電子書籍
一般レーベル
2016/02/07 12:49
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般レーベルとBLレーベルの違い分、最後が削られている。文学っぽい感じを味わいたい場合はこちらをオススメします
紙の本
木原さん初読み
2015/01/30 18:53
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sao - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な方で、沢山作品を出されているのも知って居たけど読まず仕舞いで今まで来てしまったが今回、一般向けの場所でこの文庫本を見つけて購入。
なぜもっと早く読まなかったのかと後悔。
凄かった・・・こんなにグイグイ引き込まれるとは正直思わなくて・・・。今まで読んでいたBL本達も皆愉しいけれど、作り物感は拭えない。しかし、この作品はリアルだ。心理描写とかが細かいからなのか?松岡の気持ちも寛末の気持ちも納得出来て歯痒いと言うか…この二人が今後どうなって行くのかが知りたい。
電子書籍
感動します
2015/08/31 15:32
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
お勧め本だったので、何気なく読んでみたら、見事にハマってしまいました。
木原さんのファンになるきっかけになった本です。
BL自体、読んだことが無かったのですが、偏見を持っていたことを後悔しました。
ただ、BLは玉石混交だと聞くので、この人以外はあまり読まないですが・・・
紙の本
続編も文庫化してほしい!
2018/09/29 20:34
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふだんBLは読まないんだけど、たまたま読んだらすごく良かった。 人を愛すること、心の動き、苦しくなるくらい美しかった。
他の方の口コミを読んでいると、続編があるんですね。読みたいけれど、いかにもBLな装丁があんまり好きではないので、講談社文庫で続編を出してくれると嬉しいのにな。
紙の本
講談社版は少し物足りず
2016/02/07 12:47
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
講談社版は少し物足りない。BLレーベルでないので仕方がないのかもしれない。一般レーベルで文学っぽい感じを味わいたい場合はこちらをオススメします。
紙の本
葛藤が良かった
2022/05/21 23:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:み - この投稿者のレビュー一覧を見る
「箱の中」が面白かったので間髪入れず同著者の作品で読みましたが面白かったです。今ではBLも読みますが、こちらはたまたま助けてくれた同性を好きになることについての戸惑いや葛藤、苦悩がとても丁寧に綴られていて面白い。性別関係なく人を愛おしく思う部分について、この著者は描くのがとても上手い方だなといつも思います。
電子書籍
コレからという時にィ!
2021/01/06 08:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワンチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
KISS版のマンガ(上)を読み、(下)が待てない!と思い購入しました。面白かったです!面白かったけど…結局末寛の時計はどうしたのか(返す話があるのかと思った)。そして「オレたちの関係はコレからだ!」ってトコで終わりました。何て事でしょう。
しかし、物語としてはキリよく終わっているので、松岡さんの胃が心配ではありますが、紆余曲折を経ながら2人は生きて行くんだろうと余韻を残す作品でした。眼福。
別の出版社さんから発行した同書には末寛さん目線のお話があったとの事。8年くらい早く出会いたかったです。
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木原音瀬さんの最高傑作といっても過言じゃない美しいこと。
講談社文庫で出ると知ったときはもう飛び上がって喜んだ。こんなに面白い作品がようやっと広く一般の人たちの目に触れる機会が出来たのだから。
中身はもう文句なしに面白い。最初に読んだときの印象があまりにも強くて、それ相応の準備(気合い?)がないと読み返せないくらい痛くて面白い。
もしこの二人のその後が知りたい方がいたら、ノベルズ版の美しいこと下巻に続編「愛しいこと」、プレミアがついていた小冊子「愛すること」は今では電子書籍で配信されているので、是非。
特に愛しいことの寛末さん、同情はできるがそれでもやっぱり許すまじ…。
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昨年に出た講談社文庫版『箱の中』を読み、結局ノベルス版『檻の外』を買った者として、この『美しいこと』を購入するかどうか悩んだ。本書を買っても、未掲載の作品を読むためにノベルス版の下巻を買うだろうと予想できたから。最初からノベルス版にするべきか否か。でも、買ってよかった! おもしろかった! ただ、寛末が酷いという声には心から同意するが、松岡の「このひとなら大丈夫なはず」という思い込みも酷い。都合よく考えては傷が大きくても仕方がない。寛末の鈍感ぶりを余すことなく描く木原先生に脱帽しつつ……下巻を探さなければ。
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あらすじを読んで買うのを迷ったけどまさかのおもしろかった( ;∀;)
このあとの二人がどうなるか気になってしかたありません。
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久しぶりに面白いBL!
