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単行本発売当初からずっと読みたくて、文庫化を待ちに待ってやっと読めました。
面白かった!面白かったんだけど…期待が高すぎた分、ちょっと肩透かしを食らった感があります。。勝手に期待した自分が悪いんだけど。。どうなるの!?っていうどきどきがあまりなかったかな。。あと、完全に映画のキャストが頭に浮かんでしまって、もったいないことしたなーと思いました。
お役所のしがらみとか、観光ビジネスの話とか、興味深かったんだけど…。
とりあえず映画もみたいです!
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高知に行きたくなる一冊。そして観光ってそういうことだったのか、と腹落ちする一冊。
相変わらずの有川ワールド炸裂で、読み終わるのがもったいなかった。
佐和が崩れ落ちるシーンでは、もらい泣き。
ある意味、おもてなし課の彼の成長記なんだけど、吉門さんも前に進んだんだね。
清遠さんのキャラがまたいい。有川さんの話に出てくるオヤジって、ほんと毎回いい味だしてる。「オヤジ」って、心をこめて呼びたくなる感じの。
ああ、高知に行こう。
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高知の人の良さ、自然の良さが伝わってきて、高知に住みたい欲が上がった。土佐弁が喋れるようになりたい。
友達に公務員になる人がいるけれど、こういう苦労を積み重ねて行くのかなーと思う。安易に批判しないようにしよう。
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めっちゃおもしろかった!
掛水くんだんだんかっこよくなってくし
多紀ちゃんはずっとかわいいし
吉門さんはおもしろいし。
個人的には吉門さんと佐和さんがすごくきゅんきゅんする。
もう少し掛水くんのダメっぷりが見たかったな~。
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これは面白かった!
「高知県レジャーランド化」
モノをアピールし、集客するノウハウも詰め込まれていました。
読んだ後に元気の出る一冊。
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グダクダだけと、自分の悪いところを受け入れて改めることが出来る主人公、かわいくて気が利いて一生懸命なアシスタント、悪いことは悪いときちんと指摘してくれる友人、新鮮な視点を持ち、進むべき道に導いてくれる大先輩、大きな度量を持ちながら組織のルールの中で事を進める道を見つけることが出来る出来物の上司、こんな素敵な人たちと仕事がしてみたい。そんな物語。
実際は、いやな奴が一人もいないこんなことないけどね。うらやましい。
最初いらいらさせて基本的にみんないい奴だからどんどんいい方向に向かって行って、最後は可能性を秘めて終わる。なんだかね。
有川さんの本には毎回、良いように感情を弄ばれている感じがする。ちょっと悔しい。
登場人物の感情の部分を書いてくれるので、安心して読めるのが良い。普通は、気の利かない主人公は、隣の女の子の涙を理解できないし、説明もないから読んでいる方もハラハラするし、察しの良い友人が引き返せよとアドバイスもくれないから大体こじれる。読んでいてまたイライラする。
だけど、この本にはそれは無い、実社会では相手の気持ちがわからなくて、あれこれ思い悩むことが多いので、小説の中では、良い奴ががんばっていていい結末を迎えるお話を読みたい。そんな私には最適な本でした。
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ブクログレビューを読んで、単行本を買おうと思っていたけど、文庫本が出て、ラッキー気分?
ジャンルとしては、観光小説か、
「限界集落株式会社」黒田伸一著、とかこういった、地方を元気にさせる小説がもっと出てくるといいな。
とにかく、掛水と多紀、吉門と佐和、それぞれの関係が微妙でくすぐったい。誰かも書いていたけど、有川浩の小説は、読後ほっこりする(笑)
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ストーリーと観光振興の打ち出し方は新鮮でおもしろかった。
県庁ルール…確かにあるかも。
ただ、恋愛の話は甘すぎる!しかもカマトトですな。
特に嫉妬する場面。「ビミョウに面白くないのは何でだ」と書かれていると、好きだからだろ!と突っ込みたくなる。
もっとこう、行間から感情を読み取らせてほしいです。
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掛水 すごくかっこよくなったねー(o^^o)
喬兄と佐和も 可愛くて、これぞ有川節!って感じだった。
清遠も かっこよかったな。
あんな大人いたら、惚れちゃうかもだな。笑。
田舎に行きたくなった。
旅したいな。
しずかな場所へ。
馬路村行きたくなった。
ゆずーーーー!
