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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はこのシリーズの恋とは何か、付き合うとは何かというテーマに光を当てる事件がテーマだ。
人の心の多面性。光と陰。生命の運命である若さと老い。どちらか一方を切り捨てることの異常性を事件として描きだし、人としての生とは異なる要素が同居していて、そして人はすべての要素をさらけ出しておらず、隠し持った存在だと喝破する。
そうした人間を、作者は愛し、そうした人間が付き合う事を優しく肯定する。『男も女もいろんなものが隠れている。つきあうってことは、それをすこしずつみつけていくことに他ならないのだ。だから、面白いのではないか。』
いつも、自分の弱い面やどうしようもない面を知られてはいけないと思って、変に力んで臆病になったり、相手のややこしいところを見るのが面倒と傲慢になったりして、今ひとつ良い恋愛のできぬ自分にとって、自分が変な頭で固まっていることに、気がつかせてくれる言葉だ。
この心に入った皸を広げていけば、恋愛を楽しむことができて、素敵な出会いに恵まれるかも知れない?!
それにしても、やっと出た、秘剣 燕渡。
ちとありえんやろー!
時代小説の楽しみ
2013/12/26 06:49
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投稿者:カメちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽しく読み終えました。風野真知雄さんの時代小説は暇つぶしに最適ですね!
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秘剣 燕渡り、必要な時にはちゃんと出すんだ。岡田格好良い\(^o^)/
苔の下まで必要って、、、(・.・;
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このシリーズの続巻が出るのを楽しみにしている。
静湖のモテ期は、いつまで続くのかな。
モテ期が終わる時、だれと結ばれるのか、とても楽しみ。
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今回は女の歳について考えさせられる事件でした。
岡田の秘剣ついに解禁!!
静湖姫、シリーズ初の危機一髪!?に、男たちが立ち上がる。
そして、益々増える静湖姫に惚れる男達。
私は筋肉若殿、大プッシュです(笑)。
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静湖シリーズの中では一番生臭い話だったかな。
粋で爽やかで皮肉で可愛らしく笑える謎が多い…と思っていた本シリーズにも、やはり人間くさい生々しい感情があったんだなあと思わせるような最後の謎解きでした。
当時なら…31は勿論…私の今の歳でも行き遅れと言われたんだろうか。笑えぬ…。
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浮世絵に描かれた3人の町娘から始まって
昔はブイブイ言わせてた(死語)30代の独身女性たち、
終いには静湖姫までが災難に巻き込まれてしまう。
今回の下手人たちはその執着の仕方に加えて
催眠術紛いの方法で心理的に追い詰めるそのやり方にぞっとした。
あの静湖姫があそこまで憔悴してしまうとは吃驚だ。
前々から思っていたのだが、このシリーズは、時代劇のカタチを借りているものの
21世紀を生きる女性たちの物語を描いているような気がする。
江戸の頃には異端でも、静湖や多歌子、今回被害に遭った女たちは
現代のアラサー女子としては典型的。
そう思うと、静湖が思いっきりモテ期に突入していることは
アラサー女子たちに対するエールなのかもしれないな、とちょっと思ったりした。
清麿と三国屋の兄弟も静湖に惚れちゃうのかな、と最初は思ったが
そうならなくてよかったと心の底から思った。
だってこいつらホントにキモイもん。
三国屋兄弟が惚れなかった代わりに、北方奉行の2人が静湖に惚れちゃったのには驚いた。
つーか『とっぴ』って…。懐かしすぎる。
大の男が使うフレーズじゃないけどな。
子供かよ。ってんで思わず噴いた。
ここまで静湖に惚れちゃった人が増えてくると、
どうやって風呂敷を畳むのか興味津々な反面、
ちゃんと着地点が見つかるのか若干心配になってくる。
それもひっくるめて続きが楽しみだ。
個人的には、岡田とくっついたらベルばらみたいで楽しいなー、と思うのだが(爆)。
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『妻は、くノ一』シリーズの外伝、松浦静湖姫の『姫は、三十一』シリーズの4巻目です。
今回はアイドルにハマる中年おやじのお話&美しい女性は美しいまま死んだ方が良いってことで、アラフォーで美しさが壊れかけの女性が連続して殺されちゃうお話でした。
らじママがちょびっとビビってたけど、あくまで「若い頃美しかったアラフォー女性」が狙われるお話なので、ビビる必要はないと思いました。
サラっと読めて楽しかったです♪
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サイドストーリーのかたちをとりながら
様々なことを試している・・・
作者の意図は挑戦、試み、リサーチなのではないか?
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美人画に描かれた三人町娘へのストーカー事件と同日に発生した別の美人町娘の殺害事件の謎を解いていく静湖姫。和歌の制作も絶好調である。「つくし」の下位ランク「苔」の下まで必要となる出来栄えで、今回は「乾いた苔」との評価だった。「本妻と妾が湯屋で大げんか よくも旦那はこのお二人と」「軽石でかかとの皮を削げ落とし あんなところもそんなところも」まさにおふざけである。
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2016.10.01.読了
姫は、三十一シリーズ4冊目
3冊目までは、以前読んだ記憶がぼんやりあったが、
この本は初見。
静湖はいいこと言うよね〜
好きだわ〜
昔の恨みとか 妬みは怖いね。
恨んだ方は忘れないけど、
恨まれている方は全く覚えてなかったり。
劣等感がありすぎるのは
よくないんだろうな
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中々味わい深く。
今回はこのシリーズの恋とは何か、付き合うとは何かというテーマに光を当てる事件がテーマだ。
人の心の多面性。光と陰。生命の運命である若さと老い。どちらか一方を切り捨てることの異常性を事件として描きだし、人としての生とは異なる要素が同居していて、そして人はすべての要素をさらけ出しておらず、隠し持った存在だと喝破する。
そうした人間を、作者は愛し、そうした人間が付き合う事を優しく肯定する。『男も女もいろんなものが隠れている。つきあうってことは、それをすこしずつみつけていくことに他ならないのだ。だから、面白いのではないか。』
いつも、自分の弱い面やどうしようもない面を知られてはいけないと思って、変に力んで臆病になったり、相手のややこしいところを見るのが面倒と傲慢になったりして、今ひとつ良い恋愛のできぬ自分にとって、自分が変な頭で固まっていることに、気がつかせてくれる言葉だ。
この心に入った皸を広げていけば、恋愛を楽しむことができて、素敵な出会いに恵まれるかも知れない?!
それにしても、やっと出た、秘剣 燕渡。
ちとありえんやろー!