私の好みにドンピシャ!なんていうか、ノンケの男が男に恋するパターンが好きみたい(笑)
最近のBLは、コテコテすぎて、ジャケ買いする気にもなれないんだけど、
これは普通の講談社文庫のうえ、買いやすいお値段だし、表紙も素敵。
中身ももちろん、面白い。
BLでも、恋する気持ちは同じ。切なくてどうしょうもない。あいたくて仕方ない。恋の始まり、ってそうだよね、っていう気持ちがいっぱいで、同感できる話。
恋が愛にかわる、
二人の話も読みたいなぁ。
続きはないのかなーーー?(笑)
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「箱の中」に続く木原作品の講談社文庫版です。木原ファンの方々同様に思い入れが深く、何度も読み返している作品です。
何度読んでも、痛くて甘くて胸に迫るものがあります。
一般向けと腐向けでは、ここがボーダーラインなんだなということを今回はっきり認識しました。
「箱の中」でも、その先が描かれている続編は収録されていなくて惜しいなと思っていたのですが、今回も同様の扱いで納得しました。
BLを敬遠する読者が、「文学」として容認できるのはあくまでも美しいことの上下までなんですね…
確かに、センセもひとまずここで物語を完結させているので、編集上の意図だけではないようにも感じます。
それでも、「愛しいこと」さらには「愛すること」が収録されていないのは、ファンとして大変もの足りない気がします。
「愛しいこと」は、BL色が本編以上に強く、読者願望もそれに応えているセンセのサービス精神も顕著だけど、なによりストーリー展開としてここは絶対外せない!と思うものがあるんです。
私はそこでボロ泣きしてしまったんですけど…
まだまだ松岡は数々の試練を乗り越えなければならなくて、この後の展開はもっと胸を打つものがあるので残念です。
「愛しいこと」は、何度読み返しても感動してしまうのですが、小説の常識から言えばハードルが高すぎるんでしょうか?
二人がハッピーエンドになるかならないかというところが、BL的には大問題でも、一般的には男同士の恋愛ストーリーにどこまで感情移入できるかというところのほうがまずは第一関門かもしれません。
この機会に、木原作品の面白さに目覚めてくれる読者がさらに増えたらいいなと思っています。
そして、読む人の気持ちをざわつかせて痛くさせるくせに、その先には感動と至福が待っている木原作品のエクスタシーを、ぜひ完全版で味わって欲しいなと思います。
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女装にはまり夜の町に出る松岡。
ある日男性とバレて暴行を受けたところを助けられたのは同じ会社の寛末だった。
男性には興味のない二人が『女装』を介して接近する未知の世界の出来事に、一気に引き込まれる。
なんだろう…男女以上に先が気になりすぎてあっという間に読み終わってしまった。
2014.9.28
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ときめきと切なさと胸糞悪さが一度に味わえる一冊。
前半はBL小説というより、恋愛小説のきゅん。後半はとにかくもうひたすら寛末にイライラ。BL小説のはずなのに、BL要素があまりないような。
文庫で一気に上下読めるのはメリットだけど、やはり挿絵があったほうが良かったなぁ……面白かったけれども。
怒ったり胸が締め付けられたりで、娯楽のために読んだはずなのにどっと疲れてしまった。しかし、どの登場人物の視点から見ても辛いって、ちょっとすごいことではなかろうか。
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この作品の登場人物たちは、BLでは「ありえない」、実際にはおおいに「ありえる」人たちだと感じました。
私はBLの世界にどっぷり浸っている人間なので、この作品の攻め(取り柄は優しさだけの優柔不断男)は好きになれません。受けの一途さにイライラもしました。なんで他に行かないのかと。しかし、受け自身も自分でその理由を分かっていない。嫌いになりたいのになれない。けれど攻めは振り向いてはくれず、辛い。そんな、BL用にデフォルメされていない、リアルな感情がこの作品には描かれています。BLとしては異端、しかし恋愛小説としては傑作です。
文庫版ということで、今までBLを読んだことがない、読もうと思っていなかった方にも是非読んで欲しいです。ただし、この作品(というか木原音瀬先生)は特殊なので、BLの基準としては見られません(笑)