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投稿者:nine - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは衝撃の作品としかいえない。いろんな意味で衝撃を受けました。他人には薦めにくいけど好きな作品です。
紙の本
結局なにもなかった?
2015/08/25 14:08
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投稿者:mmattsu - この投稿者のレビュー一覧を見る
香港では誰が悪かったのか?何のために妻を香港で死なせたのか?悪かったのは子供ってことか?
紙の本
義兄弟のこれからの関係を示唆するエピソード?
2018/09/20 04:02
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロスに戻ってからのボッシュを襲う最大の危機(香港警察)に対しても、ボッシュはなんとミッキー・ハラー(弁護士)を起用する!
弱みは見せない男、借りは作らない男がミッキーに電話! ある種のエポックメイキング!(ハリーとミッキーは異母兄弟なのです。そしてミッキーが本妻の子)
なんだかんだありつつも、ボッシュはミッキー・ハラーを信頼しているのか・・・とわかるエピソードには感無量です。
しかしそれだけでは終わらない。ハリーは「もう現場の刑事は無理だ」と過去の事件で撃たれたことにおびえ、一人で現場に出たがらない、オフィスで書類仕事をしていたいある刑事に引導を渡す。それはハリーが考える<刑事という生き方>にそぐっていないから。そうではない考えもあるだろうが、ハリーは事件解決のためになんでもする男で、自分の身の危険をかえりみたことはない。
事件そのものは突き詰めれば地味なのですが・・・これが<ハリー・ボッシュという生き方>。
だけどそれと<父親という生き方>はうまく並走できるのだろうか。
この先、それが心配です。
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投稿者:サム - この投稿者のレビュー一覧を見る
スリルとサスペンス。意外な結末。コナリーの傑作のひとつと思う。
次の翻訳版出版が待ち遠しい。
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ハリウッド映画化狙い?
主人公のスーパーマン化、シリーズ登場人物の使い捨て感にイマひとつ乗り切れず。
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結局下巻も一気読み。
それほど面白いけれど、ハリー・ボッシュシリーズってこうだったっけ。
馴染みのキャラクターを惜しげもなく使ってくれるよな、というのが感想。
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ヒエロニムス・ボッシュ、通称ハリー・ボッシュの警察小説シリーズは、常にボッシュの内面と行動とを交互に描きつつ、そのたぐいまれなる刑事ボッシュの行動の原理・理由・動機・目的・性格などをおろそかにはせず丹念にいくつもの事件という表現を使いつつ描き続けているシリーズである。
一作一作に外れがない、それぞれに常にツイストの利いた作品でありながら、長いスパンで見るとボッシュという苦難に満ちた道を辿る人生の孤独な魂と、その内に蹲る愛や友情の物語でもあり続けた。
そのボッシュにあるとき娘がいるとわかる。しかもその娘が香港に別れた妻と一緒に生活していることを知ったのは、『暗く聖なる夜』の作中である。その娘が脅迫の種に使われ、ボッシュが公人としての刑事ではなく、私人としての父親というスタンスを優先し、休暇を取ってまで香港の娘を救いにゆく、何ともストレートで手に汗握るサスペンスな作品が、本書である。
最近になって、じっくり事件と向き合い、自分と見つめ合うことの多いボッシュが、すべての音に耳を塞ぎ、目をつぶり、ただただ馬鹿になって娘の居場所を求めて疾走する物語は、むしろこのシリーズではとても珍しい。損得抜きのストレートな娘への愛情がこの小説を通常のボッシュ・シリーズとは異なる次元へ連れゆくために、行動の過激さに面食らうシーンも多いが、それでもこういう事態にボッシュならこう動くだろうなという想像の線上にストーリーが進んでいることも間違いない。
常日頃、ボッシュという人間をいかに作者が丹念に描いてきたかを、こういう切羽詰った時空に動き回るボッシュの活劇の連続を見つめつつ、何となく思い知らされるこれは新たな体験であるとも言える。
本書では『エンジェズ・フライト』の一場面で遭遇する中国店店主の殺人に幕を開けるのだが、他のシリーズ作品とも交錯しながら、ボッシュシリーズは過去作品までを新しい作品世界に接続して、一大コナリー・ワールドとして容赦ないLAの街を、アメリカを、アジアを、世界を描いてゆく。
きめ細かい人物描写がいつも常に無駄に使われず、それぞれのドラマとして次々と発表される作品で展開し、生かされてゆく。本書では重要なキャラクターたちとボッシュとの、邂逅と離別が運命づけられており、シリーズのある種のクライマックスともなりそうだ。アクションの多さとタイムリミット作品であることから、娯楽色が少し強すぎるように思われるが、この転換点を受けての次回以降作品にどのような影が落とされ、どのような光が点されるものなのか、じっくり期待してゆきたいところである。
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シリーズ14作目にして、ボッシュが海を越える。ハードボイルドというよりは、丸っきりエンタメ。
