエという言葉を忘れる程幸せになってもらいたい。
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脱線が多いが、実は脱線ではなく上手い伏線だったりする。また話がとても上手に繋がっていて感心する。結局、ユゴーは敬虔なカトリック教徒だったのだろうか。
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一巻目のファンチーヌの話は、本当にハラハラしながら読みましたが、二巻目のコゼットの話はゆったりしたかんじで読みやすかったです。
ジャンバルジャンは、再び牢獄に入ってしまい、ファンチーヌとコゼットのことについて約束したことはどうするのかなと思いましたが、ジャンバルジャンは見事に牢獄から抜け出して、コゼットを助けに行ったので良かったです。
牢獄から抜け出したジャンバルジャンですが、ジャベールに追われながらコゼットと逃げるシーンは、ハラハラドキドキしながら読みました。でも、無事に修道院で庭師として働いていたフォーシュルバンに助けてもらい、コゼットと共に修道院で暮らすことになったので安心しました。
映画にはないシーンが本にはたくさんあるので、夢中になって読んでしまいました。
三巻目は、いよいよマリウスが登場するので、楽しみです。
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#レミゼラブル #ユゴー #奇跡
『180度のことさら』
コゼットが闇にたたずみ、震える世界から、
ジャンバルジャンとの奇跡的な出会いによって、
人生が変わりはじめる。
コゼットとジャンバルジャンとの運命的な出会い。
その瞬間が私にとって心に染み渡るストーリー。
しかし、ユゴーの戦争や宗教に対する辛辣な吐露がときには惹きつけ、時には弾き飛ばされる。
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ユゴー 「 レミゼラブル 2 コゼット 」 ジャンバルジャンの破滅 と コゼットとの出会い
ワーテルローの戦い
*ナポレオンの破滅→世界の方向転換
*勝利の後に急速に成長するのは 未開民族だけ〜しはしば戦争に負けて進歩を遂げることがある〜負けるが勝ち
*フランスは諸国民の魂を目覚めさせるためにある→自由はフランスから光を放つ
著者の思想
*ニヒリズムに価値はない→虚無は存在しない→全ては 何ものかである
*人間はパンより肯定で生きている→哲学はエネルギーでなくてはならない→人間の改良に努力しなければならない
*理想とは 人間精神にとって 呼吸でき 食べることができるものでなければならない
「信仰と愛という2つの原動力なしに 人間を出発点と考えられず、進歩を目的と考えることもできない」
*進歩は目的である。理想は典型である。理想は神である
*理想、絶対、完全、無限 どれも同じ金額である
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史実としての戦争や宗教の語りはなかなか理解して読めなかったけど、コゼットが救われていくところは感動した。
「人間の高潔さの中で最も神聖なもの、他人のための贖罪だ」
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前巻で亡くなったファンチーヌの娘、コゼットと、刑務所から脱獄したジャンバルジャンの交流を軸に話が展開する。
途中、ナポレオンの敗戦と修道院に関する、本筋と離れた著者による解説がある部分が、やや読みにくいが、その他は古典といえるほど古い話であっても、引き込まれる面白さがある。特に最終盤の不法に侵入した修道院から、いかにしてジャンバルジャンが逃げ出すか、というのは、現代ミステリーにも一脈通じるスリルが味わえる。
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義理堅く追われる身となっても善行を施し続けるジャン・バルジャン。物語の鍵となるコゼットとの出会いや過去に親切を示した者との縁、新たな局面を迎える物語は興味深い。
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2巻も素直に面白く読めました。
2巻の読みどころは、コゼットを取り戻すに来たジャン・ギャルバンと強欲な養父母とのやり取り、手に汗握るパリ市内の追跡劇、ジャンを命の恩人と慕う修道院の庭番の活躍など。
冒頭のワーテルロー戦の詳細な記述、終盤のユゴーによる修道院の功罪論は少々退屈でした。2巻の挫折ポイントと思いますが、物語を深く鑑賞する為に必要な記述と思います。