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新大阪駅にて購入
文庫になったら読もうと思っていたので
さっそく購入し、読了。
もう少し、物語として練れている作品かと思っていたが
小説としては、構成が甘い感じがする。
それなりに面白いのだが、
彼女の他の作品に感じられる「ドキドキ」感は無い。
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「おもてなし」、先日の東京五輪招致プレゼンでも話題になったフレーズですが、高知県では実際に「おもてなし課」として、県庁の行政サービスに組み入れています。その「課」を題材に、糖分たっぷりの小説としてまとめたのがこちら。
物語の主人公は、「おもてなし課」に新しく配属された県庁職員(掛水史貴)と契約社員(明神多紀)の二人の若者、それぞれに悩みや葛藤と、そして喜びをぶつけ合い、分かち合いながら成長して歩んでいきます、とここまでならそんなに珍しくはないのですが、、
興味深かったのは、高知県の観光ビジネスを軸にして、首都圏と地域の格差から、県庁と民間の意識の差、利用者の目線からのサービスなど、ビジネス書としても非常に読み応えのある素材をテンコ盛りとしている点。
観光とは「光を観せる」ということ、それではその“光”が意味するところは何になるのでしょうか。
さまざまな試行錯誤の果てで、彼らがいきついたのは「おもてなしの“こころ(マインド)”」、それは観光に来る人たちに“楽しんでもらえる”ように、そしてそれを高いレベルで共有していこうという心意気。
文中でもしばしば取り上げられる、いわゆる「お役所体質」は、実際に著者有川さんの体験をネタにされています(ちなみに「パンダ誘致計画」は全くのフィクションとのことデス)。民間意識を持てとは「サービス利用者」の目線を忘れるなとのこと、、わたしも民間企業にいる身ですが、サービサーの一人として考えさせられる内容でした。
一流のビジネス書でもあると、思います。実際にいくつかの地方自治体で研修テキストとして活用されているとのことで、サービス業に携わるのであれば手にとって損はなかったなと、、7年後にも想いを馳せながら感じています。
なお、物語のイメージカラーは青、高知の空と海、そしてもう一つの秘められた“青”が彩なしています。主人公の二人だけではなく、カウンターパートとも言うべきもうひと組の男女(吉門喬介&清遠佐和)、彼らが綴りはじめた物語は、なんとも有川さんらしい甘さたっぷりで、ニヤニヤしながら読んでしまいました(こちらはあまりビジネスとは関係ないです)。
“よい小説は時代を映す鏡であり、そして人々にその時代を共有させる力がある”とは『子どもの教養の育て方』での佐藤さんの言葉ですが、あらためて「おもてなし」、いい言葉だなぁ、と実感しました。そして、サービス事業者として考えていかねばならない視点もあらためて。
なにはともあれ、ただ無性に、純粋に“高知”を訪れたくなった、そんな一冊です。
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高知とか地方に行きたくなります。それから高所恐怖症だけど空飛んでみたい。最初は全部吉門さんや清遠さんに案を全部出してもらって鈍足で進めていた掛水くんも、多紀ちゃんやみんなに叩かれたり水をかけられたり、言葉で打ちのめされてスパルタのおかげか最終的には鍛えていた人たちが負かされるほどのかっこよさに。吉門さんは中が見えると拗ねたり負けず嫌いなところとか掛水くんと一緒に可愛い・・!とにやにやが止まらなくなりました。もっと二人のかけあいとのろけとか見たい。相方の自慢しあえばいい。
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有川浩の本はほんとにバーッと読めてしまいます。面白い!止められない。正直、お役所仕事がいかに時間を大事にしないか、出る杭を打ちまくるかは、祖父や父の体験で聴きまくって育ったので、吉門さんがバシバシ言いまくるとこは、スカッとしてしまいました。うちの祖父が生きてたら、これ読んだらよろこんだろうなぁと思います。
恋愛に関しては、もう初々しくてこっぱずかしかった!でも、それがいい!こういう仕事をお役所がもっとしてくれたらいいなぁ、と思います。
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高知県の観光発展のために設置された「おもてなし課」。(実在する部署なんだそうですね。)
独創性と積極性を持ってどんどん企画を立案してほしいという知事からの訓示とは裏腹に、なかなかそうはいかず。そんなところへ、おもてなし課から県の観光大使に任命された作家、吉門喬介。彼のバリバリの民間感覚によっておもてなし課の面々は鍛えられていく・・・。
たまたま舞台は地方のお役所ですが、何事もうまく進まなかったり、判断が遅かったり、やっていることが世に評価されなかったりということはお役所だけに起こることではなくて、この物語の途中でも言われていたけれど「想像力が足りない」ことが大きな問題なんだと思います。。
この物語は、地方の公務員たちが苦しみながらもいわゆる「民間感覚」に目覚めていくというストーリーをベースに、おもてなし課の若者たちや、吉門氏の、ほろ苦い青春ストーリーでもあり、時にハラハラしながらも不器用な彼らを応援しながら読みました。
そして何より、全編をつうじて高知出身の作者の高知愛にあふれています。美しい自然が豊かな高知に行ってみたくなりました。
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いつもの有川作品のような恋愛のときめきは
あまり得られなかったものの、
物語のストーリーはとても面白かった。
県庁と民間の感覚の差は実話を元にしたリアルのものであり、「なるほど。」と考えさせられること、学ぶことがたくさんあった。
また、斬新な発想を目の当たりにし
ワクワクする気持ちと共に圧倒された自分がいた。
こんな人が県をつくっていったら...
県のもっている天然の素材をうまく活かす。
簡単なようで難しいこのことができたら
もっともっとそれぞれの県のカラーがみえ
たくさんの未来の光を魅せる観光の役割として
すばらしいものが果たせるのではないかと、そう思った
たくさんのことを考えさせられ、
頭の柔軟性や視野を広げ、変えてしまう。
すばらしい作品に出会えたことを感謝し、
この知識を自分の先に役立てることができればと思う。