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では御託はこれくらいにして、書籍の名前は「本当に「英語を話したい」キミへ」川島永嗣緒です。川島さんと言えばサッカー通なら誰でも知ってる、日本代表のゴールキーパー。文字通り日本の守護神です。
そんな川島さんが英語を話せるようなステップ・アップの実証例が本書には綴られています。最初の動機は洋画に出ている主人公が英語を話すのを見て、「自分もああなりたいな~」と思ったところから始まったそうだ。
日本人にありがちな中高6年間の教育で英語を話せなかった川島さんは、ゴールキーパーというポジション上英語を話さざるを得なかったそうだ。
何故なら、外国人のデフェンダーに「右切れ!」と叫んだところ、マークにはついてくれず、見事得点されたそうだ。後で「右切れ言ってんだろう」と彼を詰問すると「日本語ムズカシイ」と言われて目が点になったそうだ。川島選手は本当に必要に迫られて、外国語を勉強せざるを得なかったのだ。
そこで川島選手、英語の勉強を始めた。最初に書店の語学コーナーで「役に立ちそうなものを片っ端から買ってきた」そうだ。
そのかいもあり、簡単なコミュニケーションの方法が分かったとのこと。つまり:
「~したい時」=I want to~
「~してくれるか聞くとき」=Can you~
「しなきゃいけない時」=I have to~
「~したか聞くとき」=Did you~
とこの形で、動詞(例えばgoなど)を当てはめればいいことに気が付いた。
その後のステップとして、英会話学校にトライしたとのこと。川島選手曰く「言葉というのは、使って、失敗してということを繰り返して上手くなっていくもの」と仰られている。具体例として、マンツーマンで英語教師について会話を勉強したそうだ。
上記の訓練で特に役立ったと思うのは「聞き取り」。これは日本語でも日ごろあんまり考えないことでも欧米人は「なぜ?なぜ?なぜ?」と、とにかく畳みかけるように突き詰めてくる。つまり自分自身が物事に対してどういう意見を持っているかを考える機会が多くなるとのことだ。
スピーキング(話すこと)については、「しゃべらなきゃいけないという環境に自分を置く」と言ってます。大野も一番苦手なのがスピーキング。この間外国人の方に「What’s purpose for visiting in Japan?」とやってもうた。(英語に詳しい方は分かりますよね。この間違い)
ライティング(書くこと)は後から見直しが出来るけど、一遍口からでた言葉は訂正できません。スピーキングは難しいです。
また、川島選手と言えば数か国語を話すことで有名。そのコツは2つの言語を関連付けて覚えていくことだそうです。例えば英語のfinallyはイタリア語ではfinalmente、どうです似てるでしょう?
そんな賢い川島さん、ロッカールームでスペイン語圏の選手にはスペイン語、イタリア人の選手にはイタリア語を少し混ぜて話したら、彼らに大変喜ばれたそう。チームメイトからは「普通、日本人は英語も話せないのにお前はいったい何か国語しゃべるんだ」と驚かれたそうだ。
そんな川島選手が口酸っぱく言うこと、それは「勇気を持って話しかけるに慣れてくると、もう怖いものはない」とのことだ。
このような川島さんだから、チームメイトから一目置かれる存在となり、ベルギーリーグのリールセの2年目にキャプテンに指名された。これは川島選手も言及しているが、コミュニケーション能力が向上すると、プレイの能力も上昇していくのだ。
最後に川島さんはこう綴る。外国語を学ぶというのは相手の文化を学ぶということで、島国で外国語を使う機会のない日本人はこれからの国際競争の中で置いてけぼりを喰らうのではないか?ということだ。これは私も同感だ。
サッカーが好きで、英語もマスターしたいという方は是非本書を手に取って欲しい。
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サッカーを全然知らないのでこの著者の名前はこの本で初めて知りました。
なんと7か国語を喋れるとのこと。
若い時から語学が好きだったそうで、やはり好きなことは継続できるし、継続すれば実力もついてくるんですね。
それにしてもプロサッカーという職業をしながら語学をどんどん覚えられるというのはとにかくすごいですね。
なかなか真似できないことだと思います。
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中学、高校と普通に学校英語を学んだのに、話せない!
