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紙の本

朝鮮とはどんな国だったのか

2022/02/26 21:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いて座O型 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大国に翻弄された結果、最終的には日本に併合された李氏朝鮮は、諸外国の干渉を招く前はどういう国だったのか、そしてどういう経緯で自主独立の道を失っていくのかを描く。
国の安定と統一性の維持のため、様々な改革が折に触れ行われてきたものの、結局は党派抗争が繰り返し起こり、諸外国が来るようになってからはそれが各国の動きとも結びつき、開国の遅れもあって、強国の谷間へ落ち込んでいってしまう、どうしようもない感が、歴史的事実とともに冷徹に記述されている。

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紙の本

難しい

2019/03/13 13:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

2011年、新刊本の時に購入して以来、本棚に収まっていたものを日韓関係が思わしくない状況下、手に取り、読むことにした。朝鮮王朝の歴史、滅亡、日本の併合までを描く。著者が自慢するように読みやすくてわかりやすい。一度は書いてみたいという著者の希望が達成できたようだ。
 著者は在日2世の作家である。この本とともに、同じく在日の研究者趙景達の「植民地朝鮮と日本」、「近代朝鮮と日本」、山辺健太郎の「日韓併合小史」も読み進める。趙景達氏の本では儒教的民本主義、民本主義(教化主義)と日本の規律主義(法治主義)の対立等が骨格として論じられている。当時の置かれた世界情勢の影響を受けた政治力学の結果とは言え、朝鮮半島が日本や日本人に苦しめられた一時代の記憶は、民族的記憶として消失しえないだろうか。
 近代の150年余りの朝鮮半島と日本の関係だけでなく、長い歴史的な関わりが複雑に交錯しているようでもあり、歴史認識の違いがすんなり解消することも難しく、両国間で協調的な明るい将来展望が拓かれるとは思えない、と強く感じた。

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2013/09/23 08:05

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2014/01/05 19:20

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2014/04/27 21:53

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2016/08/03 15:43

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2019/01/28 21:54

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