ココに書かれている暮らし方は、時代の必然じゃあないかと思う。
2020/12/23 13:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人は興味ある方向に分散しつつ自立して、そして必要に応じて緩やかにつながるような、そんな新しいライフスタイル。それを実践する人たちの実例集みたいな一冊です。
ただし、本書は「ライフデザイン」のためのマニュアルではなく、読者の抱える問題や志向にぴったりはまる「解決策」が書かれているわけではない。
本書に描かれている、ちょっと不思議で非常識だけど、なんか新しそうな生き方を見て、まずは、自分の固定概念から自由になる。少なくとも、自分たちを縛っていたモノから解き放たれるための「気づき」は、ココかしこに無数に埋め込まれています。
投稿元:
レビューを見る
米田智彦さんから著書『[僕らの時代のライフデザイン](http://www.diamond.co.jp/book/9784478022689.html)』を頂いた。米田さんは1年前(2012年1月)にゼロベースの「[みらいのふつうをつくる](http://zerobase.jp/jobs/)」というインタビュー記事を作ってくれた。
この本は、こういう本だ:
> 【内容紹介】家やオフィス、家財道具を持たずに旅しながら暮らす生活実験プロジェクト「ノマド・トーキョー」から見えてきた、新時代の働き方・暮らし方。パラレルキャリア、コワーキング、独自の経済圏、DIYリノベーション、デュアルライフ、海外移住…ライフプランが役立たない不確実な時代の人生設計とは?
> 本書は、1年間、家やオフィス、家財道具を持たずに旅しながら暮らす
生活実験プロジェクト「ノマド・トーキョー」を行った著者が、そこで出会った多くのライフデザイナーたちの働き方・暮らし方を紹介します。
とのことで、自分なりにヒントを探して読めば良い本だと思う。
ぼくはこの本を読んでから次のように考えた。
- 生活コストを下げたくなった。
- 郊外に住むのもいいな。
- アジアの成長のなかに身を置きたくなった。
- シンガポールとかいいな。
- 毎年1ヶ月以上は海外がいいな。
- 自分がどこにいても大丈夫なように、[ゼロベース](http://zerobase.jp/)のテレワークを推進していこうと思った。
という感じ。
1970年代、現代思想(日本では「ニューアカ」)の中で語られていた「ノマド」の思想が引き継がれていると思った。
「ノマド」といっても、決して「ノマド・ワーキング」(=フリーランス、モバイル・ワーカー)みたいな話ではない。
浅田彰やドゥルーズやガタリの語った「ノマド」ということ。
「闘争」から「逃走」へ。
「パラノ」から「スキゾ」へ。
- [『構造と力―記号論を超えて』 浅田彰](http://booklog.jp/item/1/4326151285)
- [『逃走論―スキゾ・キッズの冒険』 浅田彰](http://booklog.jp/item/1/4480021078)
投稿元:
レビューを見る
いろんな働き方、住み方、生き方をしている20数名の若者の紹介。事例集としても参考になるし、単なる寄せ集めではなく、全体を通して「人生を自分で自由にデザインする(そしてそれが可能だし求められるようになった社会)」というコンセプトが通底しているのが良い。
投稿元:
レビューを見る
仕事だけでなく、住処も定まった場所を持たず生活した著者。「あいだ」を行ったり来たりしながら生きる。仕事とプライベートとどっちか一方でない、田舎か都会か一方でない。そういう所に共感を持ちました。
投稿元:
レビューを見る
新しい暮らし方と生活の満足との価値観を変えるために手にしてみた。漠然とした将来の不安から、解放されたいので、現在の生活レベルに感謝して、満足度を上げるための目的は達成できた。しかし、取り入れるのは難しく、突飛な印象を受ける事例が多いな。
副業→複業
競争→協創
人それぞれの生き方、多様性を知る上でいろんなやり方があることにビックリ。変わってるな〜と勝手に決めつけないで、こんな生き方もあるんだって受け入れるようになろう。情報を拒絶しないためのフォトリーディングだし。
投稿元:
レビューを見る
ノマド≒寅さん という表現は定番になりつつあるのか?寅さんはアートなので、真似するのは簡単ではないと思うが。
本書は体験談・事例集であり、ひとつの生き方を提示しているとは思うのだが、いい事しか書いてないのが残念。これだけの放浪生活をしていれば、いろいろと嫌なことや辛い目にあったり、人間関係で問題が起きた事もあったのではないか?
