紙の本
流れるヘルパー
2021/04/28 15:28
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
身ひとつで生き抜く、投げやりなサワに魅力を感じてしまいます。多くの人が孤独を抱える今、ひと晩くらいなら彼女に添い寝してほしいのではないでしょうか。
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介護ヘルパーとして働く山岸サワは派遣先の家族から一晩泊まってほしいと頼まれるが、その日、事件が起きサワは仕事も住まいも失ってしまう。
無一文となったサワは途中で出会った訳あり老人たちのところに押しかけヘルパーとして暮らしていく。
映画「0.5ミリ」の原作小説。
映画化にあたって結構変えてるんだなぁ。
泣いたシーンも映画版と違ったりした。
映画との違いで気づいたは、
・序盤にサワちゃんの過去が明かされる
・サワちゃんの職場の描写がある
・茂とのエピソードにもう一人登場人物がいる
・先生からサワちゃんへのメッセージの媒体
・マコトがしゃべる
・健の家が海の家じゃない
などなど。
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いわゆる幸薄い人生のサワ。そんな人生を斜めに見ながらも実は自分の軸はぶれていない。その生き様がかっこいい。老いていく恐怖がわかってしまった私のような年代には読んでいて辛い現実を突きつけられた感もあるが、サワちゃんのようなちょっとの寄り添いがあれば人はまだまだ伸びしろあるんじゃないかと希望も持てる。作品の中で二度びっくりな展開があります。ここがこの作品のかなりのキモです。
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サワが、人でなしのようなことをして、例えば老人の弱味につけこみ生活を侵食していくような(初動としてはそうなんだけど)、生き抜いていくのかと思いきや、誰よりも老人たちに寄り添い(寄り添ってるなんて、サワは、自覚もないかもしれないけど)蝕むのではなく溶け込んで生きていく様が、優しくて、あぁ優しいってこういうことなのかなって思った。
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同じ人が作ったのだから当然だけど映画の世界観のままで、映画では見えなかった部分も見えたりとまあよかった。映画の中で大好きなコートのシーンは少し違ってた
。サワの頭の中はあまり描かれていなかった。
鯨の葬儀もよかった。
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元介護ヘルパーのサワが窮地に陥った先で誰と出会いどういう関係を築くのかとっても興味深い。そして、物語の中でのマコトとの再会は衝撃。
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2018.2.08
とりとめなく話が転がって、?な所に収まる。
しかも突然に。
ただ収まるまでが心地良いし面白いしよかった。
ずーっと読んでられそうなユルくてあったかくて冷たい世界。