紙の本
神奈川について幅広い知識を得られる良書
2019/12/21 20:37
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投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々学べていい本でした。内容も地理から歴史、名所、食に関してや、鉄道・道路など六面八臂に亘って丁寧に解説されてあり、見識が深まりました。
単身赴任で横浜市に住んでいるので、少しは住んでいる地域を知ろうと、楽しみながら読了出来て良かったです。
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神奈川県民にもあまり知られていないご当地ネタの数々。
ランドマークタワーは、以前は造船所だったという話は、ドックヤードガーデンも残されており、解説板もあるため、そこそこ認知されているかと思いますが、今の高層ビルを見るとたしかに予想もつかない話です。
ホテル・ニューグランドは、スパゲティ・ナポリタンだけでなく、シュリンプドリアも生み出したとのこと。ドリアといえばエビが定番ですが、元々のドリアには入っていないのでしょうか。
厚木基地も厚木駅も厚木にない話。これは厚木の人が自虐ネタにしていることですが、逆に基地や駅のある綾瀬、大和、海老名の人達もネタにしている気がします。
「箱根八里」という言葉がありますが、これは東海道五十三次の九番目の小田原宿から十番目の箱根宿を経て十一番目の三島宿までの距離を指すのだそう。
つまり宿は約四里ごとに置かれているというわけですね。
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」というフレーズがありますが、これは
「小田原から箱根の山越えをして三島までなら馬で行けるけれど、大井川は馬では渡れない」という意味。確かにその通りです。
逗子という言葉は珍しく(「ずし」といったら「玉虫厨子」しか連想できないけれど、字が違う)と思っていましたが、逗子市内の延命寺は空海が地蔵尊を安置する厨子を建立したお寺で、それが逗子の由来となっているそう。
やはり厨子からきた地名だと分かりました。
馴染の土地についての再発見ができるため、地域の雑学書は楽しみながら気軽に読めていいですね。
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久しぶりに雑学本を読んだ。小さい頃、こういった雑学本をよく読んだことを思い出した。
土地をよく知る手段の一つだと再認識した。