私の知人はシェアハウスを運営していたが、最近閉鎖した。多くを語らなかったが、相当な苦労や問題があったようだ。
次作があるのなら、そういう負の側面の記載に期待したいところ。
投稿元:
レビューを見る
印象に残っている言葉
「何をやっているか分からない、と言われることが褒め言葉なんです」
この言葉の意図することが最初はわからなかった。
しかしこの本を読み終える頃には、私もそう言われたいとすら思うよになった。
自分の固くなっていた頭を少し柔らかくしてくれた一冊。
投稿元:
レビューを見る
生活や仕事を便利にする技術やサービスが生まれているのに、それを使う人間の意識が変化しなければ、有効活用されない。
例えば、SNSを通じてまともな仕事を取れるわけがないとか、自宅を持たずに生活なんてできないとか。
そういった技術やサービスを前にして、やらない理由を作らずにまずやってみる。ひとつの会社で勤め上げる生き方に対して、筆者はパラレルキャリアを掲げ、軸を複数持つことを提言する。
自らをデザインするという生き方は自分でも実践したいと思った。ノマドワーカーも会社員も、ブログを書いたりセミナーを開いたりと、自分の価値をプロモーションする行為は必要になってくると思う。
一方、フリーランスから会社勤めに戻ったという話を聞いたこともある。確定申告や経理などお金の管理が大変で会社に任せたかったことと、仕事を探す作業に時間を割きたくなかったのだそうだ。
会社で働くということは仕事がある程度与えられるという楽な部分もあるし、ノマドに対する世間の空気が苦手という人もいるだろう。
筆者は何をしているか分からないと言われることは褒め言葉といっていたが、自分は人に理解されない作業を続けることはつらいと感じてしまう。
ノマド生活で失ったものや苦しんだことについても詳しく知りたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
震災の前後に著者が実践した多拠点生活実験「ノマド・トーキョー」も興味深いが、その中で知り合って同様にいろいろな人生を模索している人達が面白い。
今までメディアで紹介された人ではなく、むしろ紹介されなかった人達が次々と出てくる。そこが良い。
その身軽さ、チャレンジ精神だけに着目するのではなく、そのライフデザインをするに至った経緯や考えが十人十色なのが面白い。
「パラレルキャリアを実践する人達」「固定的なライフプランは無意味だ」「都心と郊外の往復スタイルで得るかけがえのないもの」というように見出しもいい感じで目を引く。
とかく日本的な、集団の中で動くことをよしとする社会ではこの本にあるような生き方は不安定の塊のようなものなのかもしれない。
しかし、日本以外、ヨーロッパでは当たり前の職業間や住居観、人生観である。
それを日本でも実践している人達がいるというのを紹介しているという点で、希望の芽に満ちた一冊。
投稿元:
レビューを見る
行動を変えるには、まず今までとは違う場所と他者の出会いからです。 (大前研一はさらに、時間配分を変える)
全国床貼り協会 やすい一軒家のネックはリノベーションの費用
IDEO コンサルティング
ブレインストーミング
1判断や批判は後回しにする2突飛なアイデアを歓迎しよう3他人のアイディアに便乗しよう4今話しているテーマにだけ集中しよう5一度に発言するのは一人6ビジュアル化してみよう7質より量を追求しよう
投稿元:
レビューを見る
生活実験「ノマド・トーキョー」家もオフィスも持たず、トランク一つで東京を遊動、旅するように暮らすプロジェクトから見えてきたこと。
普通と違うことをする、できるということが、パワー。
投稿元:
レビューを見る
NOMAD TOKYOなる企画で、多拠点から数か所決められた拠点に遷移していく過程が、遺伝的アルゴリズムのようでした。
投稿元:
レビューを見る
http://staygold1979.blog.fc2.com/blog-entry-494.html
投稿元:
レビューを見る
同調圧力や世間の目といったものから抜け出すのは確かに難しいかもしれないがそれ自身によってイヤな思いもする事の方が多いと思う。
所謂一般的ではない、まだなっていない生き方だとか働き方をする人たちはかなり自分の願いや希望に向かってそこから飛び出る。だからこそ、彼らに惹かれる人たちもそこで新しい人間関係や仕事に繋がっていく。全ての人がそうなれるわけではないかもしれない、でもこの本に書かれているような事は示唆としてとても魅力的だし、現実で起きていることだと思うとやっぱり面白い人たちはたくさんいるのだと感じる。
ダメな時には場所を変える、人間関係を動かすというのはおそらく最も正しい変化の仕方だ。あるいは前の環境を続けながら居場所を変える事も今のソーシャルな時代には適応している。
面白いことないなって、いろいろつまらないとか、息苦しいと感じてる人が読むと違う呼吸のヒントがたくさん詰まっている本だ。
しかし米田さんの行動力などを読んでいてすげえと思うのと同時に動く事の力強さを感じさせる。
投稿元:
レビューを見る
こんな生き方もあるんだと分かる。将来への不安や、選択で迷っている人にはオススメ。でも、実践できる人はいないよなぁ。