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シリーズ4冊目。なんというか、驚きですね。このシリーズの向かう先がぼんやりと。
それにしても、古代中国の神話系。これはもうちょっと勉強してもいいかなー。知ってると楽しいですよね、このシリーズは。
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前作であれっと感じたけど本編で持ち直した。苦悩する神々というモチーフには日本やギリシャ、ローマの神話に通じるものがあって読んでいて胸が熱くなる。
旱魃という言葉の元になった魃という神様の話し。勝手に呼ばれ勝手に頼られ勝手に忌み嫌われる苦しみ。潤うという奇跡。
SF的なスペースの拡大にストーリーの丁寧さが追いついていないきらいはあるものの、シリーズを通して次のステージに進んだという手応えが感じられ、次作が楽しみ。
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仙人の僕僕先生と仙骨を持たない弟子の王弁君のコンビで旅を続けるシリーズ第4段。今回は僕僕先生はあまり登場せず、辿り着いたある国の難問を王弁君が愛馬吉良の力を借りながら奮闘、見事解決に至ったのでした。いつもは意気地なしのイメージのある王弁君ですが、今回は並み居る神様たちをも凌ぐ意志の強さで、ひとりの女神の心をこじ開けたのでした。そして、意外な僕僕先生の正体も知ることになったのでした。脇役で新しく登場した人物たちがユニークで楽しめました。
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初めは調子よく読んでいましたが、だんだん切なくなってきました。しかしそれでも、それまでずっとひとりぼっちで誰からも愛されることも大切にされることもなかった魃が、王弁と心通わすことが出来た。これだけでも救いがあったと思いました。共存できればよかったのですが。
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旱魃が最凶最悪であるという設定、大陸的ですね。
でも、小説全体が物語となっている本作はこれまでで一番興味深い。
「さびしい女神」が哀れで、そこになんとも言えない味わいがあっていいね。
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シリーズ四作目。
頼りないニート青年、王弁が旱の女神を助けようと先生の手助けなしで頑張る。しばらく見ない間にたくましくなったてる!その後の朴念仁ぶりが残念だけど、王弁らしい。
これからどうなっていくのか楽しみ。
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おもしろかったー。好きだなぁ、僕僕先生シリーズ。ちょっとばかし先生の正体が匂わされて、そういうこと?ってところで終了。続きはやくでないかな。
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僕僕先生第4弾。
久しぶりに読んだけど、既に前3巻を忘れている…。
蚕嬢やふくろうがどうなったのかわからないのが消化不良。
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今回の作品は僕僕はほとんど出てきません
よって王弁くんとの絡みもちょっと位しかないんだけれど
今回の主役は王弁くんと吉良ですね~なんだかんだといいながら主を大切に思う吉良と、旱の神様 跋を助けたい一心でがんばる王弁くん!!
これは再読するでしょう!って感じの作品
結局最後はまた封印されてしまうのですが・・・王弁くんに対する想いがすばらしかった。
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ファンタジーをあまり好まない私だけど、仁木さんの中国を下地とした物語はロマンがあって惹かれる。
僕僕先生シリーズと出会って、ファンタジーもいいなって思えるようになった。
先生と王弁の関係が絆が巻を追うごとに深まっていくのが楽しみでならない。
それでいて思わせぶりな先生と、純粋に慕い続ける王弁。
今回は終盤ドキドキさせられた。
魃というキャラクターもまた魅力的だった!
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僕僕先生はほとんど出てこないけど、内容がとってもせつなくて、でも王弁の成長ぶりもすばらしくて、一気に読み終わりました。
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神代の時代にまで飛んでいってしまい、壮大なスケールで展開したシリーズ第四作目だった。
ニートな唐代青年、王弁くん。
ゆとり世代の若者が被って見えるのは気のせい?
ただ、そのゆとり男子が世界を変えてしまう。
それはゆとり世代への子守歌なのかな?
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僕僕先生シリーズの第4弾。今回は珍しく壮大で少しシリアスな話です。読み応えはかなりありますね。一日で読破してしまった。少し最後はいろいろと考えさせられる。いい意味でらしくないな。
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もーこの巻大好き!魃ちゃんをぎゅっと抱きしめて、代わりにワンワン泣いてあげたい←死ぬけど。
私でよかったら、仙骨や仙縁があったら、話し相手になってあげたいって思って、泣けてくる。
だって、彼女、こんなになっても人を恨んでないんですよ。チカラ抑えてるんですよ。細細と続く人の営みを見るのは実に楽しく、飽きぬって。
あんな事されても…親の都合で生まれて、彼女だって別のチカラの神だったら、どれだけ良かったかって思ってるのに…。
使い終わったらさっさと捨ててさ。まるで、人でなしに飼われてしまった愛玩動物みたいな仕打ちと思いませんか?
親の都合で産んどいて、生まれてから捨てる、ふざけた虐待親みたいじゃないですか。好きで生まれたんじゃないんだぞ!
それでも、彼女自身は当たり前のこととして受け入れてたんですよ。なんて酷い…実は日本の神話でも、ギリシャや北欧の神話でも、そんな話いっぱいあるんですけど、現代の人間の所業でも似たような事してるのが、哀しくてなりません。
でも、彼女が最後に選んだ結末は…それは読んでのお楽しみですけど、彼女のような人(神だけど)は稀で、似たような人でなしに育つ可能性の方がずっと多いんですよ。
暴力は、次世代に連鎖するのですから。どうして、こんなことされたら自分ならどう思うか?って視点を、人は忘れてしまうのかなぁ…。
王弁はこの巻辺りから、どんどん成長していきますなぁ。それがすごく好ましく、楽しいです。星の彼方の天地に向かって、こわーい古の神を叩き起こして、恐ろしい古代の戦の記憶に身を投じる。並大抵のことではありません。たとえ、吉良や童子ちゃんたちがいても、彼らが止めるほど危険なことでも、挑んで行きます。昔の彼とは本当に違う。
先生がなんとかしてくれるって、いつも先生に寄りかかってばかりで、このヒモ男が!ってたまーに思っててごめんよ…orz←
それがうまくいくかどうかは別にして、彼が成長したことは確かです。そのご褒美がなんであったのか、それは読んでのお楽しみ。
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シリーズ中で一番楽しめた。
少々の説教臭さはこの手のファンタジー、ジブリ的なものにはつきもの。その部分をひいて面白かった。
事件の結末に救いがないのがこのシリーズの底意地の悪さ。