紙の本
おじさんがおじさんを紹介する本
2015/10/05 15:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
はい、読後感はタイトルみたいな感じです。最後の方に永江さんは「まじめな人はこわい」としています。
父性的な「切る」「正義」は間違っていることもあり、かといって兄は近すぎる。ネットはソース出せとか言いますし、父性的なクラスタは多いわけで、そこに酒場程度の悪口や冗談は軽んじられます。
おじさんって言ってもいろんなタイプのおじさんがいるんですが、たまに父母の価値観を壊したりします。
ちょうど、ネットの付き合いがこんな距離間だと「ちょうどいい」のかもしれませんね。
いろんなおじさんが紹介されているので、あなたが読んでみて「オレはこういうおじさんに近いな」とかはあると思います。肩肘張らずに読める「哲学」本だと思います。
紙の本
おじさん
2019/04/26 23:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おじさんによる、おじさんのための哲学でしょうか。人生、いろんなところでおじさんに助けられたよなあ……としみじみ思ってしまう一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
親でもない、兄弟でも姉妹でもない
むろん 他人でもない
なんとも微妙な存在としての「おじさん」が
「人」が育っていくには
ものすごく 重要なキーパーソンとして要るぞ!
ということは
いろんなところで 言われているし
また 私自身も そう感じることは多い
自分にとってすてきな「作者」も
そういう「おじさん」的存在である
まさに その通り!
と 思いながら
うんうん を 何回も重ねながら読んでいました
投稿元:
レビューを見る
親父以上兄貴未満、叔父さん。わたしはまさにこの人のおかげで今がある位、とても大事な存在。たしかに、叔父さん的な人がいると若い人は生きやすいと思う。ということで父の日の叔父へのプレゼントに。
投稿元:
レビューを見る
日本のおじさん(叔父さん)とよべるみなさんを紹介。
内田樹とかちゃんと読んでみようかとおもいます。
投稿元:
レビューを見る
今の時代にこそ必要な(?)愛されるべき「おじさん力」を提唱。世の中の常識には警鐘を、悩める若者には役に立つんだかどうだかわからないアドバイスで、逆に混乱させる。叔父さん的ポジショニングされている人達のなかには谷川俊太郎も(おじいさん??)。軽快な文章で思わずニヤリとしてしまうところも○
投稿元:
レビューを見る
いろいろな叔父さんが出てきます。
ただの叔父さんてはない、強烈な叔父さんたちです。
タイトルから、おじさんの生態でも描かれているのかと思いましたが、まったく違います。
投稿元:
レビューを見る
本書でテーマとする「おじさん」は、「オジサン」ではなく、「叔父さん(父母の弟)」である。「親父未満、兄貴以上」の「叔父さん」は、権威的な「親父」とも、感性は鋭いが慌て者の「兄貴」とも異なる存在として、今の時代に特に必要なのだと言う。
取り上げられている「おじさん」は、『街場』シリーズの内田樹、『さようなら、ギャングたち』の高橋源一郎、「男東大どこへ行く」の橋本治、「戦後思想の巨人」吉本隆明、「吉本隆明の論敵」花田清輝、文化人類学者・山口昌男、『ダンディズム』の生田耕作、哲学者・鷲田清一、「千夜千冊」の松岡正剛、数学者・森毅、「ニューアカの旗手」四方田犬彦と師匠の由良君美、兄貴たちの宮台真司と大塚英志、『植草甚一スクラップブック』の植草甚一、『マルサの女』の伊丹十三、エッセイスト・山口瞳、『POPEYE』と『BRUTUS』の仕掛人・松山猛、直木賞作家・田中小実昌、『スローなブギにしてくれ』の片岡義男、『広告批評』の天野祐吉、詩人・谷川俊太郎、『何でも見てやろう』の小田実、哲学者・鶴見俊輔である。
其々の作品や関係する人々も多数登場し、本好きにとって興味深い内容であると同時に、世のおじさん達にとってモデルにしたい思考&ライフスタイルが溢れた一冊でもある。
(2014年7月了)
投稿元:
レビューを見る
「僕」から「私」に変わった時点が「おじさん」になった時かもしれないと読んでいてふと思う。歳を重ねると、「間違ってもいいじゃないか」「凡そ合っていればいいじゃないか」「合っていなくても面白ければいいじゃないか」「正しくてつまらないよりは間違って面白ければいいじゃないか」という考え方(自己中心主義・いい加減)に共感したくなるのかもしれない。