猫っ毛のハル×北原が読めます
2017/04/30 15:25
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
半分以上が初読み作家さんで短編ばかりのため、そこまで不憫な感じもしなかったです。
が、雲田はるこさんのは猫っ毛の北原さんとハルくんの馴れ初め話で面白かった!
それと鈴木ツタさん。この二作を読めただけで大満足でした。
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ハルって名前の子は底がしれないね(直近で思い出すのは、Free!の遥、つり球のハル、それから…)…不憫BLのくもはるさん作品が猫っ毛スピンアウトに当たるとは!!知らずに読んで迸りが止まらんかった!!
志村さんの不憫BL、いいなー。設定的には絶望的なのに(いや、現実に照らし合わせるとそうなのかもしれんが)くすっと笑っちゃったし、こう言うユーモアいいよなー、不憫なのは間違いないけど希望がある。不憫と決めるのは自分か他者か読者か、同性愛が不毛であるとは限らないのだ。
不憫になってしまうのは、自分を可哀想と思った瞬間かもしれんね。不憫やのー、ってのはあくまで人が勝手に決めるもんかもしれん。泣ける、と、不憫、は区別難しいなぁ。不憫は読み手がそう感じる場合と、登場人物の状態がまさにそうである、と言う二択の解釈があるが、泣けるは読者の状態をそう導く、と言う一択しかない。
個人的にはアンソロ本の全てが自分に合う、と思って購入していないので、志村さんとくもはるさんが期待値を軽く凌駕してくれてただけで買った甲斐があった。個人的に「人工体」に弱い私のツボ突くカラクリ二人の話も良かったなー。
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どれも個人的にははずれないと思いました。好きだった。
ただ、「不憫」の枠で見ると、当てはまる作品少なかったような…。人それぞれ思うところは違うと思うので断言はしませんが、私は「不憫!不憫!」と思って読み始めたので、ちょっと肩すかしくらった感はあったかなあと…。「不憫の意味とは…」とか考えはじめてしまったw
志村さんのBLは初めて読みましたが、個人的にはこの作品が一番「不憫BL」でした。好き好きだけじゃどうにもならないんだろうなって、この先も何もない(弟が同情してくれて何かあるかもだけど同情なだけとか)と思えるのが一番いいなって。なんか勝手に妄想膨らみました。
河井さんのはある意味「主人公不憫だな」って思ってしまった(^-^)いや、一途だし、可愛いんだけど、先輩に好かれると思ってなかったとか、キスやおせっくすしようとか言ってもらえると思ってなさすぎて、幻聴?とか言い始めてほんと不憫だと…。
これの前のやつ読んでるから「これは~!あれの続きか。」ってなりました。本誌で読んだんだったかな…
兄弟ものが好きな私はきよみずさんの作品もかなりクリーンヒットでした。不憫…ちょっと含み持たせ過ぎて理解がおっつかなかったけどね…
津田さんのは不憫というより悲恋というか、切ない系…?かなって!わりと溢れてる話だったのでさらっと読めてしまったのが残念ーもうちょっと右の子の嫉妬が深くて…とか、もっとひどいことしていっそ攻めに嫌われようとして不憫…とか見たかったかも。
雲田さんは!どうして!この題材で!この漫画なんだ!っていう!普通に好きなほもだよ…最後ただのラブラブじゃねーか!普段だったらめっちゃいいと思うやつだよ!きっと教師が不憫なんだねこれは…わかるけど理解できるけどラブラブだよ!!
ツタさんも同じくこの子に会ってしまった主人公男性が不憫なやつなんだなって思いました!この世異聞関係だった!
こうして感想書いてると、「話全体で不憫」って思うのと、「関係性が不憫」って思うのと、「このキャラ、これから先(または今、または昔)可哀想だな…」って不憫に思うのと、「不憫とは」って思うのに分かれてました!!気付かなかった…。普通に「不憫」多かったですね。
暗めのアンソロではないです。表紙のツタさんのみたいな雰囲気のアンソロです。あーすごくよかった!