衝撃度から見ると本作品はかなりのものであるが、全体的に見ると星みっつの評価は大甘な気もする。あらすじからもわかるように、今回は父親としてのボッシュの物語。作者は、そんな彼の脆さを表現したようだが、正直ボッシュに家族としてのドラマは期待していないし、あまり読みたいとも思わない。型破りな孤高の一匹狼でいてほしいし、もっと深みのある人間ドラマと、手強い事件にハマりたいのだ。
“父親ボッシュ”がテーマなので、事件のクオリティーはよろしくない。偶然が重なり、無茶な方向に伸びていき、そして中途半端にまとまってしまう。シリーズを通して見たときの、本作品の位置付けが不明。確かに、ボッシュの人生は大きく変動することになるが、無理に十字架を背負わせてるだけで、却って今後が小さくまとまっていきはしないだろうか。水増し感のある展開や、ミッキー・ハラーのカメオ出演といい、ボッシュシリーズとしての味が徐々に薄くなっていってる気がする。
彼女への感謝で、プラス☆ひとつ。 今後の展開に期待しよう。それしかないもんね。ちなみに、次回、次々回とミッキー・ハラーが続くそうな。
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初ボッシュ作品がこれだったのはどうなのか。エンタメとして上巻は面白かったけど、下巻の話のまとめ方はちょっとどうなのよ?って、主人公に重荷を担がせるためだけに起きた事件が、ある意味ご都合主義というか、作者の目論見が強く出過ぎな感あり。
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香港でボッシュ刑事大暴れの巻。
ネオハードボイルドだとか思うから不満に感じるわけで、全米ベストセラーのエンタメ小説だと思えば、台詞過多はリーダビリティの高さに、ご都合主義と超展開はプロットの疾走感に早変わり。
いや、確かに面白い。
でも、ボッシュ刑事モノだと思うと、ちょっとなぁ、と擦れっ枯らしの読者としては贅沢言いたくなるもんです。
あと、(自粛)に(自粛)扱いされた挙句、(自粛)の途中で(自粛)されてしまう(自粛)はあまりにも不憫。まるっきり無駄(自粛)じゃないか。
とはいえ、あまりにも多くのものを背負い込むことになってしまったボッシュの今後が気になるので、シリーズ最後までお付き合いしますか。
原書を基本に、途中で出た訳書で追っかけながら読みました。
英文はかなり平易。ただ、本書のボッシュの人物造形には違和感あり。こんな(自粛)な人だったっけ?
本作のプロットのせいもあるのだろうけれども、僕が抱いていたボッシュのキャラクターは、やはり古沢嘉通さんの訳業の賜物なのでしょう。
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14作目(だと思う)のボッシュシリーズ。前作「死角」があっさりした中篇だったので、ついに息切れか?とちらっと思っていたのだが、いやいや参りました。息もつかせぬ、とはこのことだ。アクションとサスペンスに満ちていて、おまけにボッシュにふりかかる出来事の悲痛さといったらもう言葉もない。シリーズ初期の迫力をここまで維持しているのが驚異的だ。
どういう「サスペンス」なのかはまったく知らずに読む方が絶対面白いと思う。そういう意味で、裏表紙で重要な展開をあらかじめ明かしちゃうのはやめてほしい。
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勢いよく読めて面白い。が、衝撃のラスト。
主人公が動いたことがすべて思い込みで、勝手に事件を作り出し、元奥さんは死に、って・・・。
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いつも以上にアクションシーンが多く、手に汗を握る展開で、過去の作品のエピソードや人物を登場させる等ニヤリとする場面もあるが、肝心のストーリーが取って付けたような感じで、残念ながら深みが感じられない。シリーズ上の重要人物に起こる悲劇も呆気なさすぎると言わざるを得ず、まるでテレビドラマの24を多分に意識しているかのような作品。それでも読み手を飽きさせない筆力は、他の多くの凡庸な作家と一線を画してはいるが。
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ハリー•ボッシュシリーズ。飲食店経営の中国人が殺され、香港犯罪組織の男を容疑者として逮捕するが、同時に香港在住の娘が誘拐され、救出に向かうという話。勝手に主人公が殺人事件と誘拐が繋がっていると思いこむところとか、協力してくれる人に対して信用しない加減とか、あまりいい印象ではない作品だった。マイクル•コナリーは久しぶりに最近二冊読んだがやっぱり好みではないかな。
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ハリー・ボッシュのシリーズ14作目、後半。
アクションシーンが多く、エンタメ要素が多い作品のようだったけど、思わぬ展開に驚愕‥
ハリー・ボッシュの新たな面を描きたくなったのか?
娼婦の子に生まれ、父には捨てられ、母からも引き離された育ち。
ベトナム戦争での暗い経験。
一徹な性格がもたらす警察内部での軋轢。
といったものを抱えつつ、刑事の感は鋭く、根っからの猟犬で、信頼できる腕前。
女性にはモテモテだけど、家庭のイメージがないせいか、仕事の虫のせいか?長くは続かない。
というボッシュでしたが‥
次は、意外な重荷を背負っての再出発になりそうです。
ある意味での若返りなのか‥?
ボッシュ大丈夫なのかとちょっと心配になっちゃうわ。
13歳の娘がいる割には年いってますよね~定年でも働き続けそうだけど。
常に水準をいっているミステリで、ボッシュの人間的な成長や他の作品とのスピンオフ的な絡みもあり、興味は尽きませんね。
この作品から読むのはオススメしません。
長年の読者としては、いずれ出る作品も読むのは確かです☆