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奇想天外で何が悪い。
清コング、唯一無二の存在。ほんとグレート。
奈良、大阪からの滋賀。本作が一番好みかな。
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2013/12/14 Amazonより届く。
2019/7/18〜7/25
しゅららぼん、ってそういうことだったのか。相変わらず、奇想天外の万城目ワールド全開。Amazon primeで映画も観られるようなので、観てみよう。
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琵琶湖の覇権を廻る二つの家系.互いに異能の力を操り,闘争を繰り返してきたが,ある日,両家を凌駕する強大な敵が現れた.危機が迫る中,両家の力が重なったとき,奇跡が起こる.万城目ワールド全開.冷静に考えれば,なんともスケールが小さい話なのに,気が付けば手に汗握って,物語に入り込んでいた.そして,感動のラストに思わず涙.2014年最初の一冊がこの作品で大満足.自信を持っておススメします.
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ちょっと変わった日本を描かせたら、いまいちばん面白い作家の一人ではないでしょうか。
力を継承する次世代たちが人とは違う力を拒絶するというのが、なんとも今の若者らしい。一昔前までなら誇りを持って力を継承する姿が描かれたことでしょう。
けど、このちょっと無責任で逃げ腰な姿に共感せずにいられません。
それだけに、淡十郎と棗の最後の決断が胸に刺さりました。
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高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやってきた日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と涼介、淡十郎が同じクラスになった時、力を力で洗う戦いの幕が上がる…!
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年末の帰省の新幹線の中で読み始め、年を跨いで読了。
京都、奈良、大阪と、関西に住む者としては親近感ある場所に、よくぞまあこれだけと思わせる法螺話を吹いてきた作者だけれど、今度は滋賀。
琵琶湖のご神水によって特殊な「力」を持つ“湖の民”日出家と棗家。1000年にも亘り琵琶湖を舞台にいがみ合ってきた両家の跡取り息子が、高校で同じクラスになり新たな諍いの幕が上がる中、事態はとんでもない方向へと進むのだった…、というお話。
私も8年程大津で湖の近くに住んでいたけれど、確かに琵琶湖には、不思議な力を感じさせる何かがあるよね。
竹生島も含めそうした琵琶湖の風情をふんだんに盛り込んで、今回も思いもかけない展開と登場人物のアクの強さはなかなか強烈。
奇想天外な話の後のエピローグは余韻があって、作品の雰囲気を更に良くした。
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万城目さんらしくて好き。
鴨川ホルモーみたいな軽快な感じで一気に読めてしまえる。一人一人が個性的で愛すべきキャラ揃いだし!
個人的には棗くんと清コングがお気に入りです。
こういう終わりかた嫌ああああ!と思わせといてーの、最後の最後にちょっと救われる…こんな結末、割りと嫌いじゃないなあ。
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万城目学のファンタジー小説。本の厚みもそうだけど壮大な物語。
琵琶湖から力を授かりお城に住む日出家。という設定もすでにあり得なさそうなので、舞台は琵琶湖だけど現実からは離れすぎな話だった。でも地域や歴史を使った物語の構成は万城目さんらしいと思った。
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週末の息抜きに,一気読み。もともとファンタジーは好きで,プリンセストヨトミも楽しめたので,期待しながら読みました。期待を裏切らない展開で,読後感も良く,十分目的も達成できました。
私にとっては,さて,明日からまたがんばろうか,と思わせてくれる一冊です。
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琵琶湖から力を受ける一族の話。
ぶっ飛んだ力のような
たいしたことないような
でもそれが万城目さん感。
終わり方に多少不満はあれど
すっかり巻き込まれさせてもらいました。
でもこれも映像化はどうかと思うよ。
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実は琵琶湖の周りでは特殊能力を持つ日出家と棗家が長年にわたり勢力争いを続けている--そんな舞台で始まるSF的青春小説。現実的な世界観(この作品の場合は滋賀県観?)に突飛な要素を一個ぶち込んで“化学反応”を楽しむ、というのは、「鹿男、あをによし」や「プリンセストヨトミ」など万城目氏の他の小説にも通ずるものです。
ページ数が多いので前半もたつきましたが、ストーリーが進むにつれてどんどん引き込まれました。「しゅららぼん」の意味が分かったときは気が抜けましたが、肩の力が抜けた感じもまた魅力的です。
ところで、日出本家では、実に美味しそうな料理や弁当が登場します。毎日そんなに用意できるってさすがに無理がないか、と心配になるぐらい。一度その料理を食べさせていただきたいと思った次第です。
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万城目ワールド発動。むちゃくちゃな設定なので、所々に綻びがあるけど、しっかりと縫製しながらキッチリと最後まで楽しめる。ついつい買ってしまう作者さんです。
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相変わらず、目を惹きつけすぎるタイトルに身構えつつも、地域限定かつ特殊な設定の中に、登場人物の思惑や気持ち、郷土への想いとかが詰められていて、最後までしっかりと読める面白い内容でした。
タイトルとの物語の関係が結びつく後半が特に面白かったです。
事件の発端になった黒幕の心境には、少しほろりと来ました。
…それにしても、鴨川、鹿男等、どの作品を読んでも読む前と後で、タイトルの印象ががらりと変わるのがすごい。
このあたりが、万城目氏の作品の個人的には好きな所なので、今回も期待を外すことなく楽しく読めました。
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プリンセストヨトミよりは、はるかに読みやすかった。
後半の加速度はすごい。
作品とは全然関係ないのだが、最近滋賀県出身の女性のことが好きなので、舞台が滋賀というだけで感情移入してしまったという部分も好評価の要素であることは否めない。
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滋賀県の琵琶湖の力により、不思議な能力を持つ日出一族と棗一族。
この一族は、互いに対立しているのですが、それぞれの息子たちが高校に入学し同じクラスになったところから、物語は動きだします。
「鴨川ホルモー」では京都、「鹿男あをによし」では奈良、「プリンセス・トヨトミ」では大阪が舞台でしたが、琵琶湖と述べたことからもわかるように、本作は滋賀県が舞台です。
メインの舞台となる石走(いわばしり)こそ架空の町ですが、それ以外は実在の場所ばかり。
しかも日出一族の代表者が会議をするのは、僕自身の出身地のマキノということもあって、俄然嬉しくなりました。
もちろん、そういった事情を抜きにしても、「ありえへ〜ん」と叫びたくなるような荒唐無稽な設定、魅力的なキャラクター、現実世界に時折混ざる神秘やスペクタクルなど、面白さは満載です。
映画の公開も近いということで、ぜひ観に行きたいと思ってます。