紙の本
もうちょっとベーシックにしたほうがいい。
2013/06/23 22:46
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投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
中盤までは事件の発端に対する期待感を持たせた感じがしたが、中盤以降はグダグダした説明が多い感じがした。
取材対象者が多く、しつこさを感じ、結果として犯人に結びつく筋が理解できなく、わけが分からないまま終わってしまった。
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『東電OL殺人事件』をモチーフにしたサスペンス。
取材ノートでストーリーが進み、最後にどんでん返し……という、いつもの折原一サスペンスと同じ構成になっている。
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東電OL殺人事件をモチーフにしたミステリー。
ノンフィクションライターが、関係者にインタビューをしながら事件を追う。
最後のどんでん返しはいつもの折原流。
ちょっとややこしかった。
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入り組んだプロットはいいが、プロットにおぼれ過ぎてる感じがしていていまひとつ物語の世界に入り込めなかった。
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東電OL殺人事件をモデルにしたミステリー。
とはいえ、それは導入だけでどんどんはずれていくのでむしろ安心しましたww
殺されてたOLの周りでは、子供のころから事件がおこっていた。
それを雑誌記者が調べて行くのだが、生まれてからを丁寧に描いているから、どうしようもなくいつも間にか歪んでいく彼女の人生が切ない。
面白かったけど、この手のモデル小説は…。
折原氏は、普通にとっても面白いから、こういうのって<蛇足>だと思んだよな。
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「東電OL事件」の設定のみを扱い、著者が作り上げたミステリです。
今だったらインターネットの掲示板なんかで散々なことが言われそうな事件。フリーライターが被害者のことを調べていくうちに、誰が味方で被害者とどんな関係があったのか分からなくなってきます。被害者はなぜ二重生活を送っていたのか。複雑な家庭環境もあり、優等生ではあったけれど計算高さも感じさせる小学生時代に原因があったのか。それとも早熟を噂され身辺で不思議な事件が起こり始めた中学生時代?高校時代には娼婦になってもそれほどおかしくないという意見も出てきたり、その一方で身近に起きる事件に敏感になって人と距離をとるようになったり…。全てが人伝に、場合によっては複数の人を介しての話になるのでますます被害者像が掴めない。インタビューを進める過程でも、ライターに近づいてくる人が怪しげかと思えば、インタビューを受けている人も何か隠してそうだし、となるとその人の話はどの程度正確なのか。読み手が「こうじゃない?」と想像してしばらくするとライターの同じ結論にいたり、その線で詰めようとしたところ予想を裏切る展開になってまた一からやり直し、ともどかしさを感じつつどんどん読まされる。
真相は気持ち悪くなるようなもので、意外な人の活躍が唯一すっきりするところですが、さらに引き起こされた悲劇にどうしようもなく救われない気分になります。ここまで追い討ちかけなくたって。
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最後犯人が明かされて、それはいいけど、、
ほかの人物がはっきりしない点がすっきりしない。
でも、面白く読めました。
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【丸の内OL絞殺事件、「昼と夜」2つの貌が呼び寄せた悲劇】浅草のアパートで見つかった丸の内OLの遺体。「昼はOL、夜は娼婦」、取材したノンフィクション作家が辿りつく意外な真犯人。
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結局何が本当なのかよく分からなくなってしまった…。
エピローグはどういう意味??
一人の嘘から噂が広がり「丸の内OL」という虚像が作られていくのは、怖くも興味深く感じた。
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折原一の作品は昔一つだけ読んだ記憶が。「~者」シリーズとしてくくられているが、登場人物は別らしい。そして、シリーズの多くが、実際の事件をモデルにしているよう。本作は、東電OL事件がもとだが、展開はまったく違う方向へ行っている。ラストが予想できなかった。あと、無駄のない簡潔な文章が私は好きだ。
(登場人物メモ)
笹尾時彦…ノンフィクション作家。本作の主人公。事件を追う。
高島百合子…ノンフィクション作家。笹尾と共に事件について調べる。
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この物語を読み始めたとき、最初に頭に浮かんだのは「東電OL殺人事件」のことだった。
実際の事件はまさにこの物語と同じような経緯をたどった。
被害者であるはずの女性は私生活を暴き立てられ、メディアによって晒し者にされ、悪意ある好奇心の的にされた。
メディアが伝えた被害者女性の私生活の描写には捏造ともいえる情報が多く含まれており、被害者遺族にとっては耐え難い出来事だったろうと思う。
折原さんの作品を読み終わると、いつも「ん~」と思ってしまう。
裏の裏を読もうと、ついつい疑いをあちこちにはさみながら読むのだけれど、結局いつも見事に「してやられた!!」と思うのだ。
中盤以降に登場した殺害されたライターの残した謎の言葉。
いったい誰が犯人なのか。犯行の動機は?
すべてが被害者・大河内奈美を中心に起きていることは間違いない。
しかし、本人が死亡している以上、残された容疑者は限られているはずなのに犯人像がまったく見えてこない。
読み応えがあった。
物語としての面白さだけでなく、考えさせられる(考えなければならない)ことも多かった。
たったひとりの短い証言。メディアが喜んで飛びつきそうな悪趣味な話題。投げ込まれた悪意のこもった餌。
この世で何より怖ろしいのは人の心だとつくづく思う。
すべての謎が明らかになったとき、いろいろな意味でゾッとする。
唯一笑えたのは、腰がほぼ直角に曲がっている(と形容されている)煙草屋のおばあさんだろうか。
女はいくつになっても侮れない。
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「東電OL事件」以下は同事件を題材にした小説
鳴海章『鹹湖 彼女が殺された街』(1998年、集英社)
久間十義『ダブルフェイス』(2000年、幻冬舎)
桐野夏生『グロテスク』(2003年:文藝春秋、2006年:文春文庫)
真梨幸子『女ともだち』(2006年、講談社)
折原一『追悼者』(2010年、文藝春秋)
2017年4月16日時点で
追記:『鹹湖 彼女が殺された街』『追悼者』二冊は未読
早速、折原一『追悼者』(2010年、文藝春秋)読んでみた。『鬼畜の家』 2011年4月/原書房 は探偵で『追悼者』フリーライターっていう違いはあるが、容疑者たちのインタビュー形式っていうところがとても似ている。『鬼畜の家』の著者が新人ということもあって、折原一『追悼者』影響を受けたってこともありうる。そう勘ぐって読むと面白い(笑
『追悼者』についてはラストで思わぬ展開がある。アッと驚かせるにはかなり間延び感が否めない。話しが長すぎて退屈極まりない、推理小説としては致命的である。
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東電OL事件を元にした小説。
途中まではグイグイと引っ張られる様に読めたのだけれど、終盤あたりで段々と訳が分からなくなってしまった…。
ちょっと残念。
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最後の最後まで正解が分からない… 様々な予測を全てひっくり返されるのが、なんだか楽しい。
丸の内OLは何故殺されたのか…こんな執念深い悪意があるものなのか?と思ったけど、全ては因果応報に尽きる。
殺される時に名前を言わなかったのは本当に分からなかったのか、それともそれを越える悪意で言わなかったのか。
どこの世界にも、こんな丸の内OLみたいな女っているんだよな〜関わらないのが一番です。どんなに恨んで反撃やら復讐やらしても、想像を超えた悪意で結局ヤられてしまいますから。