紙の本
あっけない
2022/07/10 10:38
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
終わり方があっけなかった。
満州っていう舞台と、映画制作っていう設定っていうだけで
成り立ってるストーリー。
で?って感じ。
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ジョーカーゲームシリーズのような戦争の気配を感じさせる退廃的な雰囲気はいいのだが、散りばめられた話の数々がどれも中途半端。
1つ1つの話を連作短編のようにしてつなげたら面白かったかも。
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歴史上の人物である甘粕と石井を登場させて、満州の映画会社という舞台を用意し、最初の甘粕の人となりを鼠と拳銃で期待させて物語は始まり、舞台が舞台だけあって、ジョーカーゲームの様な謀略ものを期待したのだが、最後の最後まで至って、尻切れトンボの様に話は終わり、期待外れで話は終わってしまう。残念である。
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いや〜、これは…。
盛り込みすぎて失敗?
面白くなるはずのネタは山ほどあるのに、とっちらかっただけで、上っ面を滑るだけで物語の中に入っていかない、プロットも冴えないし語りも何だか三流小説のようで、期待しただけに梯子を外されたような気分。
こんなにがっかりした作品も久しぶりかも…。
なんでこんなことになっちゃったのか?残念すぎる。
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何となく中途半端な出来。ジョーカーゲームシリーズの完成度には比べるべくもない。満州の描写は興味深かっただけに残念。
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時代設定も好きだし、後半だんだん盛り上がってきてこれから甘糟の野望が明らかに… って思っていたのに、こんなんで終わっちゃうの??
それにほんの子供の時の初恋なんて、女はそんなものいつまでも引きずらないでしょ!?
ちょっと残念だったなぁ
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戦時下の満州での話、映画製作の話と思いきや、ちがった。
不穏な空気の漂う萬英で、主人公栄一の周りに起こる個々の出来事自体は面白味があったが、全体的にみると何が言いたいのかわからない。
終盤の動きでこれから掘り下げていくのかとのところで中途半端に終わってしまった感がぬぐえない。
ジョーカーゲームのような引き込まれる作品ではなかった。
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今までの作品と比べると最後のどんでん返しのような展開がなかったので残念。あったのかもしれないが今回は先の展開が良く見えたのでそう感じたのかも。そのように思いつつもいつものことながら最後まで面白く読めたのは柳さんの良いところ。いつか柳さんのラブロマンスを読んでみたい。
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第二次大戦下、脚本家志望の主人公は映画に厳しくなった日本を逃れ、満州映画協会で働くことにした。厳しい女性監督のもとで中国人スタッフとともに探偵映画の脚本を書くことになったのだが、満映にはどこか謎めいたところがあった…
映画作りに関しても、満映の秘密についてもいまいち中途半端で、焦点がぼやけたまま終わってしまった気がする。序盤から実在の甘粕や石井が登場するため、サスペンスとしてもおぼろげに先が見えてしまう。
しかし個人的には満州国にこんな映画会社があったことも知らなかったので、日本の一般人の目から見た当時の満州というだけでなかなか面白かった。五族協和、王道楽土を謳いながら国民のいない国というこの特殊な舞台で、もっと色々な話を読んでみたい。
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関東軍、七三一部隊、満映、…
あーそうそう、そうだったよね、と昔習った知識を引き出しながら読んでいく。
満州という「作り物」の国の中で映画という「作り物」を懸命に作り続けた人たちがいて、それを利用している人たちがいて。そんな時代の表と裏が描かれている。
でもな、私の中ではやっぱり「満映の甘粕=坂本龍一」なんだよねー。
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満州に造られた映画を撮るための街、満映。
どことなく妖しげ、なんだか不気味、そんな雰囲気を描くのが本当にうまいなぁ。
「ジョーカーゲーム」シリーズに通じる雰囲気が漂っている。
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ううーん、これは…。ワクワクさせる要素がたっぷりあるのに、いっこうにのれないまま読み終えてしまった。柳さんお得意の戦時中、舞台は満州、映画会社、甘粕大尉、少年探偵団、黒マントの怪人、謎の中国美人、ペスト菌…、これだけ怪しいものがそろっていて、どうして? 好きな作家さんだから点が辛くなったのかも。
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日本を出て満州の国策映画会社で働くことになった青年。
大陸的な異国情緒や、造られた街のにぎやかさ。
そして戦時下の不穏な空気と、妖しげな雰囲気が感じられる話は、スパイ機関シリーズの面白さをつい期待します。
映画を作っていく中でいくつかの謎にぶつかり探っていくというお話。
甘粕正彦、七三一部隊の石井四郎なども登場し、もう少し話に引き込まれるかと思いましたが、散漫な気持ちで読み終えました。
個人的には、弱っちくて女々しい主人公に魅力が感じられず、たびたび気持ちが引いてしまい残念です。
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満映の話、満州の話。
久しぶりに甘粕正彦の名前を目にした。
むか~~し、映画ラストエンペラーを見てから、いっときこの時代にはまっていろいろ読んでみた。
この本を読み勧めながら日本の歴史を語る時には満州国ははずせないんだなと思った。
実際にあった出来事に、フィクションを入れ込むって流石だなって思った。
時代小説ってそうなんだろうけど。
またこの時代のモノを読みたくなりました。
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脚本家志望の若者・朝比奈英一は、制約だらけの日本から海を渡り、満州映画協会の扉を叩く。だが提出するメロドラマはすべて、ドイツ帰りの若き女性監督・桐谷サカエから「この満洲では使い物にならない」とボツの繰り返し。彼女の指示で現地スタッフの陳雲と二人で、探偵映画の脚本を練り始めるのだが、どうにも満映理事長の甘粕の行動や渡口という老人の言葉が気になって仕方ない英一。そこへペスト発生の知らせが飛び込み・・・。
柳氏の戦前・戦中の時代小説は独特の空気がありますね。わりとクセになる味を出しているとは思うのですが、やっぱりジョーカーゲームシリーズに比べると引き込まれない。それでも途中までは甘粕の正体や満映の裏の意味が気になってわくわくしてたんですが、陳雲の秘密が分かったあたりから話の終わりが見えてぐだってしまったような気がします。最後もなぁ、なんかあっさり終わってこれで当事者は納得できるのかなって感じ。甘粕の噂など伏線を回収しきれてないのがもったいない。