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女性騎手のお話。
騎手って極端に女性が少ない職業だなぁと改めて思う。
地方競馬がいろいろ厳しい中、珍しい女性騎手だからとマスコミに騒がれ、それに便乗する人もいれば、面白く思わない人もいる。
主人公芦原瑞穂は、そんな地方競馬場での騎手となり、G1を目指す。
馬って優しくて賢いんだなぁ
競馬は賭け事、のイメージが払拭されるような爽やかさと、仕事としての騎手の難しさが描かれている。
反対派から、女性騎手はどうせ結婚出産でやめちまう、というセリフがあったけど、実際どうなんだろう。。。
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ドラマになるということで読んでみました。
競馬をほとんど知らない私でも思ったより面白かったです。
マイナーな女性騎手。それだけでも不利になる世界を競馬学校出たてのド新人の主人公が地方競馬から中央競馬に挑戦していくという典型的と言えばそうなんですが、それでもワクワクして、一冊読み終わってもこれはぜひ続きを読みたいと思いました。
テレビでやっているのは中央競馬のそれもGⅠレースばかりで、厳しい地方競馬の実情はわかりません。美しく華々しいサラブレッドばかりではないだろうことはわかっていても、酷使される現状があるからこそより一層トップクラスに上がってきた馬の素晴らしいこと。見る目が変わる一冊です。
女性騎手ばかりではなく、マイナーな場面での開拓者たる女性の皆さんが人一倍努力されているのだろうと思うと頭が下がります。当たり前の世の中に…はまだまだならないんだろうなぁ。
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それぞれ辛い過去を抱えながらも馬と向き合っていく人の姿や、馬と人が心を通わせて頑張るところに感動しました。
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年末(2021年12月)に平手友梨奈主演でNHK総合で放送されたドラマが意外に面白かったので原作を読む。ドラマは原作にないところを脚色していることが分かったが、ドラマの脚本も良かったし、元の原作もこれで十分いい。こういう話は心の内面までしっかり描ける文章が似合ってる
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「マカン・マラン」シリーズしか読んでいなかったので、競馬の世界の物語もあると知って驚きました。全く知らない世界の話でしたが、細部までこだわった描写や、緑川厩舎の人たちに引き込まれて、一気に読んでしまいました。
作者はもともと馬が好きで、乗馬をされていたとはいえ、競馬の世界は綿密な取材を重ねなければ描けない。競馬という競技の厳しさや、競走馬たちのそれぞれの運命や、処遇にも心が痛みました。物語の要である、馬との交流の様子が、具体的に、詳細にわたって描写されているのが素晴らしかった。
主人公瑞穂をはじめ、登場人物の生き方も、それぞれが鮮やかに浮かんできました。社会に生きる人々、ここでは緑川厩舎の人たちや、鈴田の人たち、一人一人の姿がリアルに描かれています。単純なスポーツ根性ものではありません。人のドラマを描く力は、さすが古内さんでした。世の中の矛盾を抱え、挫折を経験した瑞穂が考えていくこと、学んでいくこと。そして、過去の出来事と、どう向き合っていくか、その姿が描かれます。
NHKのドラマは、人物の一部と、ストーリーがオリジナルになっていて、あれよあれよというまに、後半次々に瑞穂の味方になっていくのがちょっと興醒めでしたが、限られた時間なので仕方ないのでしょう。別物として楽しみました。
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途中でこれ以降は、全勝ですかっとしたラストへ行くんだろうなぁ、と思ったら意外な所で負けてしまうけれど
悔しくて消化不良とかではなく、逆に意表を突かれた新鮮さ、もっと頑張れと応援したくなる感じになるのが良かった。
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地方競馬の経営の苦しさがよく伝わって来ました。
競馬には興味なかったけど、馬自体にはちょっと触れてみたくなりました。続編も読みたいです。
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おもしろい!
後半は涙ポロポロ
競走馬がこんな思いしてるなんて思ってもみなかった
超エリートっていう風にしか思ってなかった
競馬を見る目が変わる
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競馬の世界を初めて知った。
自分の生活の中で無縁な舞台であったので、はじめは楽しめるか不安に思いながら読み始めたが面白く、物語の展開もよかった。
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読後感、爽やかです。競馬の世界で、女性騎手を主人公にして、場末の厩舎から取り巻く一癖二癖ある仲間と次第に一つの目標に向かって進んでいく、成功物語、かな?最後は負けましたが、次につながる敗戦でした。