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紙の本
今回は余り死人の数も多くなく、巨悪に辿り着くような凶悪犯罪ではないが、なかなか凝った作りで推理の楽しみは十分でした。
2016/12/11 00:10
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は余り死人の数も多くなく、巨悪に辿り着くような凶悪犯罪ではないが、なかなか凝った作りで推理の楽しみは十分でした。一膳飯屋「塩梅屋」の隣家の「煮物屋」の娘・桃代が悪人・慎吉に良いように利用され、慎吉の両親の下手人の濡れ衣を着せられた上、自殺に見せ掛けられて殺されてしまうのはかなり可哀想過ぎたけど、まあこれまでの凶悪事件に較べたら事件としては小粒なほうでした。
特記事項としては、南町奉行所所属の亀吉親分の飼い犬である「シロ」が登場してくる。この犬、亀吉親分の美食趣味を受け継ぎ、酒や食べ物の味をしっかりと評価するのだから凄い。本作の中でも、その嗅覚と味覚(美食趣味)とによって事件の重要な証拠を次々と見つけ出して教えてくれるのである。さて、亀吉親分は悪人・慎吉に殺されてしまうが、シロは南町奉行所筆頭与力・伊沢蔵之進に飼われることになる。料理侍・武藤がいなくなってちょっと寂しくなった穴埋めに、シロの活躍に期待したいところである。
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