紙の本
外から中へ
2017/05/15 09:03
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
従来の会社の内部によるブレーンストーミングから、不特定多数の発想を取り入れたクラウドストーミングが新しかった。
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クラウドソーシングの前段階として、クラウドストーミングを位置付けると、コミュニティ作りとコミュニケーションや情報共有が効率的にできるのではなかろうか。
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◆集団のなかで、発想と発想の連鎖によってアイディアの創造をうながす思考法、ブレインストーミングをおこなう「集団」をインターネットの不特定多数の人びとに開放したらどうなるか。それこそがクラウドストーミングです。そしてそれはすでに実現されてきたといいます。本書は、数々の事例から実際上生じうる問題について検討しながら、クラウドストーミングの可能性を見つめています。
◆クラウドストーミングの大きな特徴は、集団発想法のブレインストーミングの対象となる「集団」を、ネット空間につくることにあります。ネット空間に「集団」をつくるということは、その「集団」の範囲が世界中に広がると同時に、その境界もあいまいになるということだと思います。
◆集団が広がって曖昧になるということは、具体的には組織外部の力を取り入れることができるようになるということを意味します。しかし、そこには数々の問題があります。たとえば、参加者を巻き込む方法(動機づけ)やコミュニティの設計(評価者は運営だけか、専門家か、一般ユーザーも含めるかなど)、必要ならば参加者の選定、コメントやアイディアに対する”適切な”評価、コミュニティの管理、アイディアを採用するにあたって生じる権利問題(アイディアを買い取るのか、借り受けるのか。報酬分配はどうするかなど)、などといった問題です。
◆運営者が新たな発想をクラウドストーミングに求めるなら、上記のような特徴を踏まえて、運営者はクラウドストーミングをうみだす綿密な空間を設計する必要があります。そんなとき本書は、重要な手掛かりを与えてくれる一冊だと思います。
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どういう感じでファシリテーションできるのか。
オンラインファシリテーションって、実現可能なのかしら?
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・レゴのマインドストームを大ヒットに導いたのは、その商品を支持する顧客からなるコミュニティだった。
・クラウドストーミングの本質的な動機はアイデアの創出と評価にあるが、その過程で得られる副産物の価値を見過ごしてはならない。とりわけ、アイデアを見守る人による発見やアイデアに対するフィードバックは、最終的に選ばれたアイデアに匹敵するほど貴重だ。
・自由競争は有益だが、あるところまでくると限界に達する。そのとき拠り所にすべきは強調である。(フランクリン・ルーズベルト)
・P&G Connect&Develop 共創サイト
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ブレストのクラウド版。簡単に言うとそういうことだが、この仕組みをまわすにはコツがありそうだということがわかる本。
アイデア出しのやりかたとして、面白いし可能性を感じる
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ちょっと情報が古いかな?と思いつつ、コミュニティ管理手法や成長のさせ方についての本を探している過程で出会った一冊。
現在とだいぶ状況は変わっているとは思うが、オープンイノベーションや共創、さらにはそれを支える組織変革そのものにもクラウドストーミングの考え方を取り入れることができるヒントはたくさんあった。もっとじっくり読みつつ、自分の関係する現実世界でどう取り入れられるのかを深めたい一冊。
世界や日本の最新状況はウォッチしておきたい。