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紙の本
言語哲学からの死の解明への試論
2018/05/13 16:05
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投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソシュール研究や数々の言語哲学研究の日本人研究者代表の丸山先生が、言語哲学的視点から死について考察した珍しい書籍。評者は『ホモ・モルタリス』を読了したが、特に印象的なのは、死の恐怖への考察である。本書では、従来の見解から3つの死の恐怖を挙げ、さらに4つ目として言語を持つ人間ゆえに生じる「不条理としての恐怖」を独自の視点から提唱している。死の本質については、哲学上でも難題ではあり本書でも謎に近いままであるが、死の恐怖に関しては大きな貢献をした書籍であると位置づけることができる。死の構造的な話に最終的には続いていくが、この考察には賛否が分かれるだろう。
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