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いまだかつて読んでる途中でこんなに不愉快になったのに読むのをやめられなかった本があっただろうか。もうほんといい加減にしろよというかもういいからというかそれ以上言わないでくれというか、とにかくすっごい擲ちたくなるんだけど、最後まで読んでよかった。クライマックス、神がかってる。さすがドストエフスキー・・ほんと鳥肌たちました。
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神経衰弱の主人公の暗く重たい告白物語。ドストエフスキーの思想観念とロシア時代背景を感じながら読んでみてください。
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多分ドストエフスキーで一番安い本だから買った本。
嫌な感じの奴の話。
絶対友達になりたくないタイプ。
でもその屈折した感情がわかってしまうところが面白い。
夏目漱石のように、面白く、かつ論理的に破綻していない文章はさすがの天才である。
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読んでる最中、何度も寝てました。
今読めばもう少しまともに読めるのかも。
薄い本ですが一気に読めず時間がかかりました。
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第5回: ドストエフスキー 『地下室の手記』
http://ameblo.jp/pippu-t-takenoki/entry-10002486442.html
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自意識過剰もここまでくるとおもしろいねと思うほど嫌な奴の話だが、2章以降は一気に読めた。これがドストエフスキー本人の話かどうかは知らないが「ぼくはならしてもらえないんだよ、なれないんだよ、善良な人間には」の苦悶した風なセリフは、こういう人がよく言うなと思った。苦悶してる風だが文中にもあるとおり人を愛する=暴君のように振る舞い精神的に支配する なのでずっと嫌な奴のまま地下室にいるんだろなぁ。
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内向的な男が地下室でひたすら愚痴愚痴いってるような話。
ドストエフスキーにしては短いので読んでみた。
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再読。確か貰い物のはず。笠井潔御大の『テロルの現象学』を読んで「これは読まねば……」と思っていたところ、偶々友人宅にて発見し譲り受けたもの。チェルヌイシェフスキー『何をなすべきか』に対する反論としての側面もさることながら、抑圧され肥大する自我を書かせたらこの人の右に出る者はいないだろう。考え過ぎというのは病気なのである。
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オレの人生の教科書だな。こういう小説(?)が読みたかったんだよ。これ1冊からどれだけの小説が生まれただろぉ
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傑作。自分の自意識をここまで克明に、鮮やかに書ききったのはさすが。ドストエフも恥かしかっただろうなー。自分のことそのまま見てるみたいな気分になった。「真面目な人ほど狂気を溜めてる」という趣旨の文に大いに納得。06/2〜3月
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極度な自意識過剰から地下室に閉じこもった男の手記っぽく描かれたフィクション。彼の言及する年代は筆者自身の人生と重なっている点もある。時代の変化と筆者自身の意識が変化する転換点となったのがこの作品。このあとドストエフスキーは大作を次々発表。ロシアの時代背景をもっと知っていたらもっと楽しめたのかなと思う。
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自分を実際以上に高く値踏みしてしまう主人公に、少し自分の姿がだぶる。そういう意味で非常に親近感の沸く作品だったし、このありがちな人間類型を深く掘り下げているドストエフスキーの人間観察力の鋭さもうかがい知れる作品。
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この時代の登場人物の典型がみれます。
この手を読みたいならここから入るといいかもです。好きになれるかどうかがわかると思う。
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3月26日購入。
3月29日読了(2日間)
1864年、ドストエフスキー42歳当時の作品。ドストエフスキー作品はこれが初ですが、どうやらこの作品は、著者の文学に転機を画したものだそうです(解説で訳者はこれに懐疑的ですが)。人道主義的な作品から、<悲劇>の領域へと踏み入れたと。主人公「地下室の逆説家」は絶望的な人間です。自意識過剰で臆病で無口で意地悪にもなりきれず、相手をただ恨み、空想にふけり、愛は征服であると考えている。主人公は自分で「意地悪にもなれやしない」とかいってるけれど、送別会の席で嫌味を言ったり、リーゼにきつい事を言ったりと、結構強いとこもあった気がします。「苦痛は快楽」ってのはよくわからなかった。でも自虐的なこと言うと安心するというか、落ち着くってことは誰しもあるから、雰囲気は分かる気がする。転向前の作品も読んでみたくなりました。
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長い間積読だったが、2ちゃんねるの「孤独な男性」板のスレで一番頻繁に登場してあるので読んだ。第一部は一文ごとの繋がりが明瞭でなくて読みづらかった。もてはやされる程のものだとは感じなかった。