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芥川龍之介賞受賞ということで手に取りましたが、口コミ評価が低いのが気懸かりです。
面白くないのでしょうか。
実際に読んで、自分で確かめるしかないですよね。
http://monokaki3.com/t_sinya-97
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昨年の芥川賞で、何かと話題になった作品(というか話題になったのは著者であったが...)が、早速文庫になってくれたので読んでみた。
父親の困った性癖が自分にも引き継がれてるんじゃないかと悩む少年のお話。。。といったところか。
いかにも私小説っぽくて、トラウマでも持ってんのかなと、勝手に想像したところもあったが、付録(?)の瀬戸内寂聴さんとの対談を読むと、そういうことではないらしい。だとすると、何でこういう小説を書こうとするのかがわからなくなってしまう。
瀬戸内さんはスラスラ読めたと仰っていたが、2、3ページも読むと、たちどころに眠くなって、80ページ余りの作品を読むのに1週間くらいかかってしまった。
やはり芥川賞というか、文学は解らん、ということを再確認させていただいたことにはなる。
また対談の内容も、昨年の騒動を補完するなり、覆すのでもない、紫式部が話題の多くを占めていたことを除いて、とりたてて印象に残ったものもなしであった。
まぁ、話題の本も読んでみた...ということです。
(2013/4/17)
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暴力と血縁から逃れられない性と閉塞感の残る田舎町と性と。
絶望しているにしては、達観し過ぎていて、情景を事細かに記されてるのが余計冷めた感じを助長させてる。
もっとそこに焦燥感はないものかなぁ。思春期なら尚更に。
これが純文学ってことかねぇ。
三人称なのもあたしにはいちいちつまづく要素。
やっぱり芥川賞より
直木賞の作品の方があたしは好きらしい。
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芥川賞受賞作品は極力読むようにしているのですが、この頃は時間が全くなく、文庫化されてからようやく読むことが出来ました。 思ったより平易な感じでしたが、読後感は今一つって感じですね。
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小説の内容も好きだけれど、巻末の瀬戸内寂聴との対談がほのぼのしててよかった。
田中さんは青臭い人でも中二病でもなく、それ以前に本当に小さな子どものようでカワイイ人。
子どもから見た不可解な女性なるものを一生懸命想像して小説を書いているのかも。
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【共喰い】
表題作。閉塞感の漂う村で繰り広げられる、性への肥大した自意識が話の軸。どこを読んでも救いようがない。胸に少しずつ降り積もっていく不快感。
【第三紀層の魚】
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主語はどれよ?って感じで文章はすごく読みづらい。
そんで内容は吐き気がするようなどんよりした感じで、とても嫌な気分になる。
だけど、なんだろう、読み終えたら、なんだか面白かった気がする。っていう不思議な小説。
単行本はどうか知らないけど、文庫版には「共喰い」、「第三紀層の魚」と田中さん×瀬戸内寂聴の対談が入ってました。
共喰いは田舎町の高校生、釣り、義手、D.V. 女癖の悪い親父、ってのがキーワードな話ですかね。
主人公の少年は親父のようにはなりたくなくて、だけどやっぱり血は繋がってるから、だんだん親父と似たような行動を起こすようになり、、、、って話なんだけど、その少年の悶々とした気持ちと、田舎町のどこにも行けない閉塞感みたいなもんが、最悪な具合にミックスされて、作中の空気はなんだかどんより曇り空でした。
結局最後までなぜタイトルが共喰いなのか読み取るとこは出来なかったけれど。
第三紀層の魚は共喰いに比べるといくぶん爽やかだったですかね。
釣好き少年と、天皇陛下万歳な時代を生きた曽祖父の話。
なんだかこれもモヤモヤする話ね。
主人公の少年にとってこのひいじいさんはお父さんのお父さんのそのまたお父さんなわけで、いろいろあって寝たきりなんだけど、これがまた頑固ジジイで、なんの関係もない読者からすれば、「なんだよ偉そうに!」って感じでイライラするんだけど、主人公の少年もそういう気持ちなのかって思ったら実は違って、なんでかんでで少年はジイさんのことが好きなんだよね。
この辺の複雑な感情が切ない。
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描写がとても上手です。表現力が素晴らしい。言葉巧みで、それ故、情景が頭の中にすんなり浮かぶ箇所もあれば、逆に喩えが突拍子なさすぎて、これは一体どういう意味なのか、立ち止まって考えてしまう箇所もありました。
内容が内容なので
前半、ちょっと女子には読みにくいかな?とも思ったけど、文のうまさ、表現の豊かさで、途中からだんだんとこの小説の世界にはまっていく感覚があります。
「時間」の捉え方というか、表し方が、今までにはない感じで面白かったです。
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どちらかというと不快な小説でした。
性的な描写や主人公の父親の異常な性癖にうんざりします。
同じ血が流れていることで主人公も不安になりますが、元母親の存在がそれを救ってくれます。
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陰鬱な話だけど思ったよりは読みやすく、読後感は爽快感すら覚えた。勿論えぐいっちゃあえぐいんですけどね。
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暴力という性癖がある父親、別れた母親、息子、彼女をめぐる話。男の行動に呆れる。出てくる女は強い。一文が長いのと、方言が含まれてるのでとても読みづらいが、鮮明に描写が浮かんできたりして心に残る作品だった。
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読み進まない、という意見に同感。最後まで読んでも何一つ胸に響かず、一体何を伝えたくてこの作品が生まれたかった分からない。自分には全く合わない。
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芥川賞受賞作品。
ドロドロしてて
重くのしかかってくる感じの本でした。
しばらくしてから
もう一回読んだら
世界に入れるかな。。。?
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表題作も良いけど、一緒に収録されてる第三紀層の魚が非常に良かった。
なんか、晴れ晴れした気持ちになりました。
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不気味で混沌としていた。
女性の描写がキレイだった。この物語の中では女性は個々に強く、男はそれに敵うことなどできないんだ。
性でも暴力でも男の方が優勢ではあるだろうけれど、それすらも分かりきった上で女は男に応える。
男は女なしでは、生きていけない。