紙の本
やっぱり難しい英作文
2013/06/23 14:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はご多分に漏れず、英語は四重苦(読めない、書けない、聞けない、話せない)です。何とかしたいと昔は思ったものですが、最近では諦め気分です。ただ何故だか、ときどき英語関連本を読みたくなります。本書も衝動買いしました。
本書は1テーマ15ページ程度で、12章と「おわりに」の合計13テーマで構成されています。著者が気になる日本人の英作文の癖を鋭く指摘し、正しい英文の書き方を指南するという趣向の本です。コンパクトにまとめてありますが、体系だった本ではなく、どちらかというと英語エッセイという感じです。レベルとしては中学英語程度でしょうか(ただし、「おわりに」だけはレベルが高すぎて、ついていけませんでした)。
この手の本はいつも途中で挫折するのですが、本書は珍しく通読できました。外国人が使う日本語が不自然なことと同様に、日本人が使う英語はたいへん滑稽だということを、あらためて認識しました。
以前、医者になった友人から「中学英語をマスターすれば、十分通用するよ!」とアドバイスしてもらいました。「あの頃、真っ当な英語教育を受けていたらなあ」と、自分の不勉強を棚に上げ、教育のせいにしているのでした。
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2013/4/27 Amazonより届く。
2013/6/19〜6/27
日本人の英語シリーズとしては第3弾、岩波新書としては4冊目。実践、と銘打っているだけあって、英語を書く際に悩んでしまうところを明解に解説してくれている。全章、参考になったが、特に、andの使い方については長年モヤモヤしていたことが解消できた。といっても、いざ書こうとすると、悩んでしまうのだが。このシリーズは定期的に読み直した方が良いな。
しかし、最初の「日本人の英語」から25年か。自分の英語は果たして進歩したのだろうか?
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マーク・ピーターセン (著)
簡単な日本語でも、英語にする時には落とし穴がいっぱい。でも、少しの注意で、正確な、大人にふさわしい英語で表現することができる。ベストセラー「日本人の英語」に、待望の、すぐに役立つ実践篇が登場。
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日本人が英語を話すとき、書く時に陥りがちな間違いについて。
筆者は大学で英語の講義を担当しており、その講義で学生が書いた英文の例から、日本人が間違いやすい箇所を説明しているので、おそらく普通の英語教育を受けている人ならば、本書中で指摘されている間違いを犯す可能性がある。
確かに英語はコミュニケーションとしてのツールであり、英文学科で学ぶ学生とは目的が異なり、ある程度通じればOKという人も(主にビジネスパーソンには)多いのではないかと思う。
しかしながら、通じていると思っているその英語は、ネイティブが聞くと非常に不自然に感じているのですよ。と認識するだけでも本書の意義はあると考える。
本書で指摘している日本人の英語で間違いやすいところは、以下の2つに分類できる;
1.日本語にはない(あるいは気薄な)概念での間違い
→冠詞、代名詞、完了形
2.日本語をそのまま英語にすることによる間違い
→接続詞
いずれも、本書でナルホドと気付かされた点が多く、かつ、少し注意すれば英語を書くとき、話すときにも応用出来るものも多い。一読して損はないのではないかと考える。
以下の英文に違和感を感じないのであれば、一読を推奨したい;
1. I went to Tokyo yesterday with my friends.
2. I like baseball, so in the future I want to be a baseball player.
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日本語に適切な使い方が当然あるように、英語にも当然ある適切な使い方が丁寧に綴られている本。言葉を適切に伝えるために、細かく理解し意識するために必要なポイントが書かれていて、とても為になった。
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あの「日本人の英語」の著者による実践編の登場だ。読んでみると、普段よく目や耳にする単語ほど使う際、注意が必要なのがよく分かる。
たとえば、著書でも取りあげているが、何とかの何と言う場合、どうしても「の」に引きずられてofを使いたがる傾向にある。場合によっては、ofから離れて他の前置詞を使った方がよいという例が挙げられている。
justやonlyも注意した方がよい単語に挙げられている。たかが単語されど単語。なめてかかると火傷する例だな。
そういえば、soも注意した方がよい単語の1つだ。便利なだけについ使ってしまうが、使い方を間違えると、意図しない方向に意味を解釈される恐れがある。
終わりに3つの「小ワザ」伝授として挙げられている方法を活用すると、ちょっと違いの分かる英語使いになれそうだ。
この本も続編が数年後に出てもおかしくない。英語は、題材に事欠かないジャンルの1つだから。
英語の使い方に関して間違った使い方をしているものを紹介しているサイトです
http://www.engrish.com/
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読み終わって、はや3か月と少し。
よくあるがちな日本人の英語が、英語を母語とする人にとって、どんな感じに聞こえているか、受け取っているかが詳しく書かれている。
ちょいと衝撃を受ける内容もありましたが、おすすめです。
最初の本(もう30年以上前の本だろうな。岩波新書の番号18だもん)から読んでみたくなりますが、この本の内容をもう少し頭に残しておかないとですね。。。
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私が、考え着く英語は、ほとんどダメな方の例で上がってました。繰り返し読んで、自分の力にしたいです。
