とんでもないヤツらがいたものだ
2015/08/24 00:45
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投稿者:ところ点 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中川右介氏の本は、複雑な時代状況や人間関係を解きほぐして、大変わかりやすく、一気に読める。権力が人を自己中に変えるのか、そういうヤツが権力を得てしまうのか、翻弄される国民はたまったものではないのがよく分かる。時折、現代の会社の組織にたとえて述べているところなども面白い。個人的には、文化大革命あたりの蛮行をもう少し詳述して欲しかった。
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
スターリン、ヒトラー、毛沢東という世界史上まれなほどの三大悪人の本。
平易で大変読みやすかった。
しかし、「この時ヒトラーはこのようにしたが、スターリンならきっとこのようにしただろうし、毛沢東ならこうしただろう」というような,【if】を加えると、三悪人を一冊の本に並べた効果が出てくると思う。
三人の話の中では、ヒトラーが第一次大戦後の世界で最も進歩的と言われたワイマール共和国において、どのように【合法的に】政権を取ったか という話が一番面白かった。今の日本において、スターリンや毛沢東が再現する可能性は低いが、ヒトラーがまた現れる可能性はあると思う。
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スターリン、ヒトラー、毛沢東はどうやって国のトップにのし上がったのか。3人の人生を並行させて、出世という切り口で論じたところが非常に面白かったです。
若い時は凡人扱いだったのに、策略や粛清を重ね、どうやって権力を集中させたのか。
思想をもたない、
敵の敵は味方
オールorナッシング
逃げる時はすばやく
常に多数派につく
ライバルになりそうな人材は容赦無く粛清
など、それぞれの特徴がありました。
悪い人を見抜くためのビジネス書としても、歴史本としても、文学としても楽しめる本です。
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【仕事】悪の出世学/中川右介/20141123(89/263)
◆きっかけ
・日経広告。タイトルに惹かれた。
◆感想
・中国出張前に、かの国がどのような経緯にでどのような中心人物によって成り立ったかを把握する上ではとても参考になった。すなわち、建国に至る経緯もかなり複雑で、共産党は国民党に勝利したが、その当時は共産党の一党独裁や社会主義等は何も決まっておらず、民主主義を目指し、社会主義は遠い将来としていたはずなのに、毛沢東が急にソ連のやり方をまねて社会主義を始めるなどかなり無理があるのだなと感じた。彼の3人目の妻の江青も問題。彼の大躍進政策の大失敗で国民は飢饉になるなど、日本との戦争、内戦が終わり、ようやく統一国家ができて、地主から解放され、農民と労働者の国家になったはずが、飢饉、そして粛清等続いた。歴史は繰り返すのなら、かの国が自壊するのも必然かもしれない。
・今回は毛沢東のみ読了。露出張前にはスターリン部分を読みたい。
◆引用
・なし
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評判以上に面白くはなかった。もう少し世界史の知識があれば違ったのだろうけれど、大学受験が日本史だった僕にはサブキャラの名前を把握するだけで終わってしまった。
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ヒトラー、スターリン、毛沢東の3人の、恐るべき仕事術、処世術、そして組織運営術。D・カーネギーの「人を動かす」が正のエネルギーによる交際術だとすると、こちらは悪魔の交際術で、まったくおススメできない。「殺人、拷問、盗聴等、上司の汚れ仕事を引き受けて弱みを握り、言いなりにする。」「大きなイメージ作りは小さな改ざんから」「主義主張はもたない。常に勝ち馬に乗る」「最高権力を握ったら不満を表面化させ改善すると見せかけて粛正する」など。いけないやり方と知りつつ、やってしまうこともあるかも知れない・・・。
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出世のためのTips本としては、結局粛清しまくるため全く参考にならないけど、ぼんやりとしか知らなかったヒトラーやスターリン、毛沢東についての権力を握るまでの歴史的な流れはわかりやすくまとまっていて勉強になった。
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私には面白かったーっ!!
三人の独裁者、どのようなひとなのかあんまり知らなかったのもあるかもだけど、筆者は歴史学専門ではなさそうなのに、三人とも詳しく書いてあります。
ただし、独裁者としてのトップまでは書いてあって、その後のヒトラーの自殺までのところはなかったから、そこもあると更によかったのかな。
私には分かりやすかったです。世界史面白いなと思えました^^
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新聞広告で気になったので図書館で借りた。スターリン、ヒットラー、毛沢東の3人それぞれの立志伝というか、処世術というか。歴史を辿った内容で面白かった。タイトルはビジネス本チックだが歴史本として面白い。だいたいすぐ粛清するわけだから何の参考にもならん。
以下メモ。
⚫︎敵の敵は味方。これは世界共通。
⚫︎組織において決定権者が複数いる場合、その中での最小ユニットの過半数を、とることが全体の決定を左右する。
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スターリン・ヒトラー・毛沢東の権力掌握術と使い方についての本
三者三様だけど、共通しているのは他人を信用しないということ
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ヒトラー、スターリン、毛沢東。彼らは国家を率いて大虐殺を行った。現代史における世界極悪人列伝の中には必ず入るだろう。しかし、忘れちゃいけないのは、彼らが名もなき庶民から一代で国家のトップに成り上がったこと。本書は彼らが大出世を果たしたという1点のみにスポットを当て、彼らの生き様から世渡りのテクニックを学ぼうとする。
だから、本のジャンルとしては自己啓発本、ビジネス本なのだが、読んでみると初心者向けの歴史書としておもしろい。3人が悪人になる前のエピソードは意外と知られていないからだ。そして、それぞれの成り上がり術はみごとな非道ぶり。
まず、自分の忠実な腹心を作り、そいつに自分の気に食わない奴らを殺させる。その腹心がやり過ぎて評判が落ちれば、新たな腹心を作り、元腹心を含めて気に食わない奴らを殺らせる。その繰り返し。自らの手を汚さず、評判を落とさず。これぞ「悪の出世学」だ。
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ヒトラー、スターリン、毛沢東。これら三人についてはある程度は出自やらどういう経歴の人物やら知ってはいたもののどういうふうに出世したのかという切り口には今まで触れたことがなかった。なんというかふてぶてしいとしかいいようのない出世の仕方。普通はこんなことしたら嫌われて失脚しそうな感じがする。だが、彼らはそういう風に生きてきて実際独裁者として君臨したのだから怖い。所詮組織というのは人柄や正義といったものでに左右されるのではなく、消去法や運のいい人間の手によって運営されているというのにも気がつかされた。
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タイトルを見て、買ってしまった。出世というキーワードで、3人に纏わる政治史を追っていく内容で、時にビジネス本のようなまとめ項目を設けている。ドイツ、ソ連、中国の近代史自体がそこまでなじんでいなかったが、平易で読みやすかった。
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○音楽に関する作品の多い中川氏の著作。
○スターリン、ヒトラー、毛沢東の人生・経歴をなぞりながら、いかにしてのし上がっていったのかを解説したモノ。
○わりと簡潔にまとまっているものの、新鮮味に乏しく、全体として何が言いたいのかが不明瞭で、中途半端な印象を受けた。
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スターリン、ヒトラー、毛沢東が以下に出世して権力を掌握していったかって話。一応要所要所で彼らが権力を握ったポイントみたいなのをまとめてるけど、そういった出世ノウハウとかってよりは、彼らがだいぶ有名になる前にどんなだったかってのがまとまってて歴史の勉強になった。