紙の本
無駄につながったエピソード
2013/05/07 21:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなりゴチャゴチャっと詰め込んでいて、若干読みにくい
何でもかんでもキャラクターやエピソードを繋げており、逆に「これがここで繋がるのか」と言う気持ち良さがない
まとまりが悪いわけではないのだが、そのせいでストーリーが小さくなってしまっている
クライマックスに収束するわけでなくその手前で話が落ち着いてしまい、派手な盛り上がりもなくスルっと終わるのも目的のない手段のためのミステリになってしまっている
演出→ネタバレの繰り返しもちょっと邪魔くさい
期待していたほど「全ての事件がひとつに繋がり」ってストーリーではなく、いらないエピソードや足りないエピソードが結構あるように感じられた
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たくさんのキャラクターが、登場したけど…、
どのキャラクターも面白ぃ設定だったけど…、
何となく、全体的に薄っぺら~な感じがしたかな~。
すべてのキャラクターが、1つの事象に対して、
何らかの形で関連付いていて、その妙はあったけど、
少しばかり、ご都合主義ちっくな展開だったかな~。
文章に深みがないよぅな…、スッキリし過ぎてる…。
手際のよさが光るけど、こじんまりとした仕上がり…
って内容の解説があったけど…、なるほろなるほろ。
悪くはないんだけど…、
むしろ、よい方だと思うんだけど…、
ちと物足りなぃ感じの…、ちと勿体無ぃ作品でした。
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登場人物たちがユニークで魅力的。
終盤のあれのネタは予想できたけど、それでも面白かった。
ラストにエピローグみたいに語られたエピソードが好き。
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一気読みしてしまう良作だった。平行して進む複数のお話は、つなげ方に意外性があり読んでて楽しい。若干強引に思える箇所も、展開の妙がカバーしてるので白けることがない。発砲シーンの描写は特に秀逸、ラストも気が利いてて爽やかだった。作者天才かな。
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このミステリーがすごい!の優秀作品。
ワカマツカオリさんの表紙が目に付いて図書館で借りてきた。
1日で読了。
同僚女性にストーカーしたとして会社をクビになった青野は、表向きは清掃会社である秘密結社からの誘いを受け入社。
社員は主に美人のあいみ、寡黙な三浦、髭面の大東の3名で、それぞれ顔も知らないボスからの指令に沿って仕事をする。
誘拐事件、ストーカ-事件、ピッキング事件…
バラバラに起こっていた事件が最後に1つの線で結ばれ、ボスの正体・秘密結社の存在理由とは?
真相がわかってくる所はやっぱりページを捲る手が止まらずに一気読み。
ただ、面白いとは思うけど東野作品を読みまくっているからか、ちょっと物足りなさを感じてしまった。
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ストーカーで会社をクビになった主人公が、秘密結社に誘われ、ある事件の復讐を行う・・・みたいな内容。平文で読みやすくスラスラ進む。ただどこが盛り上がるのかわからないうちに終わってしまった感じ。いろいろ個性的っぽい登場人物は出てくるがどうも中途半端なような感じ。
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物語の筋は面白いと感じたが、時系列や人物の視点があっちこっちにいってややこしかった。秘密結社の設定もあまり生かしきれてなかったのが悔やまれる。
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このミス大賞の優秀賞をとった作品で、ページをめくる手を止められず一気に読みました。さまざまな人物の視点で展開していくのですが、途中少し散漫に思えたところが実は重要な伏線だったりして面白いです。もうひとつの優秀賞『童石』は、独特の世界観が素晴しかったと思うのですが、こちらの作品は、自分たちの住む世界に(自分たちの知らない)別の側面があるということを、うまく表現しているように思います。
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前半、話がいろいろ飛び交って、とっ散らかりそうになったけど、途中ピースの繋がりが見え始めるようになってから、ドンドン面白くなった。そこからは一気読み。最後の最後までこれでもかとピースの埋め合わせが続くので、気が抜けない。いきなり出てきた真の標的がかなりの大物な割には、実際出てくる人物は小物ばかりな感がしないでもないが、それ以上にストーリーを楽しく読めたので良しとする。
新人さんの作品なのかな?これからの作品に期待したいと思う。
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#読了。第11回「このミス大賞」優秀賞受賞作品。ストーカー容疑で会社を首になった青野のもとに秘密結社から手紙が。世の中を一歩踏み外したようなメンバーが、ボスの指令の元動きだす。場面転換が速く、パズルのよう。伊坂さんに影響されているのかな?と感じさせる。
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全く無関係に進行しているように見えるいくつものストーリーが展開と共に次第に収斂していく様は文句なしに見事です。ただ、肝心のストーリーそのものが弱い。とはいえ、今後の注目に値する著者であることは間違いないと思いました。
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このミス大賞の優秀賞作品なので、読んでみた。秘密結社での仕事が、訳のわからんものばかりで、笑ったが、後半になってようやく意味がわかる。色々と伏線があり面白かった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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このミスで大賞を取ったとのことで読んでみた。場面がコロコロ変わる、時間が前後する事はあるが読みやすい。そこがそこにつながるのかという驚きがあり、まあまあ面白い。次回作に期待
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このミス大賞優秀賞受賞作。
奇妙な性癖を持つ人ばかりが採用される「秘密結社」。そしてそこから下される、不可解な指令の数々。断片的に語られる、さまざまな人の物語。いったい何が起こっているのかがまったくもって謎。
ところが。それがだんだん繋がってくるのはこれぞミステリの醍醐味だなあ。なるほどそういう意味があったのか、と思わされる面も。……秘密結社、なかなか素敵かも。まだまだ活躍してくれないかなー。
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謎の秘密結社の活躍を描くエンターテイメントミステリー。
伊坂幸太郎風な構成、映画の「スティング」を髣髴させる仕掛け、など面白く一気読みしました。
時間軸もバラバラないくつかのエピソードが一つの結末に収束する、伏線の回収力はすごいです。
ただ、一つ一つのエピソードがバラバラの視点で描かれているのと短いため、インパクトの薄いエピソードが後で思い出せなくなるなどの未熟さが気になりましたが、新人としては十分な完成度と思います。
次回作、秘密結社シリーズでもよいかも、を期待したいと思います。