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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.3

評価内訳

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紙の本

時代を描く

2016/03/14 19:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

京極夏彦の京極堂シリーズや小野不由美の『東亰異聞』を思い出す、大正時代の不思議譚。
こういう物語は、舞台、背景となる時代や土地が上手く描かれないとウソくさくなってしまう所、実在の人物や事件との虚実皮膜が上手くいっている例だと思います。

 大正三年、父親に逆らって画家になるために家を飛び出した槙島功次郎(風波)
同じく画家の謎めいた美青年、穂村江雪華と出合い、根津の同じ下宿になります。
雪華は、絵でもってさまよう魂を成仏させたり、やはり成仏できずに人の姿をしている亡霊、みれいじゃを鎮めたりします。

 京極堂シリーズの雑司ヶ谷に対抗するように、根津界隈から谷中という寺、墓地密集地帯を上手く描いており、平成の現実を忘れて大正時代にタイムスリップ、没頭できました。
時代考証も詳しい人からしたらつっこみどころあるのでしょうが、描きたいのは、この世に未練を残して成仏しきれない魂たち、時には「みれいじゃ」となって人間の姿をしている亡者たちの鎮魂。

 いくらでもおどろおどろしくできる所、あまり怖くないし、後味も良いし、雪華と風波の2人のコンビもいい感じです。
前半は絵に関する事がでてきますが、後半は「みれいじゃ」の哀しみみたいなものに焦点が移っていきます。

 京極堂シリーズほど長く理屈っぽくもないし、どちらかというとやはり浅草を舞台にした『東亰異聞』に近いかもしれませんが、あくまでも男の友情ものであり、わざとらしい恋愛やマドンナをばっさり排してしまったところがいいのかもしれません。
恋しい、という気持は所々出てきますが、あくまでも奇譚にとどめたところが読みやすさの一因だと思います。

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2014/02/12 01:52

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