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ネットに過度な期待を抱かず、現実の生活を充実させましょう。
ネットには計り知れない悪意が渦巻いていますよ、というお話。
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○インターネットが当たり前の存在となった今、「インターネットが新しい社会を可能にする」というようなことがいわれています。そうした声によれば、ネットで自由に発言できるということは不正を告発できると言うことだし、多様な人間が参加するということはより活発で多様性のある議論が可能になるということ。自由と集合知、さらに平等、多様性、双方向性、ぱっと考えてみてもこうした言葉の数々はインターネットを称賛する文脈でよく見かけます。
○ところが、この著者は「バカがネットを使おうとバカはバカ。ネットはバカと暇人のものだ」と言い放ちます。ネットは自由に見えて不自由で、平等に見えて大きな格差があって、多様にみえて偏りが進んでいる。そこには、寄付や助け合いといった前向きな可能性もあるけれど、ネットが何かを可能にするのだという期待をしてはいけない(自由に見えて不自由というのは、不特定多数を相手にするので、読者層を想定して”ここまでなら言っても大丈夫だろう”というような書き方ができないということです)。
○ネットの現実を喚起したうえで、そのネット(の人々)の論理に踏み込んだ一冊です。(ネットを使う際の心得として面白いとは思いますが、ぼくの本音では、これを手に取って読む人はすでに大丈夫だろうなと思ったり・・・)
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モヤモヤとしたものがスッキリした。
現状のネットの「超」現実。
どんなことでもそうだけど「自分」を持っていない人は簡単に流される。自分が選んでいると勘違いしながら。。
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『ウェブはバカと暇人のもの』で有名なネットニュース編集者の著者が、シビアなネット社会を分析した一冊。
リアル社会よりもネット社会の方が格差社会だし、最初の人、あるいは後発でも現実社会で力を持つごく一部のものが勝ち組になるというもの。
(自分はやらないけど)芸能人ブログのアフィリエイトを開いたり、商品ページで「いいね!」を押したりするのは、情報強者に搾取されてるだけだと看破する。
そして最終章の前では、「ネットは特別」であり続けるのは、過度な自己承認欲求の持ち主かネトウヨか、もしくはネットのエヴァンジェリストであると。
頷ける点が多々ある一方、自分はネットの力をまだ信じてるし、信じてるからこそあれこれ書いてます。
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4マス(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)であろうと
ネットであろうと、寡占できるのは、実社会で実力の
あるものであり、切り口が違うだけで無名であったり、
実力の乏しいものが、ネットで成功を収めることは、
難しいという現実をやさしく説いている本。
それでも、ソーシャルメディアがないと現実が辛す
ぎて生きていけない人は、依存して生きていってくだ
さい。
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自分ブランドは学ぶものではなく実績を元に勝ってに生まれるもの。
ネットがあろうが、なかろうが、有能な人は有能。
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前著 ウェブはバカと暇人のもの と似たり寄ったりの内容だが、SNSに関する考察などが増えており娯楽としては楽しめた。基本メッセージは、『ネットに高尚な期待を寄せるのはやめよう』。
まさにその通りである。
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・あるカテゴリで勝てる人は一人。それ以外は搾取される側となる。
・webはweb以外の世界での強者をもっと強くする
・本当に必要なことはweb以外の世界で強くなる方法を模索すること。
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2015/09/28
"ウェブはバカと暇人のもの"を書いた著者による続編的なもの。ウェブ世界に関する理想が書かれている...訳ではなく、ウェブの現実と前作からの変化について書かれているものである。中でも印象に残った言葉は、フェイスブックの友達が何千人いようと、ツイッターのフォロワーが何百人いようと、お前がこの一ヶ月で実際に飲んだ、食事をした、遊んだ人間は何人いる?電話をかけた人間は何人いる?せいぜい20人くらいだろ?という言葉。
ネットは世界や人々を大きく変えているように見えて、実は大して変えていないし、むしろネットの世界の方が現実よりも全然シビアなんだということを再確認できる。やはり、リアルな人間関係を大切にしてこそだということを考えるきっかけをくれたように思う。
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前作のアップデート版といった内容。SNSヘビーユーザーには心に来る提言の数々。前作を読んでないと多少唐突に思えるかも。
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タイトルが目について図書館で借りた本。
初めて知る著者でしたが、超納得。ネットニュースの編集者という仕事に就きながら、今のネットについて過不足なく論じる事が出来るのは、ネットがこうして色々な人たちの身近なところに広がっていく様子を中から見ることが出来ていたからだろうか。。
中川淳一郎さんの他の本も読んでみたいと思います。
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インターネットが普及してかれこれ経ちますが、上手く使える人も居れば、逆にそうでない人が居るのは事実。気軽にアクセスできる利便性と共にそこにハマる人など、ネット世界とはどのような事実を見せているのか。インターネットを過大に評価している方が居れば、この書籍を読んでみるのも良いかもしれません。
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こういう、ネットを客観的に見る(それもネットを仕事で使っている人による)本はあまりないと思う。これからどうネットと距離を置くかの点で非常に役に立った。これからもあまり近づかないで、遠くから眺める感じで付き合おうと思う。
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『ウエブはバカと暇人のもの』から数年して、
ツールが新しくなっても、
やっていることは変わらず、
むしろバカが表面に出てくる機会が格段に増えた。
どんな新しいものが出てきても、たどる過程は変わらない。
結局テレビは今でも大きな影響力があるし、
テレビに出ている人の影響力も大きい。
記名と無記名で見せる顔の違い。
顔がわかる場所で自分の趣味や嗜好をさらすときの
「みっともない」の自制と「イケてる自分」の演出。
関係が周りに見える場所でのややこしく遠回しなやりとり。
使える時間はみんな等しく24時間しかなく
情報やお楽しみがあふれたところで、かけられる時間は限られている。
結局、自分の気持ちのいいものにしか、触れているヒマはない。
それでも、まわりには多様な意見や視点があって、
自分が見ているのは一面でしかないと自覚しておくことだけは重要だと思う。
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「ウェブはバカと暇人のもの」で知っている人もいるかもしれません。中川淳一郎さんの本です。インターネットの第一人者として知られる著者が書いていることは挑発的ともとれる内容で反感を持つ人もいるかもしれません。しかし言いにくいことをズバリ言う中川さんの姿勢に爽快感を覚えるのもまた事実です。ネットを利用している以上はネットに興味があるでしょうから一読してみると新たな発見があるのではないでしょうか。