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阪神タイガースに所属していたという架空の設定、プロ野球選手として天性の才能を持ち合わせるもチャンスに恵まれない選手生活。人として、選手として周囲の人々に愛された仁藤全の物語。阪神という身近な球団を舞台にして登場する人物も聞いたことのある名前が多数。試合の場面では、甲子園に一度でもいったことがあれば、仁藤がネクストバッターズサークルに進み、素振りをする姿、スタンドに巻き起こる大歓声、舞い上がるジェット風船、自分がライトスタンドからまるで試合を観ているかのような感覚に。クライマックスは前代未聞、実際の試合で起こったら阪神間は驚天動地!?
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なんやろなぁ。この気持ちよさ。読んでる途中も読み終わった後も身体中が、いやいや、心の中までもすっきりや。少しでもスポーツかじった人ならわかると思うけど、努力が全て実わけやない。どんなにがんばっても才能があっても日の目を見やんことなんてざら、っていうより光を浴びるヒトなんてほんの一握り。けどな、頑張る姿ってのはやっぱいいもんやと思う。まっすぐがんばる姿に惚れてしまうんやね。野球のこと全然わからへんけど、ゼンさんのことは私も好きや。こういう人と知り合えたらそれだけで人生儲けもんかも知れんで。
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坂井さん、『通天閣』を、さらに越えたは。
私は、ややしょぼく裏切られたな。
でも、ええ小説や。
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半ば中途半端に実名選手やチームが出てくるので、なんだか読みづらかった。期待してた内容とはちょっと違って一人の選手をいろんな人たちの証言。
最後はなんだか切ないような、微妙な感じ。
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リレー証言形式で綴られていく、ある野球選手の物語。自分の起こした無免許運転の事故が原因で甲子園出場の夢が断たれ、それが原因で主人公から遠ざかっていたかつてのチームメイトが「あいつはアホだから一度好きになったやつのことは、ずっと好きだと思うよ」という言葉で長年の自責の年から解放される件で号泣。
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なんか いいなぁ。
阪神タイガースに10年間籍を置き、代打として一瞬の輝きを見せた後引退した主人公 仁藤全。 その周りをとりまく、高校時代からの仲間やプロ野球選手としての仁藤をとりまく人たちの物語。
阪神タイガースの人情物語が、とっても、なんかいいのである。
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良かったです。
身内に阪神ファンがいるので読んでみました。
鶴田くんの章は泣けました。
全さんイイなぁ。
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新聞書評に載ってた本。
内容が余り分かってなかったが、中盤からどんどん世界に引き込まれました。阪神阪神してるけど、別に内容的には阪神でなくてもいい話。
主人公の仁藤と佐竹以外の選手が誰がモデルが分かって笑ってしまう。
楽しめました ^_^
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本屋大賞にノミネートされるかなと思っていましたが残念ながらノミネートはされなかったですが、あたたかい気持ちになれる野球選手の話。野球のことを知らなくても「大した成績を上げられなかった野球選手とその彼の周りの人達の話」を楽しめるのじゃないかな(阪神ファンや山本昌ファンならなお楽しい)。野球の素質に誰もが驚く選手でも、それがプロ野球で開花するかどうかはまた別の素質も必要なんだろうね。大打者にはなれなかったけど、やさしさの素質を持った主人公に場外ホームラン並みの拍手を送ろう。
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ある一人の元プロ野球選手の周りにいる人たちの語りによって、物語は綴られていく。本人の語りは一切なし。
だけれども、主人公ゼンの人柄がすごくすごく心に沁みました。
多分、新聞か雑誌かTwitterの書評を見て、なんとなく図書館で予約してみた本ですが、読んで良かった。
いつか読み直したい。
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オムニバス形式かと思いきや、ひとりを語る物語。
複数にインタビューを取っているものの、中身はほぼ時系列に分かるようになっている。
なかなか面白かった。
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野球好きでなくても楽しめるが野球好きならさらに楽しめる一冊。
すごーくいいテンポで話が進んでいく読みやすいものでした。
ラストがもうちょっとなーという気がしましたが、これはこれでというところです。
清々しい一冊でした。
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阪神タイガースの8位指名を受け入団した仁藤全は、期待されるも伸び悩み、ヒーローインタビューのお立ち台に上ったことはない。だが身近な人間にとって、彼はヒーローだった…。ひたむきなプロ野球選手が輝いた一瞬を描く。
書評を参考に選んだが掘出物だった。作者のあとがきによれば実在の人物をモデルにしたのは1人だけというが、あまりにリアリティーのある登場人物たちの描写に私は何度もネットで調べてしまったほどだ。また途中でインタビューの聞き手は誰なのかという疑問が浮かんだ。それは最終章で明らかになるが、やや蛇足的でそれだけがこの佳作の中で残念だった。
(B)
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何かそれほど面白くなかった。
2015.5.21
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仁藤全という人に関して、その周りの人へのインタビューという形式である。
とにかく野球が大好きで、下位指名で阪神に入るものの
1軍ではぱっとした成績が残せない。
でも、見る人が見れば「天才」というキャラ。
大阪の下町の人情味あふれ、泣き笑いを織り交ぜて
仁藤全という人が浮かび上がってくる。
インタビューを受けるメンバーには、
多分、いや、絶対、中日の山本昌選手も入っている。
あ。。。。元選手になっちゃったね。
山本さん、歌もうまいのよ。仁藤さんたちのバンドともセッションできるかも。
何しろ、野球バカというか、天然というか、
仁藤全は、周りの人を幸せにする力がある。
最後の章「私」はあまり評判がよくないようだが
仁藤さん、こんなところでも人を幸せにしよった~~!
って、笑ってしまいました。
私はよかったと思います。
気分よく泣いて、笑って、心が温まりました。