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レズビアンの著者が、レズの実状だけではなく、LGBTのセクシャルマイノリティについての詳しい説明もあり、さらに広く恋愛そのもの、人間関係について書いた本。
対話形式でマンガなども取り入れ、大変わかりやすく、いい本でした。レズ、ゲイだけではなく、◯◯出身、などなどといったカテゴリではなく、その人と向き合うことが大事だということですよね。
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異性愛者、同性愛者、として見るのではなく、個人を個人として見て知ること、そして自分を見つめることが大切よ、っていう話。私的にはちょっと物足りなかったかな。というか、今の私が求めている内容じゃなかったんだろうなぁ。二年くらい前の私だったらまた違ったかも。
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想像していたようなマイノリティの声を聞け!みたいな感じではなく、まず読者が抱いているジェンダーやセクシャリティに関してのバイアスをならしているので、考えやすい。
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タイトルがもったいない。レズビアンはもちろん、ゲイも異性愛者もそうでない方も、セクシャリティの違和感有無に関わらず手に取って読むべき一冊だと思いました。
自分自身の事がよくわからないため、最近この手の本を読んでいます。自分はどのカテゴリーに入るのか、そればかりを追っていました。でもこの本を読んで分かったことは、それは無意味であるという事。第三者の理解を助ける「箱」にわざわざ入る必要はないという事。人は十人十色、各々それぞれ色々です。
「自分」を生きる第一歩となりそうな本でした。
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LGBT入門として読んだ。牧村さんという事例を通して、当事者にしかわからないであろうことも書いてある。LGBTを理解したい、と考える人に薦めたい。
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LGBTの解説書のような内容で、会話形式であったり漫画があったり大変読みやすい。
性アイデンティティを区別するにも様々な概念があると紹介されているなか、私は性別を区別すること自体意味がないというポモという概念が気に行った。
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『「性に対するあり方は、無理には変えられないものなのよ。それは誰にとっても同じだわ。そうあること自体は、間違ったことなんかじゃないのよ」』(p198) 「性を手がかりとして、自分を知るため」の本だと思った。言葉で分けられない気持ちは、割り切る必要なんかなくて。何が普通かそうでないかなんて決定的なものもなくて。凝り固まった常識を一旦外して、自分や他人を見つめなおしたらどうか、と提案してくれる優しさを終始感じた。タイトルで何かが限定されそうなのが惜しいなぁと思うくらい、本当に幅広く考えられる良い本だと思う。
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発達障害だったり思想的に少数派な立場からすると、
性的少数派には共感も持てるし、
どうしても理解できないところもある。
マイノリティーの世界って、そう単純ではないし、
理解されず排除される理不尽さも分かり合えないもどかしさも孤独もある。
かなり入り組んでいる。
だからこそ、面白い。
少数派が、差別されなかったり、圧迫されない社会はすぐにはできないだろうけれども、
そういう社会を作るように働きかけることはできるはず。
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某日本人妻を訪ねる番組で、フランスで同性婚をした女性、ということを覚えていたので気になって買いました。
セクシャルマイノリティだけの話じゃなくて、多様性を認めるという話に繋がるのかな。何かの枠に人を当てはめたがるのはよくやってしまいがちだな~と感じます。分からないから分類したい。自分と他人という枠で括りたくなる気持ちはまだまだ消えないかもしれないけど、もっと想像力豊かに相手のことを理解して、自分ができる意識の変化をしていければいいなと思いました。
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百合のリアルというタイトルに惹かれて手にとって見たけれども内容はレズビアンだけじゃなくて、すべての人に向けてのジェンダー論、人としての在り方、性自認といった真面目な内容。
タイトルから連想されるレズビアンだけに向けたお話でもレズビアンの自伝でもありませんので、そのあたりはご注意を。
さまざまな立場の人たちとの対話形式で進んでいく。
難しい言葉を使わずにとてもわかりやすい。
いろいろな人に読んでもらいたい一冊です。
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自分のジェンダーを通じて、自分を理解するきっかけになる本――それが、この本を読み終えた後の率直な感想だ。
そもそも、私がこの本を購入した理由は、タイトルに心が惹かれたと同時に、LGBT論についての本を求めていたからだ。
が、この本は今までの同性愛者による同性愛論にありがちだった、異性愛者敵視の雰囲気は受けなかった。そうではなくて、この本が言いたいコトは、ジェンダー・アイデンティティについての論証のひとつなのだ、という印象を強く受けた。
それゆえに私は本書をLGBTの方々や、いわゆる「百合」「薔薇」を愛する方々のみならず、むしろ上記の三つを毛嫌いする方々こそ読むべきだと強く思っている。その理由は読者一人一人が自身の性理解を再確認するためである。
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マジョリティと思われる人々にも、必ずマイノリティとなる要素があると思う。
性的指向に限らず、自分のことに置き換えて想像力を働かせることが、出来るかどうか。
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タイトルが悪い。
百合だけではなくもっと、広いターゲットにアピールできる本だと思う。
モテるってどういうことなの、好きってどういうことなの?という、ごくシンプルな問いに対して、正解はなく、自分の中で答えを出すしかないということをわかりやすく示した本。この「なるほど」と思わせる明快さはすごい。
カテゴリ分けではなく、タグを着けたり外したりという考え方はいいなぁと思う。恋愛に限らず、ついつい「この人はこういう人だ」とカテゴリ分けをしてしまうけれど、タグだよなぁと。
作者さんは実際に女性と結婚されてるからこのタイトルなんだろうけれど、どんな人でも読んでほしい。むしろ高校生くらいの時に読みたかったなぁ。
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性的指向はヘテロセクシュアルとゲイとレズビアンとバイセクシュアルだけではなくて、パンセクシュアルとかアセクシュアルとかたくさんあって、しかもそれですべてではなくて、名前ついてないのもたくさんあって、もはやおそらく一人ひとり違うんだろうな、って。可愛い系が好き・キレイ系が好き、あまーい人が好き・ツンデレが好き、みたいなレベルの話で、ほんとに同じ好みの人はいなくて、どれもいい、みたいな感じなのかなあと思った。
あと、トランスジェンダーの人でも(今回はこの呼び方で許してほしい)全員が性転換手術を受けたいわけじゃないってのも知らなかった。トランスジェンダーでレズビアンとかもありうるってのも思いもよらなかった。
他のセクシュアルマイノリティーズに関する本より当たりが柔らかくて、基礎知識が手に入ってよかった。知ってますます、カミングアウトされた時の接し方の正解がわからなくなったけど、でも無知識の欠如で傷つける可能性を減らしていければいいなと思う。とりあえず、ヘテロの友だちと同じ感じで、「彼氏(彼女)いるの〜?」みたいな感じかなあ。
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レズビアンだけでなく様々な性の種類に対する考察。
導入に漫画があるのが良いですね。
オスとメス、男と女は違うという事。