紙の本
刑事の子
2023/06/16 13:35
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京の下町に引っ越ししてきた八木沢順。慎吾という友達もでき、優しい家政婦さんにも出会い快適な生活を送るはずだった。しかし、荒川で女性のバラバラ死体が発見されてから生活が徐々に変化する。ある日、家に犯人を名指しした怪文書が届く。そして順は犯人とされる家に一人で訪問するのだが・・・・・。
順と慎吾の関係が「今夜も眠れない」の主人公と島崎君の関係に似ていますね。しかし、家政婦の存在がここまで大きいとは思わなかったですね。第二の刑事みたいでした。
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くろまるこさん
2023/02/18 19:00
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投稿者:くろまるこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
安定の宮部みゆき作品。
小学校高学年でもすらすら読める読みやすさではないでしょうか。
タイトル通り、刑事の子(中1)が事件の捜査に関わっているお話です。同年代のこどもなら共感しながら読めてさらに楽しいのではないでしょうか。
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長編3作目とは思えない完成度
2020/02/01 19:04
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮部みゆきの長編3作目らしい。題名が最初は「東京殺人暮色」から「東京下町殺人暮色」「刑事の子」と変わっている。「刑事の子」が一番しっくりくる。長編3作目とは思えない。既に完成されている。解説で、東京の地理関係や他の作品との関係などが書いてあるが、とても興味深い話だった。
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タイトル通り、刑事の息子がバラバラ殺人に端を発する事件を追っていく展開。刑事の自宅に、犯行を予告するような手紙が突然届き、そこに書かれていたことは・・・。
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子供が活躍する話は苦手な方だけど、事件はかなり猟奇的で謎が多く、しっかりとしたミステリーが楽しめた。 ただその少年がいい子過ぎ、家政婦さんができた人過ぎで、ちょっと鼻につく感があったのは私がひねくれているからなのか 笑。
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刑事の息子が事件に首を突っ込む話。
途中どっかで読んだような場面もあったけど
誰のどの本かもわかんないし 気のせいかもしれない。
初期作品なら気にすることもないか。
最後あっさりすぎた以外は読みやすく楽しめました。
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宮部みゆきは読みやすい
ミステリーとしては、ありきたりだが、
人としての根元を改めて考えさせられる
特に家政婦のハナさんが素晴らしい
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初期作品ながら、改題前含めて初読。
都合が良すぎる展開が目立つけど、伝えたい事は伝わるし、何より面白さに安定感がある。 刑事の子、脅迫状、いわゆる「良い子」というのに、どこか既視感があると思ったら、解説で判明。「ソロモンの偽証」のあの子にそっくりなんだなあ。
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時代設定の多少の古さや,
なんとなく見通してしまうことのできる展開に
少し残念な思いも持つが,
さすがの表現力には感心させられる。
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刑事のもので、刑事とその息子がバラバラ殺人事件を追って行きます。
家政婦さんがとてもいい味を出していて、誰でも武装している、という言葉が印象に残っています。
異端児扱いの画家が出てきますが、戦時中の体験や時代背景、感情の表現が見事でした。気難しくて喧嘩の多い人だと思わせつつ、結構心のある人でした。
あとは少年犯罪の事や、女性の心理、それぞれの考え方があって、長編ほどの読みごたえはありませんでしたが、テンポよく読めました。
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面白かった!
けど、刑事の息子が最後まで頑張るのかと
思いきや後半は家政婦のハナさんのファインプレーが
目立ちすぎて少し残念でした。
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読み始めて「あれ?」と思ったんですが、中学生向きだったんですね。道理で初期作品とは言え、宮部さんにしては心理描写も事件の内容も掘り下げ方が浅いと思いました。順が中学生探偵として事件を解明するのかと思いきや、後半はハナさんに持ってかれているし。ハナさん、好きだからそれはそれでいいですが、『刑事の子』というタイトルの割には物足りない気がしました。
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本作の初出は1990年。ということは、平成の初めということになる。その数年前には昭和が控えており、その意味では古い作品だ。僕が生まれたのは1987年なので、本作の誕生とそうそう変わらない。
にもかかわらず、何の違和感もなく本作を読めるというのは、考えるまでもなくスゴイことだ。実際、僕は「解説」にて本作が最新作でないことを指摘されるまで、そのことには気づかなかった。「古くて新しい」や「温故知新」というのではない。そもそも「古さを感じさせない」。これってスゴイことだ。
とはいうものの、そう言われてみれば、本作は「素朴」かもしれない。さまざまなミステリー作品が生み出されている昨今、それに伴いトリッキーな作品も増えてきた。本作にはそういったトリッキーさがまるでない。どストレートにミステリーの王道を行く。だからこそ、安心して読めるし、期待を裏切らない。
最近のミステリーを好む人には、本作は物足りないかもしれない。でも、こんな安心感――殺人事件が起きていて「安心」も何もないかもしれないが――だっていいじゃないか。
【目次】
刑事の子
プロローグ
第一章 新しい街
第二章 犯行声明
第三章 殺人愉快犯
第四章 にわか刑事
第五章 マリエンバートで……
エピローグ
解説 大森望
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改題反対・・・(´・ω・`)
読んだことあった・・・
マリエンバート出て来るまで気がつかんかったけど・・・
しかも表紙のあらすじに改題って書いてあったけど・・・
やっぱりちょっと古いテイストの内容ですが、火炎の印象がすごい。
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宮部みゆき氏の初期作品
『東京殺人暮色』『東京下町殺人暮色』そして『刑事の子』と改題されてきた作品です
特質すべき作品ではありませんが一番の読みどころは戦争を経験した二人の登場人物の語り口
主役である八木沢順君の家で家政婦として働くハナさん
事件と大きな係わりを持つことになる画家の篠田東吾
特に花さんの『世渡りのための武器』というお話にはとても魅かれました
中高生が読むのに最適なミステリーです