という率直な思い。きっと、それは誰しも思い当たるのではないかしら。
そんなところから、語学を習得していく彼の前向きな姿勢に好感が持てた。
もう少し、自分なりのTRYの仕方というかノウハウが書いてあるのか?と思って手に取ったのだけれど、どちらかというと精神論が書かれている感じかな。
後半は、テーマフレーズを中心にななめ読みした感じ。
サッカー選手としての彼に特に興味があるわけではないけれど、
サッカーだけでなく、人とかかわることに前向きな彼の姿勢は素敵だと思った。
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僕は今、英語をもっと聞き取れるようになりたい話せるようになりたいと思い、毎日英語に触れることを目標にFLSALCやシンガポール留学などにチャレンジしている。
自分の考えや思い、相手の言葉が聞き取れなかったことを相手に英語で伝えることができないことが多々あり、歯がゆさや自分の英語力のなさを日々実感している。毎日英語で留学生と会話してるのに上達してる実感がない。どうしたら英語をスラスラ話せるようになるんだろうか。
この本は今の自分にまさにぴったりの本であった。
言葉というのは実際の生活で話してこそ習得できるもので、文法や構文を正しく使うこと以前に間違ってもいいからどれだけ自分から口に出していけるかが上達のカギ。
また、常に物事に対して自分の意見や考えを持つ習慣をつけることが外国人とのコミュニケーションにおいては重要。
川島選手は言語を学ぶことは目的ではなく手段であり、言語を勉強する上で目的を持って行なうことが大切だと言っていた。
自分が英語を話せるようになりたいと思うのはなぜだろう?カッコいいから?外国人と友達になりたいから?仕事に生かしたいから?多様な価値観や文化を知りたいから?
若い頃から世界に目を向けて視野を広げたり、多様なものの見方をできるようになりたいという想いを持ちながらも、いろいろな情報に流されず、自分の言葉、信念をしっかりと持っている川島選手に1人の人間として素晴らしいなと思った。
もっと英語を口に出していくこと、物事に対して自分の考えを持つこと、今やりたいことをやることを決意。
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・自分自身の可能性を知りたい
いずれ海外で生活することができるのか
その体験を僕は楽しめるのか
それともつらくて逃げ出してしまうのか
ゴールキーパーとしてヨーロッパでプレーできるのか
・喋らないといけない環境に身を置く
・get/haveとかを多用し続けるだけではボキャブラリー増えない
・自分の中にどんな「言葉」があるのか目を向けよう
ビジネス書もいいけど、結局は他人の言葉
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しゃべる練習が必要。
語学は後で役に立つ!話しかける勇気を持つこと。身に染みる。
ビジネス書を読まなくなった川島。自分の言葉を探して。自分の言葉が、今の自分にはないんだよな。いや、あるのかな?でも何も知らないよな。
相手に話しかける勇気を持つこと。話始めちゃえば、こっちのもんな気がする。問題は最初だけだな。とにかくあなたと話したい、という姿勢をちゃんと見せること。そうすれば嫌がる人はいない。
相手が嫌な思いするかな…とか考えると口数が減る。オープンマインドで。本当の自分で何が悪いの?
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挫折続きだけど、少しずつでも語学続けようという気にさせてくれる一冊。それにしてもほんと勉強家だなー。
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川島永嗣氏の人柄が感じられる一冊でした。
「英語学習」の観点からも学ぶことはたくさんあったが、特に後半のコミュニケーションの箇所は語学だけでなく日常の生活や仕事をしていく上でのマインドとして、とても学ぶことが多かった。
私も毎日コツコツと語学を学んでいこうと思います。