紙の本
ついていけない
2015/12/03 02:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大石氏は、独特の文学世界を持っていて、それは尊重すべきなのだが、今回のようなネクロフィリア―中年女性の死体愛好は、正直、ついていけないし、嫌悪感を覚える。ゆがんだ性欲としか思えず、一応、最後まで読んだものの、何度、途中で止めようと思ったことか。ラストに疑問を感じたのも、無理やり付き合った所為かも。
投稿元:
レビューを見る
人形作家が、自分の作った人形に似た女性を殺し凌辱する。
人形はいつまでも美しく年を取らない。それに比べて人間は老いて、やがて死んで行く。
作家は何を求め自分の手を汚していくのか。
とにかく気分が深く沈む作品。
2015.3.17
投稿元:
レビューを見る
倒錯した欲望を抱く人形作家の物語。その欲望を果たすために連続殺人鬼になってしまった主人公の葛藤が痛々しく感じます。タイトルの意味があまりに痛切。
理想とする人形を作り上げることで救われたいと思う彼の姿は、どこかしら応援したくもなってしまうな。人形の完成と彼の破滅と、いったいどちらが先に訪れるのか。彼と周りの女性はどうなってしまうのか。とにかく先の展開が気になって、一気読みです。
投稿元:
レビューを見る
等身大球体関節ビスクドール作家の椿涼には本人にも抑えきれない恐ろしい裏の顔がある。彼は熟女専門ネクロフィリアだったのだ…
彼が生み出した人形と瓜二つの容姿に、加齢による欠点が生じたことによる親しみやすさ…彼女らを「腐敗する人形」に変えなければ、彼は欲情出来ない。
アブノーマルすぎるし、犯罪ですね…完全に。もう殺したくない、誰か自分を止めてくれと願いながら犯行を繰り返していた連続快楽殺人鬼って実在したような。
投稿元:
レビューを見る
天才人形師の青年、実は…。
毎度の大石圭氏ですww
このステレオが快感っていうのが、不思議です。
で、今回も主人公に幼児期のトラウマがあるのかと思ったら…。
とはいえ、普通に育ったわけじゃなし、お姉さんの状況が、淡々と説明しているだけに、かえって哀れなのである。
タイトル通りなんとか自分で自分の状況を変えようとしたのだけど、そのベクトルがそもそも間違ってるというのはデフォか。
結局のところ、方向性を間違えると何であれダメなんだろうな。
主人公はなんかカタルシスを得たっぽいけど、読んでるほうはガクブルでした。
この先を考えてくないやww
投稿元:
レビューを見る
主人公のインパクトは強いが、抑揚のない平坦な物語。
70~80ページの短編にまとまっていたら、印象的な作品になっていたのでは?
投稿元:
レビューを見る
欲を言えば、もうちょい主人公の心理状態や壊れていく過程を知りたかったかな。なんかさらっと殺してしまうし、いつも似たような状況というか。
投稿元:
レビューを見る
あまりストーリーに抑揚がなく
いつの間にか終わった感じ。
椿のその後とかスピンオフとして大どんでん返しがでたら読むかも
あくまでも大オチがあれば…だけどね