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モース主任警部シリーズ第一作。ドラマの印象が強く、ルイス警部ともいいコンビ。出会いの場面からして思わず笑ってしまうようないい味を出しています。仕事熱心なのかそうでないのか...事件そのものより、主人公の個性に惹かれて読み続けました。
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オックスフォードでヒッチハイクをしていた2人の娘。1人が死体で発見され、もう1人は行方不明に…全編パズルだらけ。謎また謎のパズルミステリの傑作。モース主任警部第一作目である。モース主任警部は個性も何もなく街ですれ違っても気が付かないレベルの、主人公としてはつまらない人物。但し頭の冴えはピカイチ。単なる思考機械にしか思えないところが、話が面白いのに賛否分かれる理由なのか。
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なかなか来ないウッドストック行のバスを諦めて、ヒッチハイクをした二人の娘のうち一人が死体となって発見された。 モース警部はルイス部長刑事と共に捜査に当たるが、一緒にヒッチハイクした女性も拾った人物も誰だかわからない。 殺された娘の同僚は何かを隠しているようだが....
モース警部が活躍するシリーズの第1作。 本格ミステリの楽しさで一気に読んでしまった。 少ない判断材料から大胆な仮説を立てて真相に迫ろうとする、モース警部のアプローチが面白い。時代背景としては科学捜査も重要なはずだが、このシリーズではストーリー上あまり重視されないらしい。 重層的な謎が最後に一気に氷解する面白さを味わえる。
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解説によると、何度も読み返すことができる精密な論理ということだけれど、あれだけ心理描写の多いスウの場面で真相につながる関係をスウが思い浮かべないのは不自然に思う。ちゃんと読めば辻褄あうようになっているのだろうか。
二股だったところに第三の男、モースが現れて、モースのことしか思い浮かべないなんてことあるだろうか。
モースは誉れ高いのでとりあえず次作も読んでみよう。ただ、ホームズを超える人気とは思えないのだけれど。
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何故ジェニファーは警察に嘘を並べてまでスウを庇うのか。腑に落ちなかった。
展開が目まぐるしく変わったり、新しいヒントが出てくるわけでもない。モースの仮説→検証というのが終始徹底されていて新鮮だった。(あまりこういうタイプのを読んだことがない)
バーナードとマーガレットはお互いを疑っているからそれぞれ犯人じゃないという発想は面白かった。
たまたま逢引き予定の相手をヒッチハイクというのも良い。
スウは本当にモースに恋をしたのだろうな。海外の人の恋愛観はよくわからない笑
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本書は、イギリスの作家、コリン・デクスターの「モース警部」シリーズの第一作。このシリーズも、私が好きなシリーズの1つだった。「モース警部」シリーズは、イギリスではTVドラマ化もされており、人気のあるキャラクターであったようだ。
筆者のコリン・デクスターは、1930年生まれ、2017年3月に86歳で亡くなられている。デビュー作である本書「ウッドストック行最終バス」は、本国では1975年に発表されているが、日本での翻訳の発行は、1988年11月であり、本国での発行から10年以上の年月を経ての翻訳となっている。
本シリーズは、本格推理小説としても高く評価されている。例えば。
■2012年の文藝春秋による、海外ミステリーオールタイムベスト100の中に、シリーズの中から「キドリントンから消えた娘」がランクインしている。
■1990年に英国推理作家協会が選出した「史上最高の推理小説100冊」の中に、シリーズから「ジェリコ街の女」がランクインしている。
■ハヤカワの海外ミステリー・ベスト100の中に、シリーズから「ウッドストック行最終バス」「キドリントンから消えた娘」がランクインしている。
モースは、ひらめき型・天才型の警部。理詰めで謎解きをするよりも、ひらめきでストーリーをつくって、そのストーリーに沿って、捜査を進めていくタイプだったと記憶している。他のシリーズにはないタイプの主人公であり、私はそこが好きだった。
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20世紀中ごろのイギリスのミステリー小説。
あまり時代背景を描くことには力入れておらず、最新の機器が無く、タイプライターや手紙が登場することを除けば、いつの時代でも解釈は可能。
モース警部の想像力は逞しく観察眼は鋭いが、怒鳴るし会話は成り立たないし、「勤務中だから」って部下にはアルコールを与えずにじぶんだけ飲んだり、聞き込みを理由に好きな女性のところへ行ったりと、結構自分勝手で嫌なやつ。
その上、推理は間違ってたり、偶然ヒントを手に入れたり、キャラクターとしてはなかなか興味深い人。
この人あってのミステリーと言える。
まさに、テレビドラマの主役ですね。
(「主任警部モース」「刑事モース(モースの若い時)」が、実際にシリーズ化された)
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やはり、ケータイもパソコンもない時代、ギリ電話があるかもぐらいの時代の推理小説は楽しい。
(こんなに堂々と飲酒運転が描かれるなんて)
モースの次々繰り出される推理についていくので精一杯。今まで読んだことのないタイプの刑事さん。それにしても、この時代、男女ともかなり奔放笑
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数年の間隔をあけて3回くらい読んでいるが、飽きない面白さ。ヒッチハイクをした2人の女性。1人は惨殺され、1人は消えた。『やる気あるのか?』と思わせる迷走する推理を披露したり、事件関係者に恋しちゃったりするモース警部が楽しすぎる。そんな彼に振り回されるルイスを愛でる作品でもある。今度こそ、シリーズを読み進めよう!(と何十年も前から言ってる)