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人気作家たちの短編集。読むのが苦しいけれど、読んで良かったと思います。角田光代さんのお話がいちばん気に入りました。
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ヨーロッパの食卓で、人生を味わう。
直木賞作家がヨーロッパの国々を訪れて、食卓を描く。だから、登場人物は皆現地の人だけど、きちんと日本の小説だった。旅行者っぽくて、現地の小説っぽさはない。そりゃ、当たり前であるけれど。
角田光代「神さまの庭」確かに南欧の田舎って頑ななイメージある。強いママンって、つまりは家を守る人なんだよね。そういう意味ではジェンダーに縛られているイメージ。
井上荒野「理由」ミネストローネって家庭的なイメージだけど、ちょっと印象変わった。というか、家庭的なイメージだからこそ、背徳感が増している。
森絵都「ブレノワール」森絵都って優しいよね。許される話。全体的に幸せにしてくれる。
江國香織「アレンテージョ」男同士のカップルがこんなにすとんと書かれているの、久しぶりかも。からっとしていて、もだもだした感じもあったけど、結局現状維持というか、変わったのに変わらなかった。
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ヨーロッパのお料理をテーマに絡めた短編集。
お料理の描写もおいしそうだったし、それぞれの料理を誰が何のために作っているのかが面白かった。
お話自体はあまり起伏がなく、淡々と進むものが多かったが、料理をメインにすえたお話という雰囲気自体が面白い短編集でした。
電車の中で読もうと思って買って、まさに電車の中で読み終えた作品(笑)。
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神さまの庭
そう、一度でいい。できるだけ多いほうがそりゃのぞましいけれど、でも、それが無理だというんならたった一度、たった一度でいいから、家族で笑って食卓を囲んだ記憶を…
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1話目が良かったです。
食べる事は生きる事で、愛する事。
うーん なるほど。
食べ物系の小説って何か好きです。
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たべることはいきること。
食べ物が出てくるおはなしはついついひかれてしまう。
それがおいしそうであればあるだけ。
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気になる作家さんが揃ってる作品だったので即買い。
食にまつわるいろんな話が面白かった。
結局のところ、育った環境の習慣には逆らえないと思った。
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ただ単に満腹になるだけじゃくて幸せな気分になれる食事をしよう。
1日3回365(366)日を何年も。
☆神様の庭……………角田光代
☆理由…………………井上荒野
☆ブレノワール………森絵都
☆アレンテージョ……江國香織
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4人の直木賞作家がヨーロッパの国々を訪れて描く、愛と味覚のアンソロジー。親子の、夫婦の、恋人同士の絆を文字通り味を通して描いている。時に甘く、時に酸っぱく、時にしょっぱい、そしてその味が深く絶妙に混ざり合う調和はまさに人生の喜怒哀楽の奥深さを物語る。
特に角田光代さんの「神様の庭園」に感銘し泣いた。うーん、旨い!
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記憶に染みついた料理をテーマにした、4人の直木賞作家によるアンソロジー。海外が舞台となっていて、田舎と都会、過去と現在の対比によって、徐々に主人公の心に眠っていた感情が浮き彫りになってくる。自分が大切にしたいものを大切にして生きていこう、そんなメッセージをくれる一冊。森絵都さんは昔から大好きな作家さんだけど、今回の作品は泣けました。
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食べ物が出てくる話がたまらなく好きだ。
どれもこれも外国の話なのに、まったくそんな気がしない。
静かで、心地よい
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2014/3/5読了。おいしいごはんを食べてお酒を飲みたくなった。翌日ちょうどテレビでバスク地方の話をやってて、スペインに行ってみたくなった。おいしくてあったかい物語たち。
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直木賞作家4人によるアンソロジー。
食にまつわる4編が収録されている。
食事を共にするのは、家族や恋人などの親しい間柄だからこそ。
人は食べ物で繋がっていると言っても過言ではないのかも。
食の大切さについて、食べる楽しさについて、もっと考えてみたくなった。
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女性作家4人のアンソロジー。
こういうコンセプトでまとめました、みたいな説明のページがないのだが、『人気女性作家』で『ヨーロッパ』で『食べ物』らしい。
『神様の庭』角田光代 ★★
良い話ではあるけれど読んでいてどうしても日本人の話な感じがしてしまう。
『理由』井上荒野 ★★★
初めて読む作家さん。
官能派なんですね?
官能的描写のためか、イタリア!な感じがしてきた。
年上の夫に“ちょいワルオヤジ”なイメージ。
『ブレノワール』森絵都 ★★★★
初めて読む作家さん。
1番目の「神様の庭」といろいろかぶるけれど、人は故郷に反発しつつも、やがては帰ってくるものなのかな、と思わせる。
短編だけれど、読んでいてちゃんと気持ちが盛り上がった。
黒小麦…は蕎麦ってことでいいのでしょうか?
故郷に対する愛憎、母への思い、何よりも、食べることへの尊敬に似たもの…が、良い話でした。
『アレンテージョ』江國香織 ★★★★
ボーイズラブ。
主人公たちはもう大人だけれども、お話全体に漂う雰囲気が、宿の女の子も含めて、可愛い感じ。
全体としては、人は食べたもので出来ているんだな、という実感。
体はもちろん、心も。
印象的な料理は「理由」のミネストローネ?
味というより、匂いで印象に残った。
あとは、ヨーロッパの田舎の料理、ああ、他の本でも出てきた、その土地っぽい、という感じ。
森絵都さんは、別の作品を読んでみようと思った。
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きゅう、と切ない。
江國の文章では途方にくれた。
前に本屋で出会ったときにそこまで惹かれなかったのは、こうして“今”出会うためだったのかもと思ったり、する。
食べること、生きること、愛すること。
タイトルがとても好き。