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民営化してすっかり商売の色気がついているJR。そんなJRが各地で展開しているのが駅の中に様々な飲食店などを誘致して、駅の中でも買い物をしてもらい収益を上げようとしているのがいわゆる「エキナカ」だ。
いつ頃から使い始めたのか、日経の校閲記者が調べてみたとある。「日経MJ」という日経よりももっと専門的な記事が掲載されている新聞の記事をもとに調査したとあり、2003年3月18日に初登場。
「就活」、「婚活」など何とか活と名のつくものが目立つ今日この頃。そんなに「活」が必要なほど、今の時代はへなへなと萎れているのかとふと思ってしまう。モクモク羊場合、「豚活」と「甘活」だな。前者は、「豚カツに限らす、豚肉を食べる活動。ブタミンパワーでブーブーと生きていく」。後者は、「スイーツを食べて身も心もとろける活動」を意味する。
あともう少し寝て待つとやってくるのが秋の紅葉の季節。紅葉があたりの景色を彩り何とも言えない美しさを醸し出す舞台装置になる。この本を読んでみるまで、「紅葉」はなせ「もみじ」と読むのかという疑問を抱いたことがなかった。その疑問に答えてくれるのが今回の本だ。答は手に取ってみて読んでください。
意外に思ったのが「青山一丁目」という駅名だ。東京メトロの駅名の1つとしてあるこの名前。駅名になっているくらいなので地名からとったものかと思ったら甘かった。実際に、校閲記者がいろいろ調べてみたが答は出てこなかった。分かったことと言えば、そう簡単には分からないことが世の中にはたくさんあることの証明になったことか。
同じ漢字でも日本語と中国語では意味が違うことがある。その代表としてよくあげられるのが「愛人」だ。日本だと、頭の中が紅葉のようにピンク色に染まりモヤモヤしたイメージがあるが、中国だと文字通り「愛する人」で、「妻」や「夫」を意味するとありびっくり。日本のサラリーマンが中国人から「この人は私の愛人です」と紹介されて、にやにやしないよう気を付けてもらいたいものだ。
言葉は、人生のごとくいろいろあり面白いなあ。
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馴染みのある言葉だけれど、なぜそのように言うのか知らなかったり、使い方を間違っていたり、本来の意味を見失っていたり、へぇ~と思いながら日本語の雑学力がアップしたように思う。
日経新聞電子版の連載コラムをベースに、メモが加筆されアップデートした情報を提供してくれている。
伝わる(誤解を生じない)言葉のための新聞編集の視点が感じられたほか、記事の表記や国語辞典への採用などに、生きた言葉の変化が映されている様子が分かった。
14-1
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カテゴリ:図書館企画展示
2015年度第1回図書館企画展示
「大学生に読んでほしい本」 第1弾!
本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。
木下ひさし教授(教育学科)からのおすすめ図書を展示しました。
開催期間:2015年4月8日(水) ~ 2015年6月13日(土)
開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
◎手軽に新書を読んでみよう
1938年に岩波新書が創刊されたのが新書の始まりです。
値段も分量も手ごろな新書は「軽く」見られがちなところもありますが、内容的に読み応えのあるものも多くあります。気に入った著者やテーマで探してみるとけっこう面白い本が見つかるものです。広い視野を持つために、興味や関心を広げるために新書の棚を眺めてみましょう。刊行中の新書を多様な角度から検索できるサイトもあります。(「新書マップ」)
◇新書で日本語を知ろう
分かっているようで分からない日本語。まずは知ることですが、難しく考えず日本語の本を読んで親しんでみましょう。大切なのは気持ちですが、誤解を招かない表現もまた大切です。大学生として、社会人として知っておいて損がないのが日本語の知識です。
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日経新聞編集部が編集の立場から見た日本語の誤用や誤解など
・弱冠の本来の意味は20歳男子
・師走の語源には諸説あり。「風馳す」など。
・オートバイが単車と呼ばれる理由…戦後サイドカーが一般的だった
・「大統領」という言葉は江戸時代にpresidentを訳すのに棟梁という言葉から作った
・墨田区は本来は隅田区としたかったが「隅」が当用漢字から外れていた
・「全然いい」が誤用であるというのは学者の間ではよく知られた迷信