漫画のような小説
2022/03/04 13:29
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投稿者:かい - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人ひとりのキャラが立っていて漫画のようなストーリーだった。その中でも著者特有の「負の感情」をうまく放り込むのがうまかった。
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投稿者:ななな - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれ心に葛藤を抱えた男子高校生たちが、チアリーディングを通して、「自分を変えたい」一心でそれぞれの壁と向き合っていく。負の感情の描写がとても丁寧で、ひたすら共感できた。メンバー間で衝突し合いながらも、助け合いたどり着いた最後の2分30秒の演技は、キャラクター1人1人のこみ上げる熱い思いに震え、圧倒された。まさに青春。
男子大学生の微妙な心理
2016/12/20 16:12
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
元柔道部員だった幼なじみふたりが始めた男子チアリーディング部。集まった16人が、技を磨き心を合わせて全国大会を目指すうちに見えてくる姿と見えない内面。朝井リョウさんのいつもの秀逸な筆致で、大学生男子の、体育会系男子たちのナイーブな心の動きが描かれます。自分はいつも誰かを応援し、元気づけられているか? と心洗われる読後感です。
爽快におもしろい。
2015/09/30 17:17
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
チアというと女子を思うが、アメリカでは男女混合が普通らしい。そういうチア自体の知識も知らないことが多いのでおもしろいが、何よりいいのは登場人物の描き方。ひとりひとりの個性、それぞれの関係の描き分け方が細かくて、生き生きしていて本当におもしろい。
中核になったのはカズとハルだが、個性という意味では溝口やトンが光る。特に、名文句をしょっちゅう口にしながら、時々自分の本音を口にする溝口の、コンプレックスを乗り越えて行く様は読み応えがある。読み応えという点では、イチローと弦のやりとりも。大阪弁でもぼけつっこみって、ありがちだなあと最初は思ったけど、それが厭らしくなく物語を活気づけている感じ。
とにかくテンポがよくて、時々笑える文章もあって楽しめる、よい作品。
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投稿者:なっか。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
スポーツ小説の王道、って感じ。わかっているけど、まんまと終盤、泣けた(笑)でも、終わり方、好きです。
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一生懸命になると、まわりが自分より頑張ってないとか思っちゃったり、自分の中で勝手に優劣つけちゃったりどうしてもゆずれない気持ちが出てきちゃったりでそりゃあぶつかるよね。
このはなしは最後うまくできたからよかったけど、演技がうまくいかなかったらまたバラバラになるきがするなあ。結果良ければ、はあると思う。
とかいいつつ、
最後めっちゃ感動してカフェで思わず泣きそうになりました。
すてきな青春小説!
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青春小説!中盤から仲間入りするメンバーのキャラクターが漫画みたいだと思ったし、喧嘩やぶつかり合いのシーンなんか、「いかにも青春もの!」って感じだと思った。
けれど、演技が終わるところで話が終わるのが好き。正直チアの技とかよく分からなかったけれど、演技が進んでいきつつ、個人個人のメンバーの気持ちが描かれていて、読みながら気持ちが高まった。
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幼いころから続けてきた柔道部をやめた晴希と一馬を中心に、個性的なメンバーが男子チアチームを結成。ほとんど素人の集団が、全国選手権の舞台に立つまでを描いている。
よくあるストーリーではあるが、最後の数十ページでは、部員それぞれの思いと、全国選手権での演技のひとつひとつが、交互に描写されていき、胸が熱くなる。
冒頭には、チアの用語や技がイラスト入りで書かれたチア辞典があり、興味をそそられる。
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おもしろい
とにかくおもしろい
チア男子を表すための言葉を色々考えて、結局ここにしか行き着かなかった語彙力のなさが悔やまれる。
朝井リョウの描く登場人物たちの表と裏(内面という意味で)を読んでいると、自分の気持ちを代弁してくれているかのような気持ちになります。
そうなのこれなの!この気持ちなの!わかるよすごくわかる!
青春小説としても、スポコン小説としても読めるって一粒で二度おいしい
しょっぱくてすっきりして、でも笑いっぱなしの作品でした。
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誰の視点なのかが解りづらくテンポよく入りこめなかった。内容的には面白かったが、馴染みの少ないスポーツなので初めは戸惑った。
こんなに仲間が簡単に集まるか?という疑問点が最後に残った…これが小説か…
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連続で読むことになった朝井さん。『桐島…』を読み終わって本屋に行ったら、新刊本に積んであって即購入。男子チアというあまり馴染みのないスポーツを、青春一直線という感じで描いています。
感じとしては三浦しをんさんの『風が強く吹いている』によく似ています。ただ、登場人物が少し多いので、各人物のエピソードが薄く、全体的にまとまりきってない感じは否めないです。
それでも、クライマックスの二分三十秒のシーンは感動しました。そのための仕掛けもよくできています。あと、溝口くんの名言の引用の数々も個人的にツボでした。
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だんだん引き込まれて、一気に読んだ。男の子たちの葛藤とそれを乗り越えるようすに心をつかまれた。最後の試合の描写は圧巻。桐島部活やめるってよ、の雰囲気とも似てます。
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心に突き刺さった。
最後の疾走感と疾走しすぎて、
時が止まって感じる描写に震えた。
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人は苦悩を突き抜けて、
歓喜を勝ち得る。
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25/4/24読了
それぞれの大学生男子の青春!!みんな苦悩があったりもめたりしながらも絆を深めていく。チアに対してどんどんのめり込む。チアをしてる時の描写がすごくジーンとくるんやけど、チアの技をいまいちイメージ出来ない自分が残念。最後はちょっと物足りなかったかなぁ。
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・機会が二度も君の扉を叩くなどと考えるな
・ほんの少しの決意が圧倒的な罪悪感を上回る瞬間がある
・ニヤニヤされて空気で"負け"って言われてる感じ
・人はいつから悔し泣きをしなくなるのだろう。悔し泣きができる時って、もしかすると人生でもほんの一瞬なのかもしれない。