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山崎豊子著『約束の海』読了。
ただ…残念なのは、続きが読めない事です。
山崎豊子氏のご冥福をお祈りします。
最近自衛隊が身近な存在に感じられる様な
気がします。自衛隊とは?戦争とは?
自衛隊員の内に秘めた闘志が徐々に国民に
浸透していると思います。
主人公の恋愛話も含め続きを自分なりに
考えながら物思いに…時間を過ごしています。
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著者の作品を読むとしばらく後を引くから大変なんだけれども、読まずにおくことは出来ない。しかし、いつものことながら取材力がすばらしく、そこになんともはかないストーリーが加わるのだからたまらない。話の中心である自衛隊は有川浩の自衛隊愛のおかげで以前と比べるとかなり理解されてきてはいるけれども、現憲法をどう読んでも違憲であることには間違いなく、気の毒な状態ではある。第一部で絶筆となったわけだが、誰か続きを引き継いでもらえないだろうか。こんなのを読んでしまうと、「永遠の0」なんてライトノベルに感じてしまう。
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山崎豊子が偉大な作家だということは知っていたが、これまではテレビドラマで楽しんでいた。書店で本作を見た時、衝動買いしたのは正解だった。
前作同様、潜水艦と漁船の衝突事件という実話に基づくものであるが、その中に潜水艦の戦争抑止力、国民と自衛隊の関係性を左右するメディアの役割等が絶妙なタッチで描かれている。恋愛の行く末がきになるところであるが、完成することなく遺作となってしまった。
既にストーリーの構想は練られているとのことであり、遺志を継いだスタッフが完成させて欲しい。
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20140615 潜水艦と漁船を改造した遊覧船との衝突の実話をもとにしている。まだまだ色んな広がりが期待できただけに2部、3部を発刊できずにおなくなりになったのはとても残念です。
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自衛隊の存在意義を一人の自衛官の苦悩を通して描く作品。
今現在の日本に生きる人間として、考えねばならぬテーマのひとつであり、山崎豊子氏が書かねばならぬと取り組んだテーマ。
残念ながら氏の絶筆となってしまい、登場人物たちが、また作家がどのような答えを出すのかを読む機会は永遠に失われてしまった。
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未完のまま山崎豊子さんの遺作となってしまった本作。
前半は潜水艦に関わる難解な用語などが続くが、すぐに主人公に惹き込まれていき、夢中になった。
第二部以降が読めないのが、残念でたまらないが、「その後」と題された第二部、第三部構想を読んで、山崎豊子さんの作品に対する真摯さと、平和に対する強い想いを改めて感じることができ、この作品に出会えて本当に良かったと思った。
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まさしく未完の大作。本当に続きが読めないのが残念。日本人として考えなければならないことを思い知らされる。
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今をどう生きるか、を考えさせてくれます。
著者が亡くならなければ、二巻、三巻までの大作になったであろうことが最後に記されています。
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この一冊で完結…
な訳ないですよね(´`:)
本当に、未完でお亡くなりになられたことが、悔やまれます。
最後まで読みたかった…
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第一部・完。
これからというところで・・・
残念でたまりません。
続きは読めないのです。
第二部第三部の大まかな構想を、山崎プロジェクト編集室の方々が書いてくださっていて読むことができます。
父の戦争の追体験をしたことで朔太郎がどう変わるかも見たかったし、頼子との未来も見たかった。
愛ある別れ、のほうだったかもしれないなあなどと思いながら。
その構想での第二部でのラストシーンと思われる箇所に出てきた三机の海は、偶然にも、わたしはこの夏訪れたばかりです。
そのとき父から「真珠湾攻撃の演習に使ったのだ」と聞いたのでした。
のどかで穏やかだった海。
目をつぶれば、朔太郎父子の会話にふさわしい景色を思い出せます。
そして決意を新たにした朔太郎のその後、第三部と続いたはずですが、もう読むことはできません。
一番無念だったのは山崎豊子さんご本人ですね。
どの作品も大好きです。
ご冥福をお祈りします。
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覚悟はしていたつもりだったけれど、この続きをけして読むことができないこと、をあらためて実感させられた。おそらく全5巻にはなっただろう大作は、その初巻を読むことができただけでも、我々読者は喜ばなければならないのだろうけれど。作品の後記「約束の海 その後」のプロジェクト編集室の解説と、準備されていた2部、3部についての構想概略を読めば、作品への未練は募るばかり。日本は、かけがえのない偉大な作家を失った。
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山崎豊子の遺作~花巻朔太郎・二尉は28歳の潜水艦乗りだ。ハンモックナンバーは13。海上自衛隊の潜水艦・くにしおの船務長を務めているが,交響楽団のフルート奏者と知り合い,招待されて演奏を聴き,頼子の姿が脳裏から離れない。来年の展示訓練には是非来てくれと云うのが精一杯だ。1989年夏,展示訓練後の浦賀水道で48名が乗った遊漁船と衝突し,遭難者を救うのも儘ならず,30名が船室に閉じこめられて,死亡した。マスコミは事故原因究明よりも,税金無駄遣いの自衛隊悪者説に終始する。海難審判が行われる中,乗組員が艦を離れていき,被害者宅が謝罪を受け入れてくれると,朔太郎は自衛隊を去るべきではないかと気持ちが傾いていく。元帝国海軍少尉の父は何も語らないが,上官は同期で唯一昇任から外れた朔太郎に,ハワイで米海軍原子力潜水艦に乗る研修を勧めてきた~ 「白い巨塔」も「不毛地帯」も「沈まぬ太陽」も5冊もの。生きていれば書いていたのだろうが,気持ちはあったんでしょう。主人公は1961年生まれねぇ・・・
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最後まで読めないのが悔やまれる。
これからストーリーの核となる部分にはいるだけに残念でならない。
特に花巻父のエピソードはきちんとした形で読みたかった。
山崎豊子氏のご冥福をお祈りいたします。
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弱い気持ちでいれば、弱い存在になってしまう
二部、三部とこれから壮大に展開していくところでの急逝。
限りある命の中で自分にできることはなんなのか。
山崎豊子は小説を超えた人生の道標を示してくれた。
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なだしお事故が起きたとき、自衛隊に失望したのを思い出しました。でも今は頑張ってくれって思ってるから裏切らないでね。