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昔、スペイン人の友達が「僕は30歳です」というのを英語で I have 30 years old と言ってきたことがある。もちろん、これは正しくない。正しくは、I am 30 years old だ。でも、なぜスペインの友人は am ではなく have を使ったのか。それは、スペイン語ではそのように(”年齢を持つ”と)表現するからだ。これは言ってみればスペイン人ならではの間違いだ。同じように日本人ならではの間違いというのも多々存在する。そんな日本語表現にスポットライトを当て、正しくは英語でどう表現すべきかについて、実例を踏まえながら理路整然とわかりやすく解説しているのが本書である。
本書では、「~の~」「もし~なら」「~だけ」「ほとんど」「結果として」「~など」といったような、日本人なら誰もが良く使うフレーズが目次に並んでいる。つまり、同じ誤解を生じやすい英語の中でも、よく使う日本語に焦点を当てている・・・という点が、本書を実践編と呼ぶ所以と言えるだろう。
さて、学び多き本ではあるが、対象読者層は、本当にライティングを極めたいという人に限定されるかもしれない。具体的にはたとえば、研究者や院生など英語の論文を書く機会の多い人や、仕事で英語を使う機会が多い人、あるいは、英語の先生なんかも知っておいて損はない。いや、先生なら、こうしたことを知っておいて欲しい。
そんなわけで、ドストライクの対象読者にとってなら評価は5点と言ってもおかしくないだろうが、そうでない人には3~4点・・・そんな評価になるのだろうと思う。
書評全文はこちら↓
http://ryosuke-katsumata.blogspot.jp/2013/05/blog-post_11.html
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ネイティブスピーカーが?と思うような日本人の英語の使い方について述べられる。「せっかく伝えるのだから間違って解釈(or子供扱い)されないようにするべきだ」が筆者の主張だ。①my friendと記載すると唯一の友人と捉えられる(a friend of mine OR one of my friendsが適切)②the(=全て)とaの使い方(恋人が複数いて全員思い出す=She often recalls THE boyfriends she had in college、恋人が複数いてその中の1人を思い出す=She often recalls A boyfriend[one of the boyfriends] she had in college)③because, so, since(強い因果関係口語)とas, for(強い因果関係書き言葉)とandの違い④for example(副詞)の位置は文頭でなく文中など様々な知識を得られた。個人的に第7章最後のriddle(クイズ)のくだりが最も興味深かったので紹介する。Q:At a hotel restaurand, two newlyweds ordered the "Honeymoon Salad." What was in that salad?(新婚が「ハネムーンサラダ」を注文したが、サラダには何が入っていた?)A:Lettuce alone(レタスだけ)すなわちLet us alone(私たちをほっておいて)と同じ発音
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説明が簡略でとてもわかりやすい。よく長文をもとにしていろいろと説明をしている本があるが、それはあまり役に立たない。ネットを使った作文でも意味だけを調べるような形式になっているものがあるのが残念である。英語で論文を書く前に読んでおく本の1冊であろう。
5年前に読んだのだがすっかり忘れているのが残念である。3つの小ワザについて実践していただろうか。
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the problem of Hiroshiだと、ひろしが引き起こしている問題となり、the problems of HIroshiだと、ひろしが抱えている問題となる。それは、通常人が抱えている問題は一つではないはずだから、ふくすうけいになっていればそれは抱えている問題のほう、という判断が働くから。
information of international exchangeはおかしい。子の場合はabout。ofはたとえば、information of valueといった感じで使う。p
practicallyには、ほとんど、という意味もある。
just meetは、ぎりぎり間に合う、という意味になっちゃうので、十分間に合うを言いたい場合には、perfectly preceiselyなどを使える。
肯定文でcouldがあると、これはたいてい仮定法。しかし、過去を示す表現が文中にあるなら、過去にできた、という意味になる。
which do you vote forは、今回どこに投票しますか、ではなく、普段はどこに投票していますか、という意味である。
She has asked her boss・・・だと、この依頼がまだペンディング状態であることが示唆されている。
過去形にしちゃうと、たとえば過去の業績などを、そうすると、もうその業績は意味が今失われているというにゅあんすになる。
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マーク・ピーターセン氏の本2冊目。ちょうど不安な文法を丁寧に解説してくれている。なんとなく適当に済ましてきた文法が効率よく復習できる。読み物としても面白い。めちゃくちゃわかりやすいので、この人の本大人買いいしよ。
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ベストセラーになった「日本人の英語」から25年もたっていたのですね!
今回も日本人の英作文にありがちなまちがいや稚拙な表現に対して、ネイティブならではのきめ細かな説明をしてくれて、大変勉強になりました。
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日本人の英語シリーズ?の最新作。
本著も日本人と日本語への深い理解に基づく温かいアドバイスに満ちていて、どの指摘も自分の英文にしっかり当て嵌まっており、示唆に富む。
最後の「大人の英文」にするための3つの小ワザ、これもまた参考になるので、読んでみて損はない一冊。