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悲しいお話、かと思ったら、どこか不憫な人たちのお話でしたw
ハッピーエンドとは言い難いけど、なんだかんだで幸せなのかな?っていう終わり方ばかりで……モヤモヤしつつ、豪華な作家人で読み応えのある内容になってました。
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トップの志村貴子さんの漫画があまりにも不憫で容赦なく、胸が痛いくらいだったので、あとの作品もこんな調子だったらどうしようと思ったのですが(笑)
他、読んでてつらいかんじではなかったです。新人作家さん以外は安定して楽しめましたし、新人の方も、個人的にファンだった作家さんが掲載されていてとても嬉しかったです。
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短編が大前提のアンソロにしてはかなりな満足感! 作家陣も豪華だし、面白く読めた一冊♪
ただ、不憫の定義って難しい…(笑) 可哀想・不幸そうなって括りだけど、そう感じるのは読み手次第だしね(´・ω・`)
個人的に一番「うぉ〜っ!!!!」ってなったのは雲はる先生♪ ねこっけのハルくん×先生だなんて知らなかったよ〜o(≧∇≦)o 超嬉しい☆
これは「不憫」なのは振り回されてる先生だと思ったけど…開けっ広げな性格のハルくんからしたら、本音を言わない先生に黙って捨てられて「不憫」だったよね…
そんな感じで、良い意味で読み手も振り回される(笑) 初めて読んだ きよみず光さん は、上手いこと思い込まされたわ〜。
あと初めてBL読んだ志村貴子さんは、やっぱり面白い。 イイ感じの「不憫さ」を楽しませてくれる(笑)
久しぶりに読んだ河井英槻さんは、受けの子が健気で涙を誘った。 いじらし過ぎて可哀想に感じるキャラ。
うん…「不憫」て奥が深い(笑)
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豪華ラインナップでした。
鈴木ツタ、志村貴子、雲田はるこ、御景椿、河井英槻、懐 十歩、糸井のぞ、桜日梯子、雨季野、きよみず光、津田ユキ各センセが描く「不憫」です。
不憫とは一体どんなテーマかと気になりました。バッドエンドとか死にネタとか、そういうことじゃないんですね。多分、読み終わって「それでいいのか!?」と激しく突っ込みつつ、残念、哀れ、不憫とため息をついてしまう…そういう話だと感じさせられました。
どんよりして泣くよりは、むしろ主人公たちの不遇をドライに割り切って受け止めることができるのが、「不憫」かも。
大した障害もなくラブラブでHやりまくりなBLドリームも好きだけど、すれ違ってばかりで決して届かない、決して結ばれないのに想い続けるどうしようもない切なさというのもまた、BLの醍醐味なんですよね。
目玉は志村貴子センセの描くBLです。リア充高校生義弟×引きこもりのバリゲイ義兄。弟は将来性充分なドSでした。この後もぐだぐだで絡みそうな二人です!
雨季野センセの「パセリとミニトマト」は、めちゃカワ!多分、身に覚えがあるからこその不憫ですね~萌えました。
御景椿センセの「雪色まちぼうけ」もコメディ色控えて、平穏を好む男と自分の悲惨さを自覚していない少年の出逢いを切なく胸キュンに描いていてよかったです。
河井英槻センセは健気受が印象的な話。内気な憲二は、自分の恋心を伝えられなくて、でもせめて愛する人の好みに近付きたくて、そっと距離を置いた後でも、少しも忘れられなかった恋心が滲み出ていました。先輩が優しい人でほっとしました。
雲田はるこセンセは猫っ毛のスピンオフでした。みいくんの東京のお友達の、ハルくん×北原さんcpのお話です。北原みたいなのを、ヘタレで不憫なオトコと呼ぶのでしょうw
ドS生徒ハルからの試練です!気弱なのにかわいそう…w
この二人はピッタリなかんじがして、むしろ微笑ましいです。
鈴木ツタセンセはこの世異聞。死期の迫った患者と謎の少年の、ミステリアスで迫力ある話でした。
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くもはるさん、ツタさん、河井さん(泣けるBLの続き)がお気に入りw エロ無し梯子さんもちょっと切なくて良かったなぁ。御景さんのれいくんはこの先どう化けるのか気になるところ。不憫の定義も人それぞれ、どこが?ってものから不憫どころじゃないでしょ!ってものまで、なかなかバラエティに富んだアンソロ。取りあえず、テーマを無視して楽しみました(笑)
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不憫をテーマにしたアンソロジー。健気で一途なのに報われない恋はBLにとって永遠のテーマな気がします。
