紙の本
宮崎駿作品
2019/09/01 06:15
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮崎駿作品の創作原点。著者の想いや創作話など盛りだくさん。千と千尋の神隠しまでのエッセイだが原点であり、その後の活動も予感させられる。
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思想の形成を原点から追い求める.表層的にも読めるが,かなり深層まで抉った内容で,どれ程の覚悟を以て零から一を創り出しているかがよーく判る.
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渋谷氏のロキノンは、エレカシと幸福な関係。
ブランキー初期とは幸せな関係だったが、浅井健一ソロとは決裂して……という。(→浅井健一は「音楽と人」へ。)
それくらいの印象。
もちろんロック方面、私が一時期首を突っ込んで、その奥深さに辟易し首を引っ込めた分野では、凄い人なんだろう。
が、駿へのインタビュアーとしては、ともかく続けてくれという懇談、そして次の回においては、だから前回私は駿さん続けるって言ったでしょー!? という、その鼻息に終始している。
とはいえ駿も鼻フンフンの若者に対し、ジジイとして鼻の穴をフンフンしているので、共犯。
素材としては悪くないが。
評論家は、こういういけ好かないインタビュー集を材料にして色々考えなければならないんだろうね、難儀だねえ。
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人は誰もが表に見えるだけの人ではないと言うことですね。あの巨匠 宮崎駿 という括りからはみ出している部分が見えた気がします。とても人間らしい、表に出ていない部分が。前回読んだ鈴木さんの言われたことと違わない?と感じたところがあって、まぁそれぞれに捉え方が違うということでスルーしました。
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書影と宮崎駿著だけで購入。エッセイ集だと思ってたらインタビュー集だった。僕はいまだかつてここまで酷いインタビュー集を読んだことがない。
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非常に読み進めにくかった…
独特の世界観を言語で理解するのも難しかったし口語が永遠と続く。
ちょっと読んでて疲れたかな。
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アニメーション作家の業というものをイヤというほど思い知らされるインタビュー集です。アニメーションというのはもうやってもやってもきりがないもので、おそらく100パーセント満足できたなんてことはないのでしょう。だから映画を作る度にもうやめたい、となるのでしょう。でもまた自分のなかで、もやもやと「作らねばならないもの」が動き出す。途方もない時間と、カネと、人材とを消費して、傲慢で自分勝手なクリエイターとして「それ」をつくりつづけなくてはならない。
自分はこんなふうに一度でもものづくりをしたことがあるだろうか。と問えばあるはずもなく、うなだれるしかない。やはりまともじゃない人にしか、並外れたものはつくれないのでしょうか…。せつなくなります。
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作品の背景のようなものが分かるので、宮崎駿さんの映画のファンではあるので楽しめました。
ただ自分と年代が違うし、ある種の思想が入っている感じでどうにも理解できない部分も多かった。
内容から、映画1本作ることが本当に大変なことなんだなということと、宮崎駿さんの凄さが伝わってくる。でも上司に持つとややこしいんだろうなと思った。
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ケンカ腰が本当を引き出していた。
渋谷陽ーの宮崎駿へのロングインタビュー。
最初は喧嘩腰。
それが回を重ねるごとに噛み合い、思わぬ本当を引き出していた。
それは渋谷と宮崎に通底する思想や教養があったからこそ。
土俵があってこその喧嘩腰。
「『これはブランドもんだから好きだ』って着てるのは駄目ですよ! そういうスノビズムは、どっかで可愛げがあったときはいいけども」
「僕は回復可能なもの以外は出したくないです」
「僕は、人間を罰したいという欲求がものすごくあったんですけど、それはヤバイなあと思ったんです。『新世紀エヴァンゲリオン』なんかは典型的にそうだと思うんだけど、自分の知っている人間以外は嫌いだ、いなくてもよいという」
「下請けの人が仕事を持ってきてくれたときには挨拶したいしね、暇があったらお茶でもいれたいぐらいの気分なんですよ。~ところが案外ね、みんな平気な顔してるんですね」
「シンプルでストロングなストーリーで端的明瞭っていうのが映画では一番いいんだっていうのは、ほんとそのとおりだと思うんですよ。でも、それだけやってしまうと、この現代の世界は取りこぼしてしまうんですよ」
心にとまった所をピックアップしてみると、常識というか、知性というか、教養というか、もののとらまえ方が自分に響いたとわかる。
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『「不幸にして君は出会ってないだけで、どこかにいるに違いない」って僕は思うんですよ。』宮崎駿のインタビュー。渋谷陽一の若さゆえのエゴの塊的な誘導には辟易したけど、宮崎駿の頑固さに救われた。長い年月をかけて、向き合う二人の変遷は悪くなかった。宮崎駿は哲学の人という印象があって。「わかる」必要はないし、わかんないなりに考えることで得られるsomethingはきっとある。と。
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宮崎駿。著となっているが、インタビュー集で、インタビュアーが渋谷陽一。つまりそれぐらいのコッテリさということ。
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【衝撃の引退劇――世界のミヤザキの原点】『風の谷のナウシカ』から『千と千尋の神隠し』まで、十二年間に及ぶロングインタビューで、天才・宮崎駿の発想の“源泉”を探る。
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「ストーカー」「ミツバチのささやき」、宮沢賢治、手塚治虫、ブルース・スプリングスティーン、シニアジブリ、関東大震災、庵野秀明、押井守、杉浦茂、「テス」、「ライアンの娘」
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少し前に読んだので、くわしい内容は忘れてしまいましたが・・・ 各映画を作成したときの背景や想いをつづった本。
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かなり酷い。
背表紙には"自らの作品の背景や狙いはもちろん、文明論から歴史観に至るまで、徹底的に語り尽くした"とあるが、内容のほとんどが後者の文明論や歴史観(そもそも文明論や歴史観ってなんだ?そんな言葉あるのか?)になる。また、インタビュー形式の記載のため非常に読みにくいことと、インタビュアーの言いたい方向に持って行きたいのがあまりいい気持ちにならない。どちらかといえば、宮崎さんの話を引き出すように自分の考えを強く出さない人に行って欲しかった。
ジブリ映画好きなら、もっと別の本で宮崎さんを知るべきであると強く感じる。