紙の本
「水」は大切です。
2016/02/07 08:07
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投稿者:焚き火料理人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「水」ビジネスと商社間の軋轢の話。ビジネスはスピードが大切なのはよく判りました。でも読み終わってスッキリ感があまりない。ちょっとまわりくどいかな。
消費者がダイオキシンなどの数値を過敏になりすぎている気もしないでもありません。
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ブルーゴールド(=水)を巡る、商社を舞台にしたビジネスマン冒険活劇(?!)。登場人物があり得ない感じにアクの強いキャラばかりかと思ったら、最後は意外とこぢんまり収束。同じメンバーで別の話も見てみたいかも。
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企業戦士の腹の探り合い、裏の読み合い。彼らにモラルがあるのだろうか。信じられるものが音を立てて崩れて行く気分にもなってしまった。
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日本では、いままで、水と安全は‘ただ’ということが常識であった。しかし、ここにきてその常識が揺らいできた。中国が、日本の水源地を買いあさる活動を筆頭に、水が商品としてクローズアップされてきた。
そんな時代を背景として、水をめぐる企業間競争をテーマにした作品。
しかし、ここに個人の怨念も絡み、展開は複雑に錯綜し、読書子は追いついていけないほどだったが、魅力的な人物造型により、読後感は爽快。
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ブルー・ゴールド(青い金脈)の意味は「水」を貴重な商品とする巨大ビジネス。
大手商社で左遷させられた出向先の零細コンサルタントで、クセモノ揃いの面々と「水」獲得に奔走するが、予期せぬ妨害に悪戦苦闘。
合法と違法の狭間、今時のIT技術を駆使した熾烈なビジネス競争の舞台はそれなりに興味深く読ませてもらったが、妨害の目的が判ってみると、なんだこれ?・・・の感。
なお、本の帯(オビ)に、「ブラック企業」とあったんだが、これもちょっと違うんじゃない?
(2013/10/5)
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商社と水ビジネスというテーマで興味を持ったが、最後のオチがちょっと腑に落ちない。
これなら、別に水ビジネスでなくてもいいよね。
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これからの経済は「水」に左右されるに違いない。それを日本で題材としながらビジネスをミステリー仕立てに。
その自然に湧き出る素晴らしい水を「ブルードールド」と称する。
真保裕一は水を扱う商社のビジネスマンを主人公に、長野県の素晴らし水を題材にして地方の抱える問題を深く追求している。そこにからまる人間の本質、嫉妬。
少しスピード感が早いので理解しながら読むのには苦労したのと、結末にもっと驚きがあっても良かったか。
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水道民営化、ダイオキシン報道などの社会問題を散りばめつつ描かれるビジネスミステリー。真保さんの本は久しぶりに読んだけど、相変わらず面白い。映像化向きですね。
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総合商社のきな臭い物語。小役人シリーズ 連鎖、取引、震源を思い出させる、少しくどい説明と複雑さがある。真保裕一ファンでなければ読むのは辛いかなー。それにしても総合商社の社員ってのは、この小説の主人公のように頭の切れる男ばかりなのだろうか!? 入社して4年目にしては出来が良すぎる。あり得ないでしょ
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一流商社マンの薮内が飛ばされたのは、ブラック企業!? 社長は悪名高く敵だらけ、同僚は凄腕ハッカーの青年に年齢不詳のド派手美女。
クセモノぞろいのメンバーと、貴重な戦略商品「水」獲得に奔走するが、予期せぬ妨害に悪戦苦闘する。
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最初の方は水ビジネスのことなど興味深く読みました。
けれど犯人に納得がいかない。
水ビジネスに絡んだ動機 犯人でいって欲しかったな
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水の惑星…地球と、最近の水をめぐる各国との駆け引きが、レアな感じで面白い。ミステリーの要素があるが巨大商社の裏側も想像されて企業小説とも読める。現場で奮闘する人たちの姿も示唆に富んで…面白いよ。
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真保裕一が手がける水ビジネスを巡る攻防を描く佳作。
真保裕一はデビュー当初の「小役人シリーズ」からもわかるとおり、ビジネスの裏側を丹念に描きながら絶妙なバランス感覚でミステリに仕上げるのがとてもうまい。本作では総合商社とその関連会社を軸に、法律すれすれあるいは法に抵触することすらも手がけながらも、ビジネスとしての本質を失わない人物たちが描かれている。
登場人物は皆どこかうさんくさく、主要な人物がいずれもなにがしかの秘密を持っている。物語が進むにつれてそれぞれの人物が抱えているものが少しずつ明らかになるにつれて、それまでの言動がすとんと腑に落ちる、ような気になるのも真保裕一らしい描き方だ。
昨今、水がビジネスになるといわれるようになってきたが、水が潤沢にあるが故にそれを資源だと思ってこなかった日本にある落とし穴にも言及しながら、水をただの商売の道具、金のなる木のように扱う現代のビジネスに対しての批判精神も忘れていない。当然、物語のおもしろさは一線級である。
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『プラチナタウン』に続いて、商社を舞台にした起業小説。主人公がとばっちりで、出向させられるが、役員から出向先の社長を見張れという指令を受ける。
その社長とともにあくどいとしか思えないようなビジネスを展開していくが、何者かの妨害に遭い、危機一髪。
誰が敵だか最後までわからない、ひっくりかえり続ける感じが真保裕一っぽくて、とてもよい。
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2014.5.31 水関連産業に復讐劇を絡めたミステリー?。テンポ良く読めたけど、真相がわかってくる後半以降は出来過ぎでイマイチ。