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今後どうなるのか読後も展開が見えない壮大さ。完全にプロローグだな。
これまでのサーガものは、生まれや少年時代の環境にその後の人生を左右させるものが盛り込まれていた。今回はそれが見えない。
例によって、登場人物たちは主人公をサポートする側と邪魔する側に分かれて話はわかりやすく展開するので、どんどん先に読み進めるんだが、どうもご都合主義的なところがいただけない。
特にオールド・ジャックの行動はいわれなく主人公にコミットし過ぎだし、母親メイジーの対し方は一人の人物と思えないほど説得力がない。名作『ケインとアベル』に比べるべくもないと思うのだが、帯の「全世界売上4億冊」というのはほんとなんだろうか?
といっても、先が気になるので、次巻が出ればきっと買って読むだろうけど…
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大作にする予定なんですか。下巻まで読んでもまだこの時代。ルネサンスで3月になってしまった高校の世界史の授業のようです。続きは何年間まてばよいのか。。
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イギリス南西部の港湾都市ブリストルが舞台
最下級の労働者から身を起こし、周囲の助けを得て、努力と才能で成功を勝ち取っていく男の少年期から青年期の物語
波乱万丈、成功を勝ち取ったと思うそばから問題が発生し、その問題を乗り越えると、さらに新たな問題が待っている。
主人公に感情移入させられ、はらはら・どきどきしてしまう。
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ハリーのこれからが楽しみだけれど、ヒューゴーがどうするつもりか心配です。メイジーのような頑張るお母さんは応援したくなりますね
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イギリスの労働者階級の少年が主人公の物語。1920年から2020年まで続く年代記になるらしい。イギリスでは、3部まで出ているとのこと。出だしはまずまず好調のようだ。
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ジェフリー・アーチャーの時のみぞ知るを読みました。
クリフトン年代記第1部とサブタイトルがついています。
ブリストルの港湾の貧民街で生まれたハリー・クリフトンは聖歌隊での歌声と優秀な学業の成績を認められて上級の学校に進学することになります。
ジャイルズ・バリントン、アル・ディーキンズとの友情やオールド・ジャック・ターの助言をうけてハリーは成長していきます。
ジェフリー・アーチャーの小説なので、ハリーの味方をしてくれる人やハリーの敵などが入り乱れて物語が語られていきます。
第1部の終わりで、ハリーは恋人エマ・バリントンが実は父親が同じ妹だった、という衝撃の事実を聞いてしまいます。
折からの戦争に志願するための準備にハリーが乗り込んだ貨物船はドイツの潜水艦の攻撃により沈没してしまいます。
運良く通りがかったアメリカ船籍の船に助けられたハリーは亡くなった同僚の名前を借りて新しい人生を始めようとするのですが...
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確かに面白い。どんどん読めてしまう楽しさ。色々都合が良すぎることもあるけど、人生ってこんな感じかもと思わせる。続編読みたくて英語版ダウンロードした。連続ドラマ見始めちゃったからやめられないって感じ。
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小説ではなく「大説」だな。巨匠が素晴らしい傑作を再びものにした。それぞれが主人公でサーガを語って行く手法も素晴らしい。物語に全く破綻がないのもさすがだ。
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「ケインとアベル」を超えた、という文庫本の帯に惹かれ久しぶりに「ジェフリーアーチャー」氏の新作を手にした。かなり前に「ケインとアベル」「めざせダウニング街10」「大統領に知らせますか?」「100万ドルを取り返せ」など面白くって片っ端から読んだ。そしてこの新作、どうも違うと感じつつ読み進んだ。話の進展があまりにも都合良く進んでいるように思える。ハリーとその母親の苦難をもっと描きたかったのかもしれないが、それほど苦労せずに次々と支援者があらわれると小説としては興ざめ。また今回の翻訳も自分には合わないみたい。途中誰のことを描いてるのか分からなくなる場面もあった。旧作の翻訳(永井淳氏)の方が自分には合っているみたいだ。
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クリフトン年代記第一作目。主人公ハリー・クリフトンの生い立ちと成長の物語。労働者の子供に生まれた主人公が上流階級の人たちとの違いを知っていく様子がいたたまれなかった。ストーリーは第二次世界大戦に向かって進んでいき、一作目の最後は戦争の始まりに巻き込まれる。二作目以降が気になる。
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初めてジェフリーアーチャーの本を手にした。話の感想は下巻に回すことにして、上巻について感じたことを少し。
翻訳は少し自分とは合わないかな。ただ、ストーリー自体は面白く、次はどうなるのかとハラハラさせられる。下巻が楽しみだ。
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ジェフリー・アーチャー著、
「時のみぞ知る(上) ークリフトン年代記 第1部ー」読了!
1920年代のイギリスを舞台にした貧しい少年ハリー・クリフトンの物語。
上巻では、歌声という才能を得たハリーが進学校に進み、いじめを受けながらも親友を得る。
この上流階級の身である親友とその父親、そしてハリーの母親との関係性から、親友の父親からのハリー一家へのあらゆる妨害が徐々に始まる。。。
下巻が楽しみだ!
爆発的大ヒットとなった「ケインとアベル」を世に出したジェフリー・アーチャーの最新作は、今のところ期待を裏切っていない。
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いつものように読みやすい。夏休み、ビーチに寝っころがって読むには最高の小説。主人公の進路変更が唐突だが、全体としては読みやすい。続編にも期待。
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夏の暑さで読書がはかどりません。
父が読んで面白い、と貸してくれました。父はその後原書を取り寄せ第三部まで読んだそうです。次二部貸すぞ、と原書をドンと置かれました…
カインとアベルを読んだ時、本から手が離せない、という経験をしました。ストーリーテラー、健在、という感じです。それにしてもええ?ココで終わりなの?というところで一部終了。確かに二部以降が気になるわ~
でも原書を読むかどうか…。頑張って暑いけど原書読むか…大人しく翻訳を待つか。悩む所です。
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貧しい家庭に生まれた少年の小説。
アーチャーいうところのサーガ。
今回はクリフトン年代記一部とあるので、大長編になりそうです。
アーチャーのサーガの原点は「ケインとアベル」ですが、この作品は集大成となるようです。
構成としてはほぼ同じ年代(上巻では1920年から1936年)を何人かの登場人物の視点の章に分けて描く。
これまでの作品でも二人の主人公の視点で交互に描かれることで、一つのエピソードのいろんな側面を描くことをと悔いてきていた作者だけに、それをさらに多視点に進化させた試みと思います。
なので、一つの謎の真相がだんだん明らかになって行ったり、伏線が巡り巡って回収されたり、さすがです。
主人公の波乱万丈な少年時代もお得意の成長物語として、盤石な出来です。
舞台がイギリスなので、魔法を使わないもう一人のハリーの成長物語ともいえますかね。