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亀梨くんの映画から知って、(見てないですが)読んでみました。
なるほど、俺俺だ〜!
これは誰しにでも当てはまる可能性があるかもね。
なんていったらいいか…。言葉が思いつかないわ。
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この本での「俺」ってなんだろう。
クローン?コピー?
はじめは分からないまま読んでいた。
しかし、読み進めていくうちに、
「俺」には色んな一面があるんだと気がついた。
くだらないことも考える、
真面目なことも考える。
他者よりも優秀でありたい、
でも疲れた時にはだらけていたい。
そんな面を誰しも持ち合わせているから、
俺たちはみんな「俺」なんだ。
そう考えると、全く気が合わない人でも、案外自分に似ているのかもしれない、という気になる。
「自分」について考えるいい機会になった。
解説の、
「自分を演じながら他者とつながるのは疲れるが、1人でいるのは寂しい。
だから自分を演じなくてもよい他者とつながりたい。」
という言葉に共感した。
ここ数年感じている、具体的じゃないモヤモヤした寂しさは、この言葉に集約されるのだと思った。
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イメージと違う話だった。
相手や場所、環境によって態度が変わるのが人間。それぞれがみんな違って、でもみんな同じ。
こないだ観たノケモノノケモノみたいだな。
自分だけ違うと思ってるカニで、みんなと同じでいたいカメレオンなんだ。
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ありのままの自分でいれる=俺山の世界があったらどんなに楽だろうと思うけども、世の中が自分と同じ価値観の人だけで構成されるとどうなるのか、という話。
やっぱりいろんな人がいて、いろんな人と関わって広い世界を知れるのが生きて行く上で楽しいことなんだろう、っていうことですね。
2014.08.06
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ファーストフード店で、たまたま隣り合った男が携帯を「俺」のトレイに置き忘れていった。なんとはなしに、その携帯の持ち主になりすまして、その携帯の持ち主の親からお金の振込もしてもらい、俺俺詐欺のような話になったところで異変が起きる。金を振り込んでくれた「親」がアパートにやって来て、まるで最初から「俺」が息子だったかのように振る舞う。自分の実家に帰ると、同じ顔をした「俺」が応対に出て、この頃似たような「俺」が訪ねてきてトラブルになったという…
「世にも奇妙な物語」風味に話が進んでいく。途中から「自分と他者の違い」「自分の中に潜む凶暴性、凶悪性」が引き出され、職場でのいじめや、多数の「俺」が互いの腹の内を知りながら互いを「削除」していき、輪廻転生(?)とでもいうか手塚治虫の「ブッダ」のような世界観も挟みつつ「自分とは何か」を考えさせられる。どんなに嫌な奴に見えてもそのどこかに自分と同じような部分があって世の中は反面教師だらけ、と言いたいのかなと感じた。
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【最後で全部台無し】
最後の最後に読まなければよかった。なーんだよ、つまんねぇって話。最初からの流れが良かっただけに怒りすら覚える。
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きっかけは他人の携帯電話を持ち帰ってしまい、オレオレ詐欺をしたことだった。俺もあいつもこいつも俺。俺俺俺...。増殖していく俺。俺俺時代小説。俺増殖でわけが分からなくなる不思議な世界だが、現実でもあり、俺の気持ち分かるなぁと。心が下向きの時には、特に俺に同化してしまう。認められたくて、必要とされたくて、つながりたくて、寂しくて。解説の秋葉原無差別殺傷事件の言葉、そして「フィクションは、リアルを超えたリアルに肉薄する。」。めちゃくちゃな世界だが意外に好きかも。そして少し考えさせられる。
「携帯電話を盗んだのは、あくまでもその場のなりゆきだった。」
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俺が増殖する話。俺が3人位までは面白いなあと思っていましたが、それ以上になるとホラーテイストが強くなり、最後はカオス。
この俺はどの俺だっけとこんがらがってくる。
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言いたい事は分かりますし、世の中が『俺』で溢れかえる・・・
という設定も的を射てるとは思うんですけど、
いかんせん読み物として粗いんじゃないでしょうか。
主張と設定に任せきりになって細かい描写や動機が感じられないから、序盤~中盤までは全然入って行けませんでした。荒くて下手くそな運転に感じるスピード感。
物語上の突っ込みどころを無くすのは無理だとしても、
場面転換や行動理由のような文章的な部分についてはもう少し配慮してもいいのでは。
意味なく俺俺詐欺をしてしまう最序盤に持った違和感が最後まで消えなかったなぁ・・・。
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テンポのよい文章に、読むほどにスピードが増してくる。
それは、何も考えさせず、読むことそれだけに集中させるための著者の故意なのかもしれない。
あそこにも俺、そこにも俺、ほぼ俺。
実はそれは心地のよいものではなく、俺自身が俺によって翻弄される。
オレオレ詐欺からカジュアルに始まった物語は、想像以上の展開を見せる。
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パラレルワールド系の話かと思ったら全然違った…あんまりSFを楽しむって感じじゃなくてちょっとお説教臭い感じ。大人になったらまた読みたい。
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他人に成り代わり俺俺詐欺をはたらいたことをきっかけに、不思議なことが起こる。
俺がたくさんの世界が生まれたのだ。
最初は分かり合える心地よさや安堵に包まれたが、それは徐々に恐怖へと変わっていく。
現代社会に渦巻く心の病を映すような、リアルじゃないのになぜかリアルな…不思議な感覚に陥る。
2015.7.18
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詐欺がきっかけでその家族の一員となり、俺が増殖していく展開は面白い。ただ、どこまでいっても好転しない、誰も救われない状況が長すぎて、最後の方は食傷気味。世を風刺するには甘く、希望を見出だす結末だったにしても甘く、何とも言えない心残りがあった。映画は見ていないが、演出が活きそうな題材であることは間違いなさそう。
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結局何がどうしてどうなったのかまるきり分からない。
分からないのだがその分からないまま読み進め読み終わってしまった。
それでもいまだによくわからないこの世界観。
現実投射的に感じもするが、その俺目線が世の中の一人一人だという事なのだろう。
最後に俺は言うおまえたちが現在や昔を見ないように忘れちまうことを、こっそり待っている。
だから、頼む、思えておいてくれ。そして自分たちが誰だが、忘れないでくれと・・・・。
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途中から、誰が誰だかわからなくなってしまった。。。
えーっと、、、自分を大切にしないと誰だかわからなくなってしまうってことなのかなあ。。。星野さんの本、2冊目ですが、ちょっとこれは、合わなかったです