まず志村貴子さん。実は初読みでもちろんBLも初めて。ふわっとした絵柄で悲劇をユーモアを交えてやんわり包むような展開。やっぱり既存のBLとは一線を画すような作風で血の繋がらない二人の兄弟の関係が凄くリアル。不憫な話でビターエンド、モノローグも切ないのに絶望感は無い…いつか報われるのではないかと一筋の光さえ感じました…甘い描写は全く無いのに不思議です。
そしてやっぱり雲はるさんの猫っ毛スピンオフは反則ですよ。ここでハルくん×北原さんを持って来るとは!これは不憫というオブラートに包まれたラブでしかありませんでしたけどね(*≧艸≦)可愛い顔してドSなハルくんに虐められる事さえ喜びの北原さんはいいカップルだなと思いましたww
そしてもう一人、懐十歩さんという方の人外からくりBL…初めて読みましたがいい話でした。他の作品も読んでみようかな。こうやって知らなかった色んな方の作品に出会えるのこそアンソロジーの醍醐味だと思います。
全体的にこういう切ない話は大好きなのでまたこういうアンソロ作って欲しいです。とりあえず志村さんのBLの続き…読みたいです(*´∀`*)
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作家さんそれぞれの、不憫、の程度の違いがおもしろい。
志村貴子さん、雲田はるこさん、よかったです。
とくに志村貴子さんのBLを義兄弟というドツボなカプ設定で読めるなんて。しあわせ。
懐十歩さん、最近わたしのなかで注目していて単行本が出たら買うくらいに気になる方なのですが、あれれ、泣いた赤鬼??
不憫BLアンソロ発売!と聞いて期待した(不憫、というワードにもっと心臓にズシリとくる重たさを求めていた)わたしにとっては、全体的に物足りなかったかもしれないです。
期待しすぎた感が否めないので星三つ。
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良過ぎでしたは‥‥。
志村貴子先生のは他のタイトルと比べるとやっぱり漫画として突き抜けてました。一人次元が違う‥TLコミックとしてのBLではなく、一人だけ漫画としてのBLなってる‥‥。義兄弟!ですが、志村せんせーが義兄弟かくとこういうことになるんだへえーー‥と思いました。すごいい‥。いいお話でした。なんとなくハイキューの同人を読んでいるような気持ちになりました。絵柄が。
他も報われないお話もあればハッピーエンドのお話もあり、そんなに辛いばかりではありませんでした。
総じて作家陣のレベルが高いです!!若手(って程の人はむしろ少ないか?!)で実力のある作家さん層を知るいい機会になりました。
かなりのお得感です。
そして表紙のツタせんせい。
デザインは名和田耕平デザイン事務所!!!!いうことなしですね〜〜すてきです‥リブレはやはりすごい
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名作ぞろいでほんとに不憫でとにかく一読の価値あり!贅沢作家陣!これが現代のBLだ!!!
いとしの猫っ毛のサイドストーリーも読めてお得です(⌒▽⌒)
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個人的に思う不憫設定とは違ってちょっと?がついてしまったけども、推し作家さんが読めたのでよしとしてる。
不憫だけど、ほぼ最後はハッピーED。短編集なので、もっとその設定掘り下げてみたいなあというのがあったので、どっかでやらないかなーとか思ってる。
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一番手の志村貴子さんの義理兄弟の話が秀逸。
愛しいと書いてかなしい、可愛そうと書いてかわいそう、と読む不可解な日本語の意味を実感。無様な姿を晒し、かっこいいお兄ちゃんのままでいられなかった兄の罪と、それに対する弟からの罰。最後は倒錯的なこれからの関係を彷彿とさせる。なんか、お兄ちゃんの気持ちが分かりすぎて同族嫌悪…読後は詰めた息を吐き出さないと身体にこもる湿度の高さ。
不憫といいつつバッドエンドな話はほぼ無し…なんだよ皆リア充かよ。
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すみません、結論から先に云いますと私には合いませんでした。
不憫という言葉に合わない話ばかりだった気がします。
多分看板で皆もよかったと絶賛されていた志村さんの話がとにかく駄目だったんですよ。
不憫というよりも残酷でした。悪い意味での。
実際、ゲイってこういう扱いだと思います。
それをリアルに見たい訳じゃないので、これはきつ過ぎませんか。
BLはもう少しくらい救いや夢がないときついなあと思いました。
これだけで本当にどん底に落とされたんですが、前のアンソロで好きだった河井さんのニューハーフ話があったので、星一つ増やしました。
この話は全く不憫じゃないですが、このアンソロに入っていてくれて有難う!