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古代中国ファンタジー4作目は時空を越える大スペクタクル。今作は王弁くんがんばったけど、反対に僕僕先生の出番が少なかった。。
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2014.8.7.am0:55 読了。2年夏休み一冊目。久しぶりに同シリーズを読んだ。実家本。ぐいぐい読めて、満足。勝ち負けの二者択一。○と×。良い悪い。白と黒。グレーの状態を維持し続けることも大事だと思う。これからの展開が気になりすぎる…‼︎
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僕僕先生シリーズです。
仙人の僕僕先生と、弟子の王弁くん。
仙人だけど、見てくれは甘い香りのする美少女
でも、王弁には厳しい先生です。
今回は、旱(ひでり)続きの国を救うべく、王弁君が活躍します。
宇宙空間にまで飛んで、なんとも壮大なスケールの
話になっていきますが、何処へ行っても王弁君の優しさが際立ちます。
どんな残酷な神であっても、王弁君はその懐に飛び込んでしまいます。
彼の真っすぐな想いが、頑なな神様達を動かしますが……。
ちょっと鈍くさい、朴念仁の王弁君、仙人になる修行はまだまだ
この先も続きそうです。
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僕僕先生シリーズ
蚕嬢の故郷へ向かった一行
そこは、旱魃に見舞われ、乾ききっていた
原因は、最強最悪、だけれど寂しがりやの女神「魃」の
封印が解けかけていたことだった。
魃と里を救うため王弁が奔走する
時空を超え、宇宙へとび
今回の王弁くんは大活躍!
その純粋さと、必死さ、そして成長と
相変わらずの朴念仁ぶりが素晴らしい(笑)
魃が、可愛くて切なくて・・・
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僕僕先生シリーズ第4弾。
これまで読んだ中でのシリーズ最高傑作ですね。
物語はどんどん壮大で荒唐無稽になって行きます。でも単に派手にすれば面白かろうとガチャガチャ盛り込んだイメージは無くて、むしろなんともいえぬ静謐感とか哀愁だとかも有って、独特の雰囲気を持った作品です。
さて、これからの展開はどうなるのでしょう。単行本ではすでに6巻まで出ているようですが、私は文庫化待ち。
今までは「何となく」と言う感じで待っていたのですが、次からは本気で期待して待つことになりそうです。
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自分のすべてを受け入れてもらえるというのは嬉しいものです。王弁君はそれができる人。
だけど、王弁君がそうなれるのは、僕僕先生が王弁君のすべてを受け入れているからなのかもしれません。
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僕僕先生シリーズ第4弾。
これまでと一転して、数千年前の神様同士の戦いの様子を時空を超えて体験するというあまりにも壮大なファンタジーに発展した。
ストーリーが大きく変化したのにシリーズとして繋がりを少しも失わないのは、王弁君の真っ直ぐさと、優しさや厳しさや愛らしさなど多彩な面を見せる僕僕先生、少しずつ何かが欠けているにもかかわらず何故か好感を持てる脇役たちなど、バラエティ豊かな登場人物たちの魅力のおかげかな。
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前の巻が仲間たちにスポットの当たった巻だったが今巻は王弁くんのがんばりが光っている。
後半をけっこう一気に読んでしまった。
跋ちゃんが健気でかわいそうなんよ。
次巻も楽しみ。
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魃(ばつ)という、残酷で寂しい女神と、ただの人間に過ぎない王弁(おうべん)この2人のやり取りが愛くるしい物語。
僕僕先生という人がありながら、精神的な浮気を見ているような、シリーズ第4巻です。
シリーズものというと、1巻が一番印象深く、2、3と続くにつれて少しずつ頭がなれてしまう(感動が薄れてしまう)ことが多いです。ただ、時たまそういったジンクスを壊して、さらなる楽しみを与えてくれる作品もあります。今回そんな1冊に出会えました。
王弁の活躍が素晴らしいのです。とはいえ、彼は仙骨がない(仙人になれない)身の上、身の回りには本物の仙人やら、古代の神様達がいる。
プロフェッショナルに囲まれたアマチュアです。
そんな中で、なぜ彼が主人公足り得るのか、それは彼にしかできないことがあるから、もっと言葉を選ぶなら「気付くことが出来る」からでした。
なるほど、ヒーローに必要な素養は、たった1つを見抜く力なのか。そうため息をつくエピソードでした。
活字の中に、浅学な中国の乾いた空気が感じられる。良い本に出会えました。
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僕僕先生シリーズ史上最高傑作と名高い作品。シリーズの始まり「僕僕先生」を入手する前に読んでしまい、この四作目をきっかけに全シリーズを探し回って入手。圧倒的な世界観の虜になること間違いなしの超大作。旱の神様が居座っているせいで人々が死に絶えそうになっている苗の国にたどり着いた僕僕一行。蚕の正体がわかる作品。王弁の私的な感情から大変な騒動に巻き込まれていくが、旱の神様である跋という醜い少女姿の女神が生まれた経緯、その力を封じる為の悲しい選択、愚かな神々の闘いなど時間も空間も飛び越えた複雑な世界の仕組みが最終的に僕僕の技と黄帝の登場により、なんとか治まる。生まれたくて生まれたわけではない悪神である女神の胸中を王弁だけが救い上げる。